EVA CHANGING
にじゅうわ
あめのひは
ザザー!!!
今日は朝から空は雲一面に覆い薄暗く、雨が激しく降り続いていた。風も強く傘は役にたたないほど大雨で、遊びに行けずにレイは部屋で転がっていた。
ゴロゴロゴロゴロ!
「つまらないな〜〜」
ゴロゴロゴロゴロ!
毎日シンジの家(ミサトのマンション)に遊びに行っていたレイには辛すぎる時間、行こうと思えば行けたのだが、ひどい雨着いた頃にはずぶ濡れになるので中止に。
「シンちゃんに迷惑かけたくないもん。私ってエラ〜イ!」
自分を褒めシンジの事を思った。
「流石綾波だね。僕には考えきれないよ」
「ふふ、シンちゃんの為」
「ありがとう綾波」
「もうレイって呼んで」
「レイ・・・」
「シンちゃん・・・」
「実は僕、始めて君を見た時から君が気になっていたんだ」
「私もシンちゃんが私の代わりに乗ってくれて嬉しかった」
「レイ、これを受け取ってくれる」
「何?」
「あけてごらん」
「うん・・・・・・これは」
「指輪だよ。レイ!僕と結婚してくれ」
「シンちゃん・・・・嬉しい!一生大事にしてね」
「うん、一生君を大事にするよ」
「シンちゃん」
「レイ」
「キャ〜〜!シンちゃん、きて〜〜」
レイは座布団を抱きしめながら部屋を転がり続けた。
ゴツン!
「イッタ〜・・・あれシンちゃん?」
部屋を見まわしシンジを探すが当然いない、レイはガッカリしてぶつけた額をさすり窓から止む事の無い雨を見つづけた。
「ちえ!でもよかったな〜シンちゃんと・・・・もう考えただけでキャ〜」
体をくねらせ、叫ぶレイ。うるさいのだがまわりは誰も居ないので迷惑にならない。
「アスカに電話しよ」
女の子は電話をしたがる。レイも性格が変わってからよく電話をかけるようになった、相手はほとんどシンジである、たまにアスカ。
プルルルルル、カチャ
「レイ、何の用よ?」
登録してあるので誰からの電話からかわかる。
「アスカ、元気?」
「元気よ。それだけで電話したの?」
「うん、雨が降って遊びに行けないでしょ。1人だから暇で暇で」
「そうね、せっかく布団を干そうとおもったのに雨でしょ。洗濯物も乾かなくて困るわ」
「あれ〜?それって全部シンちゃんがやっているんじゃないの」
「わ、私だってやる時はやるわよ」
「そう〜?」
「う、うるさいわね、用が無いなら切るわよ」
「わ〜暇だから話しようよ」
「私は忙しいの切るわよ」
ガチャ!プ〜プ〜プ〜・・・
電話を一方的に切られてしまい電話の通話時間を見ると50秒と短い、これからまた退屈な長い時間が始まる。
「何しようかな?」
頭を回転させする事を考え、部屋を見回す。
「掃除しよ!」
モップをだし床を拭きはじめる。
「フフフフ〜ン!」
柄を片手で持ち鼻歌を唄いながら隅々まで拭いていく、シンジの教えである。
「おっしまい!」
物が少ないせいか短時間で終わってしまった、他にする事は無い。今度する事をフル回転して考える。
「・・・・・・・寝よう!」
結論がでた。
「ぐうぐう・・ぐうぐう」
寝つきが早い。
「綾波、また会えたね」
「シンちゃん、会えてうれしい」
「今日はねプレゼントを持ってきたんだ」
「えっなに?」
「これだよ」
「カギ?」
「僕と綾波の家のカギだよ」
「シンちゃんと私の家って・・・まさか?」
「そうだよ。碇シンジと碇レイの夫婦の家」
「嬉しい」
「レイ」
「シンちゃん」
2人の影は静かに重なりつづけた。
「うへへへへへ〜シンちゃ〜ん」
マクラにヨダレをべっとりとつけ、楽しい夢を見つづけるレイであった。
「電話しよ。アスカ〜」
「隣にいるのに電話してどうするのよ」
「だって携帯使いたいじゃない」
「アンタ使いすぎよ。電話代いくらになっているの?」
「わかんない。ネルフ持ちだから」
「まあ、自分で払わなくていいからね」
「うん」
「それにしても、オチがなっていないわね。夢でしめるなんて」
「jun16さんも苦しんでいたみたい。流石に私1人だけの話は浮かんでこないって頭をひねっていたけど、こんな話になっちゃった」
「それだったら私を出せばいいのに、私1人の話はいくらでもできるでしょ。まったくバカjun16はなってないわね」
「アスカだけを出してもね〜」
「なによ?文句あるの?」
「だってアスカ1人じゃ何もできないもん」
「う・・・・できるわよ」
「本当?怪しいな」
「ほ、本当よ。あっ用事があるからじゃあね」
「逃げた、じゃあこの辺でまたね〜」
今回はな〜んも面白くありません(m_ _m)レイの雨の日の過ごし方は起きて妄想ゴロゴロして寝て夢を見るだけです。
やっぱりアスカがからまないとダメかな?
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
じゅうきゅうわ あくのていおう、ミサト にじゅういちわ しらゆきひめ
EVA CHANGING にじゅうわ あめのひは