EVA CHANGING
さんじゅういちわ
はくぎんのたたかい
サッ!
スタ〜トは一瞬だがレイが早かった。二人の実力はほぼ互角?なので一歩リ〜ドした方が勝つのだろう。
(勝ったわ)
スタ〜ト直後にレイは勝利を確信した。だが・・・・
キラ〜〜ン!!
アスカの目が光った。口元が歪んでいる。
(甘いわよ)
スティックでレイの足を引っ掛ける。勢いがついていたレイは豪快に雪の中に顔から突っ込んだ。
「んぎゃっ!」
「あら〜〜ごめんなさ〜〜い、長くて扱いにくいのよね〜〜」
ほほほ〜と笑いながら助けない。さらに雪をかける。
(このまま遭難しなさい!)
ガッガッガッガ!!
アスカは素早い手さばきで生き埋めにしていくが、黙っているレイではない。
ガバッ!
「けほけほっ冷たいわね!何するの!」
勢いよく埋もれた雪から出て、体中についた雪を払い落とす。頭に付いた雪を落とすときに背中に入った。
「うひゃあ〜〜〜冷た〜い」
「雪だから当たり前でしょ。じゃあね」
「そんなのわかってる!えいっ」
レイは両手に沢山の雪をつかむとアスカの首筋から中に入れる。
「きゃあっ!何すんのよ!」
「これでおあいこ」
「何がおあいこよ。このこの」
アスカも負けてはいない、雪球にすると豪速球でレイの顔に投げつける。
「あぎゃ!やったわね〜〜このこの」
「ふん!私を誰だと思っているの?雪合戦の女王アスカ様よ」
「へ〜〜ん!猿だと思った。雪合戦の女王?甘いわね私は大リ〜グから投手として誘いが来たのよ」
・・・・・二人ともウソである。
「「勝負!!」」
何時の間にか勝負が滑る事から雪合戦に変わった。
「おりゃあ!!雪のモクズとなれ〜〜〜」
ギュっと固められた雪、流石は雪の女王と名乗るアスカは見事なコントロ〜ルでレイ目掛けて投げる。
「へっへ〜〜ん、当たらないよ〜〜だ。これが大リ〜グが欲しがったフォ〜クよ」
握りを見せると振りかぶり投げた。流石は大リ〜グが欲しがったほどだ、コントロ〜ル、スピ〜ドは抜群。
「誰も打てはしないわ」
アスカ目掛けて雪球は投げられた・・・・・だが、フォ〜クボ〜ル当たる寸前で落ちた。
「ありゃ?」
「アンタバカでしょう。フォ〜ク投げれば落ちるのが当たり前じゃない」
「・・・・・ふっ、この調子だとノ〜ヒットノ〜ランも問題ないわ」
失敗だが、良いように持っていくレイ。アスカは呆れた。
(・・・・天然ね)
「運が良かったわねアスカ、このカ〜ブは打てないわよ」
「はあ?」
レイは振りかぶると投げた。流石は大リ〜グが欲しがったほどだ、コントロ〜ル、スピ〜ドは抜群。
「誰も打てはしないわ」
アスカ目掛けて雪球は投げられた・・・・・だが、カ〜ブ当たる寸前で曲がった。
「ほえ?」
「この天然!バカバカしいわ。これで終わりよ」
シュッ!
投げた。先ほどからずっとアスカの手に握られていた雪球である、すでに氷状になっていた。
そして・・・・・・
「うぎゃっ!」
見事に顔面にHIT、レイは仰向けに倒れた。
「ふふふふ、どう?雪合戦の女王に挑んだのが間違いだったわね。レイなだけに冷凍になりなさい」
「うきゅきゅきゅきゅ〜〜〜〜」
アスカは不気味に微笑むと倒れたレイに雪を積んでいく。
「うふ、うふ、うふふ」
どこか危ない眼のアスカ。レイの上に積まれた雪、墓標のようだ。ご丁寧な事にスティックがさしてある。
「さあて、おりましょう♪」
アスカは鼻歌を歌いながら、華麗に滑り降りた。
シンジは二人が戦っている間、何度も初心者コ〜スを滑り上達していた。今はベンチに座って休憩していた。そこへにこやかなアスカがやって来た。
「シンジ〜〜」
「あ、アスカ〜あれ?綾波は」
当然の質問。
「ああレイね、何か用事があるとかで帰ったわよ」
ウソである。レイは超上級者コ〜スで亡き者?になっている。
「そう・・・・・」
しょんぼりするシンジ、アスカはその姿にムッとしてホッペをつねる。
「なに、その顔はレイが気になるの?」
「イタタタ、そんなんじゃないよ」
「まあいいわ。まだ時間があるから滑りましょう。どれだけ上手になったか見てあげるわよ」
「うん」
こうして二人はラヴラヴ?に滑り、仲良く帰った。
夜、閉館し静まり返ったスキ〜場の超上級者コ〜ス頂上。
ガ、ガガガガ・・・・・・
不自然に盛り上っている雪が揺れだした。
ピキ・・・ピキピキピキ〜〜〜
そして亀裂は入る。
ボッコッ〜〜!
レイの頭が出てきた。暗いスキ〜場、首を出したままボ〜として辺りを見回す。
「?私どうしてこんな所にいるのかな?・・・・・・くしゅんっ!」
今までの事はすっかり忘れていた、アスカに雪球をぶつけられたショックだろうか。そして豪快にくしゃみ、当然だろう。ずっと雪の中にいたのだから。
「くしゅんっ!風邪引いちゃう・・・・帰ろ」
レイはくしゃみが響く中、『なぜここにいるの?』?マ〜クを沢山だしながら帰っていった。
「くしゅんっ!」
「ふふふふふ」
「アスカ〜気持ち悪い笑いしないでよ〜」
「ふふふふ、勝利って気持ちいいわね」
「勝利って何が?」
「は?上を見なさい。私が勝ったのよ」
「えっ?うそ?あ〜〜〜〜〜本当だ!!」
「そうよ、と云う事で次回からは私が主役よ」
「どうして〜私が負けちゃったの〜?それに生き埋めにされてるし〜」
「ん〜〜何て言うのかしら。世間が私を活躍を必要としているから、当然の結果よ」
「こんなの嘘に決まっているもん!ほらソ〜スを見ればわかるもん!」
「ソ〜ス?とんかつでも注文したの?それともハンバ〜グ?」
「からかっているでしょ?」
「わかるぅ〜〜?」
「わかるわよ。ほらソ〜スを見てみて」
「見てどうするのよ?ソ〜スにわざわざ描いているわけないでしょ、jun16が描いているのよ」
「そんな事な〜〜い!クリック!ソ〜・・・・・ス・・・・・・・描いて・・・ないの・・・・」
「ほら言ったとおりでしょ。jun16がそんな芸当できるわけないわよ、やり方知らないんだから」
「う、うう・・・あっ!文中の間の空白を反転させれば、文字が出てくるもん」
「どれどれ、あら本当ね〜〜真っ白」
「うそ・・・・・」
「ふう〜レイ、もんアンタの主役は終わったのよ。安心して次回からは私が活躍するわよ」
「う、うう、うわ〜〜〜〜〜〜〜ん!」
「レイが走ってどっかに行っちゃったことだし、この辺で閉めるわよ。レイ編は今回で終了。次回からはアスカ編でいくわよ」
「えっ?アスカ編はもうあるですって、アンタバカ〜いくつあったっていいのよ」
と言う訳でレイ編はおしまい!
うそです〜〜〜続きますからご安心を!!
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
さんじゅうわ ふたりのじゅぎょう さんじゅうにわ きょうは…
EVA CHANGING さんじゅういちわ はくぎんのたたかい