エヴァンゲリオン学園外伝
初詣
新年あけましておめでとう〜〜〜、やっぱり新年は清々しいわね、今年も一年頑張るわよ。
さあて新年にやる事といえば・・・初詣、もう一日は過ぎちゃったけど元旦に行くのは素人ね、アタシは少し日を置いていけば込んでないからゆっくり参拝できるのよね〜〜初詣マスターはこれよ。
クリスマスにシンちゃんから貰ったマフラーと手袋、帽子を身につけて呼びに行こうっと。
「あけましておめでとうございます」
「アスカちゃんあけましておめでとう」
おば様が出迎えてくれたわ、今年もおば様みたいな素敵な女性になれるように頑張らなくちゃ。
「シンちゃん居ますか?」
「ええ上がってちょうだい」
「はいお邪魔します」
シンちゃんは部屋かな?リビングにはおじ様がお餅を焼いて食べていたわ。
「おじ様あけましておめでとうございます」
「うむ、おめでとう。アスカ君こっちに来なさい」
「はい?」
おじ様がアタシよ呼んだわ、何かしら・・・ってわかっているんだけどね、ふふふ。
「少ないが取っておきたまえ」
「おじ様、ありがとうございます」
「う、うむ」
お年玉をくれたわ、微笑んでお礼を言ったら照れちゃって頬を染めちゃったわ、こういうところにおば様は惚れたのね。
さあて懐も暖まったしシンちゃんは部屋に居るみたいね。
「シ〜〜ンちゃん、あけましておめでとう」
「やあアスカおめでとう」
・・・シンちゃん、布団に入って漫画を読んでいるわ、寝正月とは呆れるわね。
「シンちゃん、初詣に行こう」
「寒いからいいよ」
「駄目!初詣に行かないと一年が始まらないでしょ」
「もう始まっているじゃないか」
「行こうよ〜〜」
もう〜〜〜でも大丈夫、こういうとき絶対に・・・
「シンジ、初詣に行かないなら帰れ」
「帰れって父さん・・・どこに帰るんだよ」
やっぱりおじ様が助けてくれるわ、相変わらず言っている事がわからないけどね。
「ふっ問題無い、初詣には行かないのか?」
「寒いから風邪引いちゃうよ」
「そうかならお年玉を返してもらおうか」
「あ〜〜〜初詣に行きたくなったなあ〜〜〜アスカ行こうか?」
「本当?」
ふふふ、お年玉を返したらシンちゃん火の車だもんね、ありがとうおじ様。
「すぐに着替えるから待ってって」
「うん」
男の子の着替えは早いから五分もかからないから楽ね。
「アスカお待たせ〜」
「行きましょう」
シンちゃんアタシが編んだマフラーと手袋を着けているわ、嬉しい。
「へっくちゅんっ、う〜〜寒いね」
外に出ると冷たい風が頬に突き刺さるわ。
「うん、だから家でゆっくりとしていたいんだよね」
「その気持ちはわかるけど初詣は行かなくちゃね」
さあ風に負けないで神社へGO〜〜!
「空いてるね」
「ふふふ、元日に来ないのが通なのよ」
参拝客はそれほどいないわ、ゆっくりとお参りできるわね。
「通って何それ?」
「初詣マスターは日にちをずらしてお参りするのよ」
「そ、そうなんだ」
「そう、さあお参りしましょう」
さあてお賽銭はいくらにしようかな、シンちゃんはいくらなのかな?
「シンちゃんお賽銭はいくらにする?」
「そうだな〜〜縁起をかついで五円かな」
御縁があるで五円ね、アタシも五円にしようっと・・・五円に御縁・・・縁がある・・・シンちゃんと・・・
「シンちゃんは五円なんだ、アタシも五円にしようっと」
「僕は五円じゃないよ、御縁なんだ」
「え?」
「アスカ・・・」
「ん?アスカどうしたの固まって」
「な、何でもないわ、さあお参りよ」
アタシったらちょっと妄想に走っちゃったわ、恥ずかしい〜〜
さあお賽銭を入れてっと・・・
「シンちゃんは何お願いしたの?」
「世界征服」
「えっ?」
「それとガンダムに乗ることだね」
・・・また漫画から影響受けたのね、もうちょっとましな事をお願いすれば良いのに。
「アスカは何をお願いしたの?」
「アタシは・・・平和でいられるようにってお願いしたわ」
「ふ〜〜ん、普通だなあ〜〜星の屑作戦を実行したいとかを願えばよかったのに」
・・・シンちゃんアニメの見過ぎ、アタシは平和でシンちゃんと一緒に居られたら良いの。
今年もよろしくね、シンちゃん。
アスカちゃん、初詣は大好きなシンジ君と・・・でもシンジ君は寒いから行きたくないようですね。そこへすかさずゲンドウが登場、お年玉には勝てませんね(笑)
五円で妄想するアスカちゃん、平和ですね。今年も二人はラヴラヴ?でしょうね。
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 初詣