エヴァンゲリオン学園外伝

帰国

「ふんふんふんふ〜〜ん」

 嬉しくって鼻歌がでちゃうわ、まだかなまだかな〜〜〜?って何を待っていると思う?

 正解はレイお姉ちゃんを待っているの、今日留学先のイギリスから帰ってくるのよね〜、あっお姉ちゃんといってもアタシのお姉ちゃんじゃないのシンちゃんのお姉ちゃんなの。

 シンちゃん達は迎えに空港に行っているわ、アタシも誘われたんだけど久しぶりの家族の再会だから気が引けちゃって断っちゃった。

 それにしてもレイお姉ちゃんは凄いわ〜イギリスの超有名大学に留学してて優秀な成績で卒業、シンちゃんとは全然違うわ〜アタシも勉強を教えてもらった事があるけど凄くわかりやすいの。そして今日帰国ね。

 そして就職先も超一流のネルフ!パパやおじ様が勤めているところ、アタシもうんと勉強して入れるようにがんばろうっと。

 そろそろ帰ってくるかしら?







 あっ玄関を開ける音が聞こえたわ、帰ってきた!行こうっと。

「こんにちは〜〜〜」

「アスカちゃんいらっしゃい」

 おば様がまだ靴を脱ぎかけていたわ、レイお姉ちゃんの姿は・・・

「レイお姉ちゃんは?」

「レイならリビングよ」

「はいっ」

 あ〜〜嬉しくなって顔が微笑んでくるわ。

「レイお姉ちゃんお帰りなさい〜〜〜!!」

「アスカちゃんただいま、久しぶりね」

 レイお姉ちゃん久しぶりにあったらまた綺麗になっている女のアタシでもうっとりするわ、特に微笑んだところが良いのよね。物静かで美人で秀才、まさにクールビューティーね。

「アスカちゃんしばらく見ないうちに可愛くなったわね」

「そ、そんな事ありません」

「ふふ、そうかしら?」

「そうかな〜?レイ姉ちゃん、アスカはいつもようにガサツで元気が有り余っているんだけどなあ」

 むう〜〜シンちゃん変な事言わないでよ!

「そうなの?でもアスカちゃんは元気があった方が良いわよ。それよりシンジはどうなの?勉強してる?」

「うっうんしてるよ」

 ウソ!シンちゃん全然してないじゃない。

「シンちゃんウソ言っちゃダメ〜〜〜、レイお姉ちゃんシンちゃんはね、いっつもゲームやプラモを作っているの」

「そうなの?」

「ま、まあ勉強の息抜きにね」

 凄い長い息抜きだわ。

「それでね〜〜宿題はいっつもアタシのを写すの〜〜」

「うっアスカッ」

 へっへ〜〜んレイお姉ちゃんに全部喋っちゃおう。

「シンジ・・・」

「うっ・・・」

 レイお姉ちゃんの瞳に見つめられるとシンちゃん固まっちゃうわ、レイお姉ちゃんの瞳って紅色で神秘的なのよね。

「丸写しはダメよ、少しは間違いを書かないとばれるわよ」

「あ・・・うん」

 アタシもシンちゃんも唖然としちゃった。レイお姉ちゃんって時々変な事言うのよね、ちょっと天然だけどそこが良いのよね。

「あらあら楽しそうね〜」

 おば様がお茶を持ってきてくれたわ、レイお姉ちゃんはアタシにとっても本当のお姉ちゃんみたいなものだからとっても楽しいわ。おじ様もずっと頷いていて楽しそう。

「お母さん、これおみやげ。これはアスカちゃんに」

 アタシにも?嬉しいわ。

「何かしら?あら香水ね」

 アタシのも香水だわ。う〜〜〜ん良い香り〜〜〜

「これはお父さんにこれはシンジ」

「うむありがとう」

「ありがとう」

 おじ様とシンちゃんは何を貰ったのかしら?おじ様にはサングラスね、シンちゃんは・・・ガンダムゥ?

「レ、レイ姉ちゃんこれは?」

「ガンダムのプラモよ」

「見ればわかるけど、これってプラモ屋で売っているんだけど」

 うん、アタシも見たことあるわ。確かシンちゃんも持っていたわよね。

「イギリスのおもちゃ屋で買ってきたの、シンジはガンダムが好きでしょう。それとも他のが良かった?」

「あ、いや嬉しいよありがとう」

 シンちゃんちょっと汗かいているけど良いんじゃないの。

「日本製でイギリスで買ってまた日本に戻ってきたから逆輸入ね」

「あ、うん」

 レイお姉ちゃんってねらってやっているのかしら?

 う〜〜ん、本当に嬉しいわ、これから毎日レイお姉ちゃんと会えるなんて。アタシも頑張ってレイお姉ちゃんように綺麗になろうっと。


 ご要望?にお答えしてレイちゃんの登場です。このレイちゃんは外伝だけのキャラで本編では出ないです。

 設定としては性格は物静かでちょっと天然(^^;)シンジ君とアスカちゃんにとって良いお姉さんです。

 こんなお姉さん好きですか(笑)

 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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