EVA CHANGING

ごわ

たたかい

 レイの突然の変わりようにクラス中が驚いていたが、時間も経ち一応におさまってきた。

は〜い!

 授業中レイは出された質問に手を上げて返事をした。

「おや、綾波さん珍しいですね。わかりますか?」

 教師はレイが手を上げるなんて今まで無かったので、驚いた。

わかります!・・・・

「はい、正解です」

へへ〜 (^^V

 正解するとクラス中からオ〜と声が上がる、レイが答えた問題は難しくて半分以上はわかっていなかったのだ。

(ヒソヒソ、綾波さんって頭良かったのね)

(ヒソヒソ、凄いわ尊敬しちゃう)

(ヒソヒソ、今度教えてもらおうかしら)

(コソコソ、やっぱり可愛いな)

(コソコソ、ああ頭もいいし性格いいし)

 クラス中がレイの高く評価した。無論シンジもそうだった。

(すごいな〜綾波、頭良かったんだ)

 そんな中、ただ一人だけは嫉妬した眼をレイに向けていた。

(フン、そのくらいできてなに調子のってんのよ。カワイコぶってんじゃないわよ。ケッ!コビなんか売っちゃって、できない方がおかしいのよ)

 その後も授業はレイが積極的に手を上げ、正解を答えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 授業が終わるとすぐにレイの机に生徒が集まってきた。

「さっきの問題難しかったのに、全部答えるなんて凄いわ!」

「綾波さん凄いわね、今度教えてくれる?」

「尊敬しちゃうわ」

「いつ勉強してるの?」

「俺、ファンになろうかな」

「あっ俺も」

「頭良いね」

そんなこと無いよ!授業をちゃんと聞いていればわかるよ

「「「「「「「「なるほど〜」」」」」」」」

 みんな納得したようにうなずいていた。だがそれでも愚痴っている者が一人いた。

「ケッ!なにが授業をちゃんと聞いていればわかるよですってウソおっしゃい」

 アスカはわざわざレイの声真似をして否定した、いやバカにした。

む〜アスカ、ウソじゃないよホントだよ

「ウソよ!それならシンジはどうなるのよ?」

シンちゃんがどうしたの?

「シンジはいつも聞いているけど全然わかっていないのよ!」

「アッアスカ〜」

 シンジは情けない声を出して落ちこんだ。

え〜?シンちゃんわからなかったの

 驚いた顔で落ち込んでいるシンジを見た

「うっうん・・・・・」

 レイは腕を組んで何とかならないか考えた。

そう・・・よし!私が教えてあげる

「え?綾波が」

そう!シンちゃんが勉強できるように家庭教師になってあげる」 

 ニコ

(あ・・可愛い)

 ポッ

 シンジはうつむいて顔を赤らめた、両手をモジモジさせて何か言いたそうだ。

「・・・・・・・そっそれじゃあ、お願いし・・・ゲシ!バタ!

何言っているのよ!バカシンジ

「・・・・・・・・」

 シンジはアスカのパンチによってレイに頼む前に沈黙した。

シンちゃん!アスカひどい

 気絶したシンジを抱え腰に手をあてているアスカを睨んだ。

「・・・う・・う〜ん、あれ?綾波」

 眼を覚ました、さすがに慣れているだけのことはある。

シンちゃん、良かった!

 ガシ!

「わっちょちょっと、抱きつかないでよ」

ちょっと何抱きついてんのよ!シンジ!レイに習わなくたって私が教えてあげるわよ

 アスカの宣戦布告とも取れる発言、レイとの間に火花が散っていた。

「アスカが?」

「が、とは何よ。わざわざこのアスカ様が教えてあげるのよ、感謝しなさい」

フ〜ンだ!わざわざ教えてもらわなくても結構です。ねシンちゃん

 レイは相槌を打ったがシンジは半笑いしていた。

「は・・・はは・・・・そう・・・・かな・・・」

「何ですって!バカシンジ」

ほ〜ら、アスカに教えてもらいたくないって

「く・・・」

 アスカは奥歯をかみ締めて怒っていた。

「ふっ二人ともケンカはやめてよ」

 二人の女の子のケンカに一人の情けない男の子が仲裁に入っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを悠々と席に座って眺めていた、二人の男の子がいた。

「なんや、浮気がばれた現場みたいやな」

「そうだね、愛人宅に乗込んだ本妻、そして二人の間で慌てふためく冴えない亭主。そして最後には愛想をつかされ二人とも去っていく」

「センセもホンマに災難やな」

「そうだね」

 トウジとケンスケはチルドレンを見ながらうなづいていた。

「おっ!惣流がシンジにビンタを・・・あれはイタそうや」

「今度は綾波がシンジに頬をさすっている。うっうらやましい、写真撮ってやる」

「ちょっと二人とも見ていないで止めてあげてよ」

 ヒカリは心配そうに三人を見ていた。自分が止めれば良いと思うのだがアスカやレイの迫力の前に躊躇していた。

「イインチョそんなことしたら、ワシらの命が危のうして堪忍してや」

「そんな・・・・」

「俺に良い考えがあるよ」

「本当!相田君」

 ケンスケは秘策があるらしく、自信満々だ。その間にもアスカとレイは火花を散らしシンジは巻き添えを食らいボロボロになっていた。 


「チャオ!綾波レイです。後書きはjun16さんに頼まれちゃって最初から登場です。後書きなのに最初って何か変だね、でも気にしないでね」

「みんな読んでくれたかな、ありがとうってここを読んでいるなら読んだんだよね」

「実は私って頭良かったんだ、能ある鷹は爪を隠すってね。凄いでしょことわざも知っているんだよ」

「それにしてもアスカってホントに乱暴だよね、まだ帰ってきていないけどどうしたんだろう?」

「シンちゃんがjun16さんにメ〜ルだしたけど返事がきてないみたいだから、もうこの世にいなかったりして、シクシク可哀想ってそれじゃあ私の連載終わっちゃうじゃない!」

「アスカに限ってそんなことは無いと思うけど・・・・・でもアスカだから有るかな?」

「でも相田君の良い考えって何だろう?まさか私とアスカが美少女対決、私が勝っちゃうじゃない。相田君やさしいのね」

「え?違うの、な〜んだつまんない。何だろう気になるな〜、でもシリアス系じゃないみたい」

「次回、ろくわ びしょうじょレイちゃんにシンちゃんほれぼれ をおおくりします。またね〜」

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


よんわ おどろき ろくわ びしょうじょレイちゃんにシンちゃんほれぼれ

EVA CHANGING ごわ たたかい