EVA CHANGING
じゅうななわ
レイちゃん、かていきょうし
夏休み、暑すぎる。レイは午前中の涼しい時間に宿題をやり、気温が上昇する午後は夏の避難場所に避難する。その避難場所は。
「シンちゃん、あそぼ〜」
それはシンジと遊ぶ事である。
「いらっしゃい」
シンジは玄関を開けるとレイは避難できた喜びに満面の笑顔を作る。
「さあ、あがって」
「おっじゃましま〜す」
室内全体によく効いたク〜ラ〜今まで歩いてきたときの汗が、気持ちよいほど引っ込む。
「アスカ!宿題やった?」
リビングで寝転がって雑誌を見ているアスカに元気よく挨拶、ペンペンは冷蔵庫のようである。
「別にやらなくてもいいのよ」
「31日にまとめてするんだ。そして日記もいっぺんにつけて、天気予報はわからなくて怒られるんだね」
「私は小学生か?」
レイのボケにアスカのツッコミ、だんだん息が合ってきた。
「シンちゃんは宿題やった?」
「まだ手をつけてないんだよ」
シンジは8月に入っても宿題をまだやってはいなかった。レイは真面目だからやっていると思い少し驚いた。
「え〜?まだなの」
「うん」
シンジとてやりたいのだが家事一切をしているので、朝は食事や洗濯や掃除、昼は食事やアスカやレイが遊びに来るので対応、夜は食事や泥酔するミサトの世話で疲れてしまう。
「じゃあ今からやろうよ」
「今から?」
「うん、わからなかったら教えてあげるね」
こうしてシンジは宿題をやることになった。
「数学をから」
「うん」
シンジは数学の問題を解き始めた。隣ではその様子をレイは見ており、色々とアドバイスをおくる。アスカは寝転がって雑誌を読みふけっていた。
ぺたぺた
「ここはこうだよ」
「うん」
ぺたぺた
「これを代入するの」
「う、うん」
ぺたぺた
「あ、あの〜綾波・・・」
「何シンちゃん?」
ぺたぺた
「どうしてくっついてくるの?」
初めは少し離れていたレイだが、アドバイスをするごとに数センチづづ近づいてきて最終的には密着した形になっていた。シンジも妙に気になっていた。
「だってそうしないと、教えられないでしょ」^O^
ドカッ!
アスカが言葉を聞いてレイに雑誌を投げつける。
「うきゅきゅきゅ・・・痛いよ〜アスカ」
「何が教えられないよ。油断も隙もあったもんじゃないわ」
「こうやって、心を通わせて教えるの。最高の勉強法なの」
ぺたぺた
「綾波〜」
「離れろ〜!」
アスカの怒号が飛ぶ、レイはその迫力に圧倒されてしまった。
「もうアスカはワガママなんだから」
レイはシンジから離れるとまた教えだした。が時間が立てば、またくっつきアスカの怒号が飛んだ。それの繰り返し。
「ふ〜やっと終わった」
「よかったねシンちゃん」
「うん、ありがとう綾波」
シンジは満面の笑みを浮かべる。レイはそれに顔が赤くなった。
「私でよかったらいつでも教えてあげるね」(*^^*)
「それじゃあ今度もお願いしようかな」
(お願い、シンちゃんにお願いされちゃった・・・キャ〜〜!嬉しい!今度、今度だってキャ〜〜)
レイはシンジの言葉が頭でまわり、三つ指をして深深と礼をする。
「ふつつかものですが、よろしくお願いします」
「へ?」
イキナリでシンジはアッケに取られた。だがアスカは違った。
「何アンタはしてんのよ?」
「何ってプロポ〜ズの返事」
ボクッ!
アスカの脳天チョップが炸裂。
「勘違いするんじゃないの!勉強でしょ!シンジは勉強のお願いをしたのよ」
「そっそうだったの、残念」
レイは肩をガックリおとし、残念がった。
「綾波、勉強を教えてね」
「うん!プロポ〜ズもしてね」
ボカッ!
「レイ、何ほざいていんのよ」
「うきゅきゅ〜〜」
「は、ははは・・」
「プロポ〜ズじゃないのね、残念」
「どうして勉強からイキナリプロポ〜ズになるのよ」
「だってシンちゃん優しいし、そういうのもアリかなって」
「はあ〜・・・呆れるわ」
「でも私とシンちゃんが一緒になったら、アスカが小姑。そして何かにつけては私をイヂメルの、障子の縁に指をなぞってほこりを見せて、このダメ嫁と言って可愛い私をイヂメルのよ」
「どうした私が小姑なのよ!大体アンタがシンジと結婚できるわけないでしょ」
「どうして?」
「それは私とシ・・・・・なんでもないわよ」
「シンちゃんと一緒になろうと思っているのね。でも残念でした、アスカはなれないよ」
「は?どうしてよ」
「ここは私とシンちゃんの愛の連載だもん。本編でいったら相田君クラスかな」
「なっ私がメガネと一緒ですって!」
「うん」
「嬉しそうに言うんじゃないの。これは改善の余地があるわね、どうしよう?」
「なんなら私のコネで後書きをアスカに貸してもいいよ」
「な、私がレイのコネで冗談じゃないわよ」
「でも決めたんだも〜ん。ポチィっと」
「何すんのよ・・・・・はうううう」
アスカちゃん
第1話
夏、暑い寝汗が気持ち悪いアスカちゃん。
鼻歌まじりでお風呂に入ろうと脱衣所に行きました。
「ふんふんふん♪」
パジャマかわりのタンクトップを、短パンを脱ぎました。
「ふんふんふん♪」
ゴソゴサ
「!きゃあああああ」
アスカちゃんが目にしたものはごきぶり。
「どうしたのアスカ」
そこへ悲鳴を聞いたシンジ君が慌ててやってきました。
「うえ〜〜〜ん。ごきぶりが〜〜」
アスカちゃん脱衣所の隅っこに固まっていました。
「なんだごきぶりか」
「うえ〜〜ん、なんだじゃな〜い」
アスカちゃんにとっては大の苦手、震えが止りません。
「シ、シンジ取ってよ〜〜」
「はいはい」
シンジ君はスプレ〜でひと噴き、退治しました。
「取ったよ」
「あ、ありがとうえ〜〜〜ん!シンジのえっちい〜〜」
アスカちゃんは動転していて裸である事を忘れていました。
「あっごめん」
「出ていってよ〜〜シンジの変態!うわ〜〜〜ん」
アスカちゃん脱衣所のものをあたり構わず投げました。
「ごめんよ〜」
「もう、ひっくひっく。はいろ」
こうしてアスカちゃんはお風呂に入ることができました。
その後シンジ君はビンタを食らいました。
「スケベシンジ」
「とほほほ・・・・」
おしまひ
「ふう〜傑作ね」
「何が傑作よ。私の性格が全然違うじゃないのよ」
「だって後書きのスペ〜スだもん」
「イヤよ私には本編の方がふさわしいわ」
「ワガママ言って、もう・・・ポチィっと」
「はううう・・・・」
「これでおとなしくなったわね。それじゃあまたね〜」
今回のお話はちょっと弱すぎましたね。どうでしたか?
あとはつまみ食い程度に後書きにアスカちゃんを載せました。ちょっと泣き虫だけど性格はそのままです。感想待っています。
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
じゅうろくわ レイちゃん、めをまわす じゅうはちわ レイちゃん、げ〜ま〜
EVA CHANGING じゅうななわ レイちゃん、かていきょうし