EVA CHANGING

じゅうはちわ

レイちゃん、げ〜ま〜

 夏休み、連日の猛暑、何もしたくなくなる。レイはだるい身体をゆっくりと歩きながら、ある場所パラダイスをめざす。そのパラダイスとは。

シンちゃん、あそぼ〜

 それはシンジと遊ぶ事である。

「いらっしゃい」

 シンジは玄関を開けるとレイはパラダイスに着いた喜びに満面の笑顔を作る。

「さあ、あがって」

おっじゃましま〜す

 室内全体によく効いたク〜ラ〜今まで歩いてきたときの汗が、気持ちよいほど引っ込む。

アスカ!暇そうだね

 リビングで寝転がってテレビを見ているアスカに元気よく挨拶、ペンペンは大の字になりク〜ラ〜の下で寝ていた。

「アンタも暇じゃないのよ。毎日来て」

だってシンちゃんに会いたいんだもん

 そう言うとシンジに抱きついた。

「わっ綾波」

へへ〜

なにやってんのよ!

 バフ!

うきゅううう・・・

 アスカの投げたクッションがレイの顔面に直撃し沈黙。

「まったくもう!」

「綾波大丈夫?」

大丈夫だよ〜

 素早く復活、寝ているペンペンの隣に腰を下ろす。

何しよっか?

「する事なんて無いわよ」

え〜?面白くな〜い

「人ん家に来てなんなのよ」

アスカの家じゃないよ

 パフ!

 アスカはまたクッションを投げつける。

はう!

「私の家よ」

「まあまあ2人とも、そうだゲ〜ムをしようよ」

 シンジは仲を取り持つ為に、ゲ〜ムをする事を発案した。

ゲ〜ム!やろうやろう

 レイは大はしゃぎでゲ〜ム機を準備する。アスカはあまり乗り気ではなかったが、暇なのですることにした。

アスカ勝負ね

「ふっ私に挑むなんて愚の骨頂ね」

 腕組みをして自信満々のアスカ。指が滑らかに動いているレイ。対戦格闘ゲ〜ムの勝負が始まった。

「「勝負!!」」

 第1ラウンドが始まった、アスカの先制攻撃レイは素早く防御。

「なかなかやるわね」

へへ〜

 アスカが攻撃を与えるとレイはすかさず攻撃し返す。ライフはほぼ互角で減っていった。

(チィ、レイがここまでやるなんて、予想外だわ)

流石アスカ、得意なだけあるわね

「ゴクッ・・・・凄い」

 シンジは画面を食い入るように見ていた。対戦に弱いのでなんとか腕をあげようと勉強していた。

アスカ、あなたもここまでよ。必殺〜〜!

 レイはコントロ〜ラ〜を光速で連打、アスカは攻撃に耐えられずにライフがなくなった。

「・・・わ、私が負けるなんて・・・・・」

「綾波凄い・・・・」

 アスカはコントロ〜ラ〜を持ったまま呆然としていた。それもそのはず格闘で負けたことがなかったのである。対シンジ戦512勝0敗であった。そしてこの瞬間に対レイ戦で1敗が刻まれたのである。

次いきましょうか

 ゲ〜ムは3ラウンドで2ポイント先取で勝ち、レイはのほほんとしていた。その姿はアスカを燃えあがらせる。

「負けられないわ」

 第2ラウンドスタ〜ト、アスカは手を休まず攻撃する。だかレイは正確に防御していきライフを削らない。

この!アスカストライク!

甘い!レイストライク!

 アスカの必殺技だかレイは一瞬早く必殺技を炸裂させる。

「あ・・・・」

 アスカの負けである2敗目が刻まれ、コントロ〜ラ〜を手から滑り落とした。

「ど、どうして」

アスカ修行が足りないわね

くっまだよ。レイ勝負!

 悔しいアスカは勝負を挑んだ。レイはヤレヤレと息をつき承諾した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあはあはあ・・・・・」

 外はもう暗くなっている。アスカは肩で息をしながら画面を焦点が合わない瞳で見ていた。対レイ戦0勝251敗である。

むき〜!レイ、アンタどうしてそんなに強いのよ

ゲ〜ムセンタ〜で対戦していたら強くなっちゃった

「う・・・・」

 アスカは疲れ切ってそのまま仰向けに倒れた。

 ムギュ!

クエエエエ!

 頭が丁度ペンペンのお腹に直撃、ビックリして飛びあがった。

「あっごめんなさい」

「クエクエクエ!」

 ペンペンは怒って注意したが、伝わるわけがない。

ペンペンする?

 レイはコントロ〜ラ〜を手わたす。ペンペンはうなずき受け取った。

「レイ。ペンペンにできるわけないでしょうがペンギンなのよ」 

 パン!

「いたたた」 

 羽がアスカの頭をぶつ、ペンペンは怒りながらゲ〜ムを始めた。

勝負!

「クエッ」

 勝負が始まりアスカは驚いた。

「うそ・・・・・」

ペンペン強〜い

「クエ」

 レイがペンペンに負けたのである。

「私って・・・ペンペンより弱いの?・・・・そっそんなわけないわ。そうよレイが手加減したのね」

アスカ交代する?

「え・・ええ」

(レイはペンペンに負けたんだからペンペンに勝てば私が1番ね)

 ウンウンと納得してスタ〜トをする。

「勝負よペンペン」

「クエエ」

 気合1番・・・だか。

「うそ・・・・」

「クエ」

 負けたのである。

「そっそんなはずないわ。もう1度勝負よ」

「クエッ」

 だか・・・

うそよ、うそ〜〜

 負けつづけ対ペンペン戦0勝246敗。アスカは白くなった。

(・・・・ペンペンより・・・・私ってペンギンより弱いの?・・・・・)

凄いねペンペン

「クエ!」

 今日格闘ゲ〜ムの順位が決まった。1位ペンペン、2位レイ、3位アスカ、4位シンジである。

「僕ってペンペン以下なの・・・」


「ふう〜、レイ名人の腕はどう?」

「ふん、たかがゲ〜ムで威張らないでよね」

「負けたくせに」

「う・・・・」

「ペンペンにも」

「うう・・・・」

「私がシンちゃんに負けたらアスカは4位になるね」

「どうしてよ。シンジは私より弱いのよ」

「私はアスカより強いもん。そしたら当然シンちゃんはアスカより強いってなるよ」

「納得いかないわ、勝負よ。アスカストライク!」

「うきゅきゅううううう・・・・・・・」

「ふ、生身では弱いわね」

 読んでくれた感想をくれると嬉しいのですが、なかなか来ません(TT)

 メールが面倒だという人は掲示板を始めましたので、一言でも書いてくれると嬉しいです。

 なおメールでもいいです(こっちがちと嬉しい)

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


じゅうななわ レイちゃん、かていきょうし じゅうきゅうわ あくのていおう、ミサト

EVA CHANGING じゅうはちわ レイちゃん、げ〜ま〜