エヴァンゲリオン学園外伝

ごはん、その2

 ふんふんふ〜〜〜ん〜〜〜〜って、今日もシンちゃんちで楽しいご飯〜お夕食〜

 ママ達は今日もお出かけ、まったく子供をほったらかしてぐれちゃおうかしら?

 今日は何を作ろうかな?って、今日はなんと!シンちゃんが作ってくれるの。この前アタシが作ったから今日は作ってくれるって。でもシンちゃん・・・ご飯作れるのかしら?

「シンちゃん、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫って、この僕を信用しなさい!」

 胸をドンと叩いて自信満々だけど・・・

「それで何を作るの?」

「何が食べたい?この本から選んで」

 え、選んでって、料理本を渡されたけど・・・

「どれでも作れるの?」

「わかんないけど、作り方どうりに作れば完成するよ」

 ・・・シンちゃんには悪いけど絶対に失敗するわ。

「さあ選んで〜」

「う、うん」

 シンちゃんに出来そうなやつを選ばないといけないわ。

「ええとね・・・」

 どれが良いかしら?簡単にできるやつを・・・

「じゃあね目玉焼き!」

 これは家庭科で作ったから作れるわよね。

「目玉焼き〜?そんなので良いの?」

「うん、何だか無性に目玉焼きが食べたくなったの」

 そう目玉焼き、絶対に失敗しないわよね。

「他のでも良いんだよ」

「目玉焼きが食べたいの〜ねえお願い」

 ちょっと上目遣いでシンちゃんを見て・・・

「しょ、しょうがないなあ〜じゃあ目玉焼きを作るから待っていて」

 ふふ、照れちゃって可愛い〜〜さあてこれで問題は解決したわ、出来るまでテレビを見ようっと。




 さあてこの時間やっている番組は・・・アニメね。

 えう゛ぁんげりおんの再放送をやっているわ、人気が有るわよね〜これで再放送何回目かしら?

 今日は『Both of You、 Dance Like You Want to Win』なのね、アタシもシンちゃんとこんな風に同居してみたいわ・・・やだアタシったら何考えているのかしら〜きゃ〜〜〜〜!

「アスカ〜何転がっているの?」

 やだアタシったら座布団抱きしめて転がっていたわ。

「な、何でもないわ」

「そう、目玉焼きできたよ」

「あ、もうできたの?」

 まあ目玉焼きはすぐに出来ちゃうよね。

「うん、最高傑作だよ」

 目玉焼きを見せてもらったけど、半熟で黄身が綺麗だわ成功したようね。

「わあ〜美味しそうね」

「さあ食べよう」

「うん」

 夕食に目玉焼きはちょっと合わないけどシンちゃんと一緒だから良いかな。

 シンちゃんの作った目玉焼き、頂きま〜〜す。

「どうだい味は?」

「うん、美味しい〜流石シンちゃんね」

 口の中で黄身がとろけちゃうわ。

「良かった〜火加減の絶妙な調整が決めてだね」

 ふふふ、シンちゃんったらガッツポーズしちゃって、また作ってね。


 シンジ君の手料理は目玉焼き、アスカちゃんナイスな選択です(笑)

 料理本を渡されて選んでと言われてもアスカちゃん困りますね、シンジ君の自信はどこから出てくるのでしょうか?失敗しなくて良かったですね。

 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


エヴァンゲリオン学園外伝 ごはん、その2