エヴァンゲリオン学園外伝
アスカ流シンジの起こし方2
じりりりりり〜〜〜
「う、う〜〜〜ん」
もう朝なのね、目覚ましを止めて起きなきゃ・・・
「zzz・・・」
・・・って起きなきゃダメよ、シンちゃんを起こしに行かないと!
「へっくちゅんっ」
布団から飛び跳ねたのがいけなかったわ寒〜〜〜い、セーターを着とかないと風邪引いちゃうわ。
「ママおはよう」
「おはよう、今日は早いわね」
だってシンちゃんを起こしに行くんだもん、早いにきまっているわ。さあてご飯ご飯と・・・
あれ?ご飯が無い?
「ママご飯は?」
「あら、どこかへ出かけるの?」
「出かけるって学校に決まっているでしょ」
ママ、もしかして寝坊?それとも忘れたの?
「学校?今日は日曜日でしょ」
「えっ?」
日曜日?そうだったかしら・・・ええとカレンダーは・・・
「あっ本当だ」
今日は日曜日だったのね、アタシとした事が月曜日と勘違いしちゃったわ。
「あらあら、そんなに学校に行きたいのね」
「違うもん、間違えただけだもん」
もうママったらからかわないでほしいわ。
「ご飯はまだだからもう一度寝てきたらいいわよ」
「う〜〜ん、どうしようかな」
もう目が覚めちゃったし、でも何もすることないわ。
「シンジ君を起こしてきたらどうかしら?」
「えっシンちゃんを?」
「学校と間違えたのはシンジ君を起こしに行きたかったからなんでしょう」
「ち、違うわよ。どうしてシンちゃんを起こすのに間違えなくちゃならないの」
変な事言わないでよ、でも・・・
「否定しなくていいわよ、ちゃあんと顔に書いてあるからね」
「えっ?え?うそ?」
本当に顔に書いてあるの。
「ほらほら早く行かないとシンジ君起きちゃうわよ」
う〜〜〜別に起こしに行かなくてもいいんだけど行こうかな。
「そんなに言うんなら起こしに行ってくるわ」
「は〜い、いってらっしゃい」
ママ、満面の笑みで手を振っている・・・もう!
ええと部屋に戻ってシンちゃんを起こす道具を持って行こうっと、それと着替えを・・・休みだからそのままでいいわね。
「おはようございます〜」
「あらアスカちゃんおはよう、今日はどうしたの?」
やっぱり、おば様にも言われちゃったわ。
「早く起きたのでシンちゃんを起こしに来たんです」
学校と間違えて起きたのはナイショ。
「あら日曜日なのに偉いわね〜シンジにも見習わせたいわ」
「べ、別に見習わせなくていいですよ」
あんまり喋るとボロがでそう、シンちゃんの部屋に行こうっと。
「おじ様おはようございます」
「うむ、おはよう」
おじ様がコタツに入って新聞を読んでいたわ、ふふふっおじ様のパジャマ、ピンク色おば様が買ってきたのかしら。
「アスカ君、パジャマが似合うよ」
「ふふ、おじ様もお似合いですよ」
アタシのパジャマは普通の無地の赤色、おじ様のパジャマはピンク色・・・ちょっと似合わないかな。
さあてシンちゃんはと。
「zzz」
やっぱり寝ているわ、気持ちよさそうに寝ているわね〜〜
「zzzz」
「シ〜〜ンちゃん」
つんつん、ぷにぷに
頬っぺたがやわらかくて気持ちいいわね。それにシンちゃんの寝顔、可愛い〜
「zzzzz」
起きるわけ無いか、それじゃあ秘密兵器を・・・
シンちゃん朝ですよ〜〜
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
一撃離脱〜コタツへ退散よ。
「シンジの叫びが凄いな、今日はどんな起こし方をしたのかね?」
おじ様興味津々、今日の起こし方は・・・
「これです」
「たわしかね」
「はい、たわしで足の裏をおもいっきりこすったんです」
これなら誰だって起きるわよね。
「流石アスカちゃん、シンジを起こすことにかけては一流ね」
「うむ、流石だ問題ない」
へへへ褒められちゃった、さあて明日はどんな起こし方をしようかな。
過激な起こし方をするアスカちゃん、シンジ君は幸せ者?
たわしで足の裏をこすられたら誰だって起きますね、これからどんどんと過激な起こし方になっていくんでしょうね(笑)
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 アスカ流シンジの起こし方2