EVA CHANGING
ななわ
アスカ、あかつきにしす!
「師匠!アスカ師匠!しっかりしてください!」
「・・・・レイ・・・強く・・なったわね・・・」
荒れ果てた大地、傷つき横になっているアスカをレイは上半身支えていた。2人は師弟、対決し弟子のレイが勝利した。
「しゃべらないで」
「ふっ自分の身体は自分が知っているわ・・・・ゴホッゴホッ」
「師匠!」
咳をするごとにアスカの口から血が飛んだ。
「残念ね・・・デビルガンダムが・・・私の手に・・入らないなんて」
「早く医者に・・・」
「いいわ、それより・・・レイ、東方不敗の名は・・・・もう私・・・ではなくアンタに・・・譲るわ」
「うっうう」
アスカは最後の力を振り絞りレイに告げていた。
「はい」
レイは涙を流しながらアスカの手を握り締めうなずいていた。
「レイ・・あれを見るのよ・・・・・・」
立ちあがり夕日に指をさす。
「見よ!暁が燃えている、我名は東方不敗!」
レイは口を手で押させて泣き声を押し殺していた。アスカは言い終わると膝から正面に倒れた。
「師匠!師匠!」
レイはアスカを抱き上げ揺さぶったが瞳は閉じたままだった。
「師匠〜〜〜!!」
EVA CHANGING
ななわ
アスカ、LA・LA・LA LOVE SONG
誰もいない遊園地、あたりは月の幻想的な光りだけが照らしている。それを打ち消すように1つのアトラクションがまばゆい光を発していた、メリ〜ゴ〜ランド。
「シンジ!ふふふ」
「アスカ、奇麗だよ」
2人とも並列に動いている白馬に乗っており、互いに顔を見合わせていた。
「まあシンジのデ〜トにしては合格ね」
「アスカの為にだよ」
「シンジ・・・ (ポッ)」
くさい台詞にアスカは真っ赤になった。シンジはデ〜トの為に遊園地を貸しきりにしたのだ。
「アッアスカ・・・・・」
「えっなに?」
シンジの突然の呼びかけにアスカは驚いた。
「あ・・・あの、ぼ僕と・・・・・・」
(シンジとなに?まままさか・・・・・・)
アスカはシンジの出る言葉に心臓は激しく鼓動を続けていた。
「僕と結婚してほしいんだ!」
(シンジ・・・・・・)
「アスカと・・・生きていきたい」
ポロポロ
アスカの瞳から大粒の涙が流れる。
「シンジ・・・・私もよ嬉しい」
ガバ!
「シンジ」
「アスカ」
アスカはシンジが乗っている方に飛ぶと抱きついた。
♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
2人は1頭の白馬に乗ったままいつまでもまわりつづけた。
EVA CHANGING
ななわ
たいけつ
アスカとレイを止めるためにケンスケは秘策を思いついていた。
「俺に良い考えがあるよ」
「本当!相田君」
「ああ、それはだな。明日社会のテストがあるだろ、それで成績が良い方がシンジを教えるんだよ。2人は決着がつきシンジは頭の良い方に教えてもらえて、文句は出ない。まさに一石二鳥!」
メガネをかけなおし、口元が笑っていた。
「ほお、凄いやないか」
「それね、私止めてくる」
ヒカリはすぐさまチルドレンが対峙している危険地帯へ向かった。
「アスカに綾波〜やめてよ〜」
ボロボロになっているシンジはなんとか2人を止めようと苦戦していた。そこへヒカリがやってきた。
「ちょっと待って、二人とも!」
ヒカリはATフィ〜ルドを突き破り2人の間に割って入った。
「委員長」
「ヒカリ」
「ヒカリちゃん」
チルドレンは驚いた、ATフィ〜ルドを破って入ったのだから、ヒカリは2人をなだめるように争いを止めさせた。
「2人とも教えたい気持ちはわかるけどケンカをしていたら碇君が迷惑よ、そこでね良い考えがあるの」
「良い考えって?」
シンジはこの争いが収まるなら、わらにでもつかまりたい気持ちだった。
「相田君の考えだけどね、明日社会のテストがあるでしょう。それでアスカと綾波さんの点数で高かった方が碇君に教えるのよ」
「「!!」」
2人は手をポンと叩き、うなづいた。
「さすがヒカリ!まあ勝負の前から結果はわかっているけどね」
「すご〜いヒカリちゃん!あったま、い〜」
2人はヒカリを尊敬のまなざしで見て、シンジの方を向いた。
「シンジ、待っていなさいよ!バシバシ教えてあげるから」
「シンちゃん、我慢しててね!終わったらおしえてあげるよ」
「は・・・はは・・・・」 (僕の立場が・・・・・)
レイとアスカは一瞬顔を会わせ火花を散らし席に戻った。取り残されたシンジの人権を無視した勝負、またケンスケもいじけていた。
(ブツブツ、俺が考えたのに・・・・・・)
「ボンジュ〜ル、綾波レイです。わかりましたアスカ師匠!東方不敗マスタ〜アジアの名を継ぎ、ガンダムファイトを戦い抜きます。安からにお眠りください (ボカア) イタタタ」
「勝手に殺すな!ぬあにが東方不敗よ!台詞がデタラメじゃない」
「それはね、jun16さんがビデオ見たけど台詞忘れて、だいたいこんなものかなって、描いているみたい」
「jun16もバカね!まあ私とシンジのラヴロマンスを描いたからヨシとしましょうって私は満足してないわよ」
「どうして〜?」
「あんな超短編ドラマじゃなくて長編ドラマや映画がいいわね!」
「・・・・これは小説だよ」
「んなことわかっているわよ、例えよたとえ!まあ私ならハリウッドも目じゃないわね」
「わあ〜私も出たいな」
「出たいって・・・・まあレイならロリ〜タぐらいがちょうどいいわね、私は当然タイタニックかしら」
「ロリ〜タってなによ〜?」
「映画であるのよアンタみたいな少女に中年オヤヂが人生を狂わせるって、レイとヒゲみたいなものよ」
「イヤだよ〜そんなの、ヒゲとはそんなんじゃないもん・・・・やっぱり寅さん!」
「・・・・・・アンタ、変」
「日本人は寅さん!」
「・・・・・・・・」
ななわを三本連続でお届けしました。どうでしたか?
それでは次は最初からちゃんと続きます。
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
ろくわ びしょうじょレイちゃんにシンちゃんほれぼれ はちわ は〜とおぶそ〜ど、けっちゃくまえ
EVA CHANGING ななわ たいけつ