エヴァンゲリオン学園外伝

まふらー

「へっくちゅん!!」

 ありゃりゃ、くしゃみが豪快に出ちゃった。それもそうよね、もう十二月だもん。

「はっくちゅん!!」

 寒いわね〜〜外に出たくないわ、でも出ないとどこへも行けないし、こんな時にどこでもドアがあれば便利なのにね。

「うっくっちゅん!!」

 そうだ!マフラーをデパートに買いに行こうっと。一人で行くのもなんだから・・・






「どうして僕はここに居るんだろう?夢かな?」

「ふふ良い夢かも」

 強引にシンちゃんを引っ張ってきちゃった。

「マフラー買うのに僕が必要なの?」

「うん」

 シンちゃんに選んでもらって、アタシの宝物にするの。

「そうなの?」

「そうなの、美味しいケーキを奢ってあげるから選んでね」

「ケーキはアスカが食べたいんでしょ」

「へへ、ばれたか」

 そうマフラーとケーキがお目当て。

「行きましょう」





 マフラー売り場へ着いたわ、たくさんあるわね〜〜どれがいいかしら?

「シンちゃんどれがいいかな?」

「あ、うん」

「ねえシンちゃん」

「うん」

 もうちゃんと見ているの?って、あっ

 ぎゅううう

「いたたたた」

「そっちじゃないでしょ」

 下着売り場を見て鼻を伸ばしている、えっちいなんだから、もうっ。頬っぺたつねっちゃうわよ、ってつねっちゃった。

「いったいなあ」

「シンちゃんがえっちいだからでしょ」

「でもついつい目があっちに行っちゃうんだよなあ」

「えっちい〜〜〜」

 そんなに見たいんならアタシのを見せてあげる・・・って、暴走したらいけないわ。きゃ〜〜〜〜〜〜!アタシったらいやんイヤン〜〜

「アスカどうしたの?」

「な、なんでもない。そ、それよりこれどうかしら?」

「良いんじゃないの?明るい色で似合っているよ」

 本当?嬉しい。

「じゃあこれは?」

「これも良いね〜〜アスカ専用って感じがするよ」

 アタシ専用?シャア専用みたいなものかしら?

「迷っちゃうなあ〜〜ねえシンちゃんはどれが良い?」

「僕〜〜?僕ならこれかな」

 シンちゃんが選んだのは赤がベースのチェック柄。

「じゃあこれに決めた!」

「決めるの早いなあ」

「これが気に入ったの」

 だってシンちゃんが選んでくれたんだもん。

「じゃあ買ってくるね」

 これで今年の冬は乗り切れるわね、ふふシンちゃんに選んでもらってなんだかデート気分だわ。


 服は厚着しても首が寒いですね、そんな時はマフラー、アスカちゃんは早速シンジ君と買いに行きました。

 シンジ君に選んでもらってうれしいアスカちゃん、良かったですね。
 
 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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