EVA CHANGING
はちわ
は〜とおぶそ〜ど、けっちゃくまえ
レイとアスカのどちらがシンジに勉強を教えるのか火花を散らしていたが、ケンスケが止める方法を言いヒカリが二人を止めに入り、その場は収まった。
「レイ!セイゼイその品疎な頭で頑張ることね」
アスカは指をつきつけ、小ばかにする。
「ふ〜んだ!アスカこそ今から帰って勉強しないと零点になるよ」
レイは舌をだし、これまた小ばかにした。また2人の間で火花が散る。
「「フン!!」」
見事なユニゾンで背を向けて席に戻った。
その場には止めに入っていたシンジがボロボロで倒れており涙を流していた。
(ううう・・・誰か助けてよ・・・・・・)
「収まって良かった」
ヒカリは委員長の役目を果たし満足していた。
「あ〜あセンセ、ボロボロや」
「おお、これは」
「ケンスケ、なにしとるんや?」
「ふふ、惣流と綾波の怒った顔も売れるぞ」
ケンスケはデジタルカメラで2人を隠し取りしていた。
「商売人やな〜」
「おおっ!シンジの泣き姿、これも売れるぞ」
この日の写真の売上は通常の3倍を超えた。
(誰かたすけて〜・・・・・)
その後シンジはなんとか立ち直り、授業を受けたがボロボロで頭には入らなかった。レイとアスカのトラブルも無く、下校はいつものメンバ〜で帰っていた。
「ちょっとレイ!なにシンジの腕に掴まってのよ」
「いいじゃない、だってシンちゃん好きなんだも〜ん」
「あ・・綾波〜」
レイはにこやかに腕にしがみつき、シンジは苦笑いしながらアスカの怒りの視線を気にしていた。
「なにが好きなんだも〜んよ、バカみたい。離れなさいよ!」
ご丁寧にモノマネを披露する。
「やだ〜」
「離れなさいよ!」
アスカは引き離そうとするが、レイはおもいっきりしがみついた。
「アスカやめなよ、綾波も離してよ」
「え?シンちゃん迷惑なの」
「当ったり前でしょ、品疎な頭で考えなさい」
ウルウル
瞳に涙をため見つめる、シンジはおもわず赤くなった。
「そっそんなこと、ないよ」
「うれし〜」
レイは笑って腕にしがみついていた。アスカは怒りが爆発しそうだ。
「シンジ!アンタもなにデレデレしてんのよ」
「そんな事言うんなら、惣流もしがみついたらいいんやないか」
「そうだよな、シンジも両手に花で喜ぶぞ。イヤ、惣流なら1人占めにしないと気がすまないな」
「そうやな」
トウジとケンスケはちょっかいを出したことによりアスカの怒りが爆発した。
「うるさい!このジャ〜ジバカにバカメガネ!」
ドカ、ゲシ、バコ!
「「ウギャ〜!!」」
「フン!」
手をはたきながら沈黙した2人を横目に1人怒りながらガニ股でドスドスと音を発てて帰っていった。
「アッアスカ」
シンジの言葉も聞こえないのかアスカは遠ざかった。
「ふう〜相変わらず、力強いの」
「そうだな、素手で使徒を倒せるよ」
「2人とも・・・・」
素早い復活にヒカリは呆れた。
「シンちゃん、か〜えろ!」
「あ・・・うん」
その後レイは幸福の下校時間をすごした。
自宅に帰ったレイは着替えを済まし、鞄から教科書ノ〜トを出して勉強を始めた。
「よし!アスカには負けられないわ、シンちゃん待っていてね。頑張るわよ〜」
その日部屋は夜遅くまで電灯がついていた。
「グッテンモ〜ゲン、綾波レイです。う〜明日のテストは絶対負けられないの、頑張って勉強しなくちゃ!え〜と、いいくにつくろう鎌倉幕府、なくよウグイス平安京・・・・・・」
「1夜漬けなのセイゼイ頑張りなさい」
「ヘ〜ンだ、アスカこそカンニングの用意は終わったの?」
「そんな事しないわよ、大卒の私が中学生のテストなんてお茶の子さいさいよ」
「ム〜アスカ、サルも木から落ちるって知ってる?」
「サル〜、誰がサルですって」
「アスカ、赤毛猿」
「なんですって!この口が〜」
「フガウガ・・・ひゃひゃめてヒャスカ、ヒャ〜」
「ふふ、でも次で私の天才さが証明されるわよ」
「勝つのは私だもん」
「は〜?冗談!」
「だって主役は私だし、jun16さんは勝者は決めているって言っていたから当然私〜」
「ホンットにもう!あのバカjun16!今度、徹底的に誰が主役に相応しいか教えないとね」
「鉄拳で教えるの?」
「そうよこのゴットフィンガ〜でって違うわよ!」
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING はちわ は〜とおぶそ〜ど、けっちゃくまえ