エヴァンゲリオン学園外伝

欲しい

 今日のアタシは悪い子です。

 それは学校帰りにコンビニに立ち寄っているからです。

 シンちゃんも一緒に悪い子さん、ヒカリに見つかったら怒られそうだわ。

 寄った理由は夜のオヤツを買う為、秋の夜長は読書をしながらお菓子をパリパリ、パクリンチョ〜〜って食べるの。

 何を買おうかな〜〜

「シンちゃんは何を買うの?」

「ええとガンダムだな」

「ガンダム?」

 スナック菓子ね、カードが一枚入っているのね。たくさん集めているけどまだ欲しいんだ。

「どれが良いかな〜?」

 真剣に選んでいる、どれも同じと思うんだけどな。

「どれってこれで良いんじゃないの?」

「これ?グフのカードが欲しいんだけど当たるかなあ」

「ん〜〜どうかしら?」

 こればっかりはわからないわよね、透視できればいいんだけどね。

「よしアスカが選んだんだ、これにしよう」

「違ってたらゴメンネ」

 当たると良いわね。

「僕はジュースを選んでくるよ」

 シンちゃんジュース売り場に行っちゃった。ええとアタシは何を買おうな。

 ブルーベリークッキー、甘そうだわ。でも美味しいそう。

 定番のポテトチップ、コンソメ味が大好き。

 趣向を変えておつまみ!

 どれにしようかな〜〜

「ア、アスカ」

「どうしたの?」

 シンちゃんが興奮して戻ってきたわ、どうしたのかしら?

「これを見て」

「これ?」

 コーラの500ミリペットボトルね。

「ほらエヴァンゲリオンのボトルキャップがついているんだよ」

「本当」

 近頃ボトルキャップをつけているのが多いわね。

「これは買いだよ買い!」

「買いなんだ」

 四本も持っているわ、よっぽど欲しいのね。

「アスカは飲み物決まっているの?」

「別に決まってないけど紅茶にしようと思うの」

 読書に紅茶は似合うわね、似合わないかしら?

「決まってないならコーラにして」

「えっ?」

「ボトルキャップを僕に頂戴!」

 シンちゃん頭下げて頼むなんて・・・そんなに欲しいのね。

「うん、コーラにするわ」

「わおっありがとう〜〜」

 シンちゃん笑顔だわ、アタシもちょっと嬉しいわ。

 シンちゃんをこんなに虜にするなんて凄いわね、これから毎日コーラを飲まなければならない予感がするわ。


 夜のおやつは何でしょうね。でも食べすぎには注意です(^^;)

 シンジ君を興奮させるボトルキャップ、アスカちゃんは興味が無いようですけど(笑)

 アスカちゃんはシンジ君の為に毎日コーラを飲むんでしょうね。

 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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