EVA CHANGING

にじゅうさんわ

おかいもの

 二学期に入りようやく生活のリズムを取り戻したある日曜日、二人はデパ〜トにいた。その二人とは。

「来るのも久しぶりね」

 金髪なのに眉毛は黒、サングラスをかけ整った顔立ち、服装はGパンに白いシャツとよそ行きではない。その人、泣く子も黙るネルフ一のMAD、赤木リツコ。

はい

 透き通る青の髪、一点の曇りがない白い肌、美少女と呼ぶに相応しい顔立ち、服装はお気に入りの白いワンピ〜ス。天然元気少女、綾波レイ。

 ようはお買い物である。

「レイ、日曜日なのに付き合わせちゃって悪いわね」

はい!本当です。せっかくならシンちゃんと来たかったです

 今までならこんな言葉は口にしない。明るくなったレイは素直に言った。だが言った相手が悪い。

「なんですって?」

 サングラスを外すと細い瞳で蛇が蛙を睨みつけるような視線をレイに向ける。

もうお買い物ぐらい、一人で行けないんですか?

 ピクピク

 リツコのこめかみに浮かび上がる、そして。

だいたい、2ピ〜歳になって一人で来れないなんて、それじゃあお嫁さ・・・・うぎゅぎゅぎゅぎゅ〜

 レイの口を頬からギュッと掴んだ。

「どうやら失敗作みたいね・・・・この口を改造してあげましょうか?」 

 目がイッている。

あうう・・・このままじゃ生きてシンちゃんに会えない

「してほしいでしょ?」

 力はどんどん強くなる。

あぐぐ・・・あ、赤木博士と一緒ひデピャ〜トに来へて嬉ひいでふ

「シンジ君と一緒が良いんでしょ?」

 無気味に笑うリツコ、二人の半径10mに人は入って来れないほどの異様さ。

き、今日は楽ひみにひていまひた

「本当?」

 コクコク

「ならいいわ。さあ買い物よ」

 ニッコリ笑うと掴んでいた手を離した。レイはこの事でまた一つ賢くなった。

良かった〜生きてシンちゃんに会える

 そして二人はエレベ〜タに乗り、目的の階へ。

「さあ、買うわよ」

 二人はフロア〜に降り立つ。レイは別に買うものは無く、リツコの付き添いである。

何を買うんですか?

「あれよ」

 リツコは天井から下がっている看板を指差した。

・・・・

 絶句した、そこには

日常ネコ用品、3〜8割引き

 ネルフのネコマスタ〜リツコを存分にソソル文字、今日の為に仕事を休んだのである。

「滅多に無い安さよ。MAGIで商品を確認したら良い物ばかりよ、これを買い逃したら絶対に悔いが残るわ」

 力説するリツコ、レイは別に何でも良かった。

赤木博士って本当にネコが好きなのね。私のシンちゃん好きとどっちが凄いかな・・・・もちろん私!

「レイそこでまっていなさい」

 リツコはそう言い残すと、ネコマスタ〜が集まる戦場へ旅だった。ベンチにチョコンと腰を下ろすレイ、なにもする事が無い。

別に私が来なくても良かったんじゃないかな

 そんな事をボケ〜っと考えながら、リツコの帰りを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわああ・・・・

 口に手をあて大あくび、待っているのは退屈である。

「待たせたわね」

 30分後ようやく戻ってきた。両手には辛うじて持っているたくさんの買い物袋。レイの隣に腰を下ろす。

「ふう〜良い物が沢山買えたわ」

本当に沢山ですね

「ええ、休んで来た甲斐があったわ」

 リツコはニコニコしながら袋の中身を見て満足していた。

「さあ行きましょうか、はいレイ」

 レイの前に今買ってきた袋が半分出された。

何ですか?

「何ですかって、荷物持ちよ。その為に連れて来たのよ」

え〜〜〜〜〜〜せっかくの日曜日なのに、シンちゃんと遊びたかったのに〜〜

 驚きの声を上げ、膨れる。

「ごめんなさいね。それよりお昼を食べましょう。お腹空いたでしょ?」

はいっ!

 荷物を持つとエレベ〜タに向かう、今はお腹が空いていて満たす方が大事のようである。

(・・・・単純なのね。育て方間違ったかしら)

 スキップしているレイを見ながら今までの事を考えているリツコ。

 そしてレストランのフロアに到着。二人は喫茶店風の店に入った。

いただきま〜す

 レイはオムライス、スパゲッティ〜にパスタと口のまわりを汚しながら美味しく食べた。リツコは戦場の疲れも無くパンにサラダ、コ〜ヒ〜と少なめ、この事に関してはネルフの間ではダイエット中との噂がある。

「ほらレイ、汚れているわよ」

 ふきふき

 リツコはレイの口のまわりを拭いてやった。傍から見ると親子の様に見える。

「学校は楽しい?」

はい

「シンジ君はどう?」

とっても優しいから大好き

「アスカは?」

乱暴で意地っ張りでぺっぽこだけど好き

「そう」

 会話だけ聞けば正に親子、楽しい会話の中お昼は進んだ。

ごちそうさま

「お腹いっぱいになった?」

はい!

 食後のお茶を飲み喫茶店を出た。

んしょ、んしょ

 両手に荷物、レイは荷物の重さに体を左右に振らせながらリツコの後を付いていく。

「レイ、こっちよ」

はい

 着いた所は化粧品売り場、リツコは辺りを物色し始めた。そして。

「これがいいわね」

 化粧品を一つ取り財布からカ〜ドを取り出す。

「はい、今日のお礼よ」

これは?

 渡された紙袋、レイは首を傾げた。

「口紅よ。レイもそろそろお化粧しないとね」

 袋を開けると中には薄紅の口紅。

私、お化粧したことない

「今度教えてあげるわよ。お化粧してシンジ君を振り向かせなさい」

はい!命令ですね

 二人はほほ笑み合うとデパ〜トをあとにした。二人とも満足した日曜日の買い物であった。


「みなさん、こんにちはリツコです。今回はレイにかわりここを担当することになりました」

「ちょっとまってください。ここは私が主役のSSなんです!」

「あら、そう。でも最初は私の発明から始まるのよ、そう言った意味では私も主役なんだけれども」

「え〜?」

「アスカのSSもそうよ。私の発明でスタ〜ト、どちらも私が主役なのよ」

「ちょっと待ちなさい!」

「あらアスカ、何か用かしら?」

「何寝ぼけてんのよ!性格が少〜〜〜し違うけど私が主役なの」

「そしてここは私が主役です!」

「ふう〜、わかってないわね。MAGIで確認しても賛成3で私が主役だったわ」

「そんなもんウソに決まっているわよ!描くのはjun16なのよ」

「そうです!jun16さんはいつも私を可愛くそしてシンちゃんとラヴラヴに描いてくれています」

「それは違う」「それは違うわ」

「どうして、そこでユニゾンするんですか」

「レイ、jun16は回を重ねるごとにアンタを天然に描いているわ」

「それはMAGIも確認済みよ」

「え〜〜〜知らなかった・・・・私って・・・・」

「そうよ、だからこんな連載早く終わりなさい。そしてここも私の連載にするのよ。題してEVA CHANGING U 天才美少女アスカ!世界は私のモノ」

「それはダメ!jun16さんがウソを描く事になって、ここのHPが終わってしまう」

「どこがウソよ!」

「全てねMAGIも確認済みよ」

「アンタ達は・・・・」

「まあいいわ。私は仕事が忙しいから毎回出るのは無理ね、たまに出てあげるわ。jun16さんHPの影の主役は色々と管理があるのよ。それじゃあね」

「さようなら〜」

「二度と来るな!」

 

予告

レイに告白したシンジ、二人は行動を共にする

迫り来る敵、手を取り合いながら戦う二人

しかし敵の罠にレイが陥る

シンジはレイを助ける為に真の力を解放する

次回

にじゅうよんわ シンジかくせい

この次もサ〜ビスサ〜ビス!

 

「シンちゃんって男らしい ぽっ!」

「何言ってんのよ」

 久々にリツコさんの登場、いちわぶりですね。後書きにも登場して魅力を見せつけました。

 リツコとレイ、親子ですね(^^)この平和はいつまで続くでしょうか?安心してくださいjun16はラブ&ピースです。イタイSSにはしません、お茶でも飲みながら読んでください。

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


にじゅうにわ ちがいがわかるおんなのこ にじゅうよんわ あいのために

EVA CHANGING にじゅうさんわ おかいもの