エヴァンゲリオン学園外伝
化粧師
「さあてと」
何もする事無いからシンちゃんちに遊びに行こうっと、レイお姉ちゃんも居るし何して遊んでもらおうかな?
「アスカちゃん」
「わっレイお姉ちゃんっびっくりしたあ〜〜」
驚いたわ〜ドアを開けるとレイお姉ちゃん居るんだもの、ちょっと心臓に悪いわね。
「遊びに来たわ」
「本当?嬉しい〜〜〜」
レイお姉ちゃんの方から来るなんて嬉しいわ。
「何して遊ぶの?」
「これ」
「これ?」
何だろう、綺麗な箱を持ってきてるわ?
「アスカちゃんにお化粧してあげる」
「お化粧?」
「そうよ、イギリス仕込のメイクよ」
へ〜〜お化粧かあ、でもちょっとアタシには早いような気がするけど。
「さあ座ってシンジが惚れちゃうくらいに化粧してあげるわ」
えっシンちゃんが惚れる?・・・
「シ〜〜ンちゃん」
「えっ誰?」
「アタシよアスカ、気が付かなかった?」
「えっアスカなの?全然気がつかなかったよ、何か雰囲気違うね」
「ふふちょっとお化粧してみたの」
「化粧かあ〜可愛いよアスカ」
「か、可愛いだなんて・・・」
「今までアスカの魅力に気がつかなかったなんて不覚だよ」
「シンちゃん・・・」
「アスカ・・・」
「アスカちゃん?」
「えっ?あ、はい」
「妄想するのはまだ早いわよ」
も、妄想だなんて・・・ばれてる?流石レイお姉ちゃん。
「ふふふお化粧してシンジを驚かせましょう」
「はい」
ようし頑張って綺麗になるわよ〜ってアタシはただ座っているだけなんだけね。
「完成よ、はい鏡」
ふう〜〜一時間座っているのは疲れたわ、アタシの顔どうなっているのかしら?
「あっ・・・」
何か別人みたいアタシがアタシじゃない・・・どこかの国のお姫様?
「どうかしら?」
「これがアタシなの?」
「ふふそうよ、驚いたでしょう」
「うんっ」
「さあシンジを驚かすと良いわ」
「はい」
ようしシンちゃんを驚かしに行くわよ〜
「あっ・・・アスカちゃん」
「何ですか?」
レイお姉ちゃんなんだろう。
「シンジ・・・居ないわ、昨日から泊まりに行っているの」
「ええっ?」
「明日まで帰ってこないわ」
「そ、そんな〜〜」
それじゃあお化粧した意味が無いじゃない、レイお姉ちゃんしっかりして〜〜〜〜〜!
レイちゃんアスカちゃんにお化粧をしてあげるなんて優しいですね、流石お姉さん。
綺麗になったアスカちゃん(化粧しなくてもじゅうぶん綺麗ですけどね)とシンジ君を会わせてラヴラヴに・・・でもシンジ君は居なかった、レイちゃん忘れているなんて(^^;)
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 化粧師