エヴァンゲリオン学園外伝

ぐるぐる

 文明の利器は素晴らしいわ、でも使い方を間違えれば人間に襲い掛かる事も・・・

 アタシが体験した恐怖・・・思い出すだけでも背筋がゾッとするわ。







 シンちゃんあそぼ〜〜

 家に居ても暇だからシンちゃんちに遊びに行ったら・・・

「アスカちゃんいらっしゃい」

 レイお姉ちゃんがリビングで扇風機にあたっていたわ、まだクーラーをつけなくてもいい暑さだからね。

「あ〜〜〜」

 ・・・レイお姉ちゃん扇風機に顔を近づけて声を出している、ずっとやっているけど気に入っているのかしら?

「シンちゃんは部屋に?」

「ジュースを買いに行っているわ」

 残念!居ないのね。

「もうすぐ帰ってくるわよ」

 それじゃあ待っていようかな。

「あっ・・・アスカちゃん・・・」

 レイお姉ちゃんどうしたの?急に横になって。

「酔ったみたい」

 ・・・ずっと扇風機を見ていたからなの?

「もうダメなのね・・・サヨナラ」

 ああっレイお姉ちゃんしっかしして!レイお姉ちゃ〜〜〜ん!

「zzz・・・zzz」

 ね、ねちゃったの・・・レイお姉ちゃんって時々変。

「ただいま〜〜」

 あっシンちゃんが帰ってきたわ、お帰りなさい。

「レイ姉ちゃんジュース買ってきたよ。あれアスカ来てたの」

 うん、暇なの。

「レイ姉ちゃんは・・・寝てるの」

 うん、扇風機をずっと見てたら酔ったって言ってね、横になったらすぐに寝ちゃったの。

「扇風機で酔った〜?そんなの聞いた事ないよ」

 アタシも無いわ。

「扇風機で酔うなんて・・・」

 シンちゃん扇風機をジッと見ていたら無口になったわ、まさか!?

「最低だ・・・俺って・・・」

 シ、シンちゃんまで変な事口走ってる〜〜〜

「ア、アスカ・・・この扇風機は危険すぎるよ・・・」

 危険な扇風機って聞いた事ないわ、シンちゃんシンちゃん!

「zzz・・・」

 シンちゃんも寝ちゃったの?シンちゃんも時々へ〜〜ん。

 どうして扇風機で酔うのかしら?

 ・・・

 ・・・

 ・・・き、気持ち悪い。

 どうしてアタシまで酔っちゃうの?アタシも変なのかしら・・・

 もうだめ・・・zzz

 ・・・

 ・・・今度から酔い止め飲んで遊びに来なくちゃいけないのかしら・・・


 何故か扇風機で酔う三人です(^^;)碇家の扇風機は特別な扇風機なのでしょうか?

 アスカちゃんは今度から酔い止めを飲んで遊びに行かないといけないですね(笑)

 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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