エヴァンゲリオン学園外伝

もうすぐ

 六月はビックイベントがあるわ、それはシンちゃんの誕生日!

 シンちゃんの誕生日、まだプレゼントを用意していないわ。今年は何をあげようかしら?

 う〜〜ん、迷っちゃうわね〜

 シンちゃんの大好きなガンダムのプラモデルをプレゼントしちゃおうかしら?それともアタシが選んだお洋服にしようかな〜

 う〜〜ん、どうしようかな〜〜

「迷っているなら直接シンジに聞けばいいと思うわ」

「きゃっレイお姉ちゃんいつの間に?」

 ビックリしたわ〜レイお姉ちゃんがいつの間にかアタシの隣に座っていたわ。ってどうしてアタシの部屋に居るの。

「これ借りていたCD、ありがとう」

「あっ返すのはいつでもいいのに」

「そうはいかないわ。アスカちゃんがシンジにどんなプレゼントを贈るか気になっていたの、それで居ても立っても居られずに来たのよ」

「そ、そうなんだ」

 レイお姉ちゃん勘が鋭すぎ、アタシの心を読んでいるわ。

「シンジはリビングに居るわよ」

「でも直接聞くのって、ちょっと・・・」

 照れくさいし、プレゼントはビックリさせたいし・・・

「聞いたほうがシンジの欲しいものがわかるわよ」

「うん、でも誕生日のプレゼントってばれちゃう」

「大丈夫よ、鈍感だから気づかないわよ」

 た、確かにシンちゃんは超が付くほど鈍感、アタシの気持ちも気づいていないのよね。

「さあシンジが待っているわよ」

「あ、はい」

 それじゃあシンちゃんに聞いてきます。







「シンちゃ〜〜ん」

「おうっ」

 レイお姉ちゃんが言っていたとおりシンちゃんはリビングに居たわ。

「ねえシンちゃん」

「ん〜〜なに〜?」

「ええとね〜〜」

 なにか緊張しちゃうわね〜

「ん?何か用なの?あっアイスがあるんだけど食べるかい?」

「アイスッ?うん、食べる食べる〜〜」

 シンちゃんが台所からアイスを持ってきてくれるわ。ようし〜アイスを食べてから欲しいものを聞いちゃおう。




「はい、アスカ」

「ありがとう〜」

 ストロベリーアイスだわ、美味しそう〜

「パクパク、パクパク〜〜美味しい〜〜」

「アスカは美味しそうに食べるね〜気持ちがいいよ」

「だって本当に美味しいんだもん」

 ストロベリーの果実も入っていて最高だわ。

「ところでシンちゃん」

「なに?これも食べたいの?」

「あ・・・」

 シンちゃんが食べているアイスは抹茶アイス、食べていけどいいのかな?

「アスカは抹茶も好きだもんね、はい食べていいよ」

「うん、ありがとう」

 ちが〜〜うの、抹茶じゃなくて何が欲しいか聞きたいのに・・・でも貰っちゃおう。

「う〜〜〜ん、抹茶も美味しい〜〜」

 シンちゃんから貰ったアイス、でもこれってシンちゃんと関節接吻ってやつかしら?

 キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

「アスカどうしたの?顔が赤いよ」

「え?あ、赤いの。な、なんでもないわよ」

「そうかい、へんなアスカ」

「アイス美味しい、パクパク〜」

 恥ずかしいの誤魔化したけど、顔が赤いって自分でもわかるわ。

「ご、ごちそう様!そ、それじゃあシンちゃんバイバイ」

「え、もう帰っちゃうの?」

「うん」

 顔がずっと真っ赤だわ、恥ずかしい〜この場から脱出よ〜〜








 ふう〜〜〜恥ずかしかった〜でも何が欲しいか聞き出せなかったわ。

「アスカちゃん、まだまだね」

「レ、レイお姉ちゃん」

 レイお姉ちゃんがアタシのベッドで寝ていたわ。

「恥ずかしくなって帰ってくるところもアスカちゃんの持ち味、問題ないわ」

「レイお姉ちゃん」

「なに?」

「ベッドで寝るのは良いんだけど」

 レイお姉ちゃんはどこでもすぐに寝れる特技を持っているから・・・

「アスカちゃんも寝たいの?」

「いいえ、アタシのパジャマを着るのはやめてください」

「あら、不思議だわ。どうしてアスカちゃんのパジャマを着ているのかしら?」

「不思議じゃありません」

「そうなの、お休みなさいzzz」

 もう〜レイお姉ちゃんお気楽すぎ!


 もうすぐシンジ君の誕生日、アスカちゃんはプレゼント選びに悩みます。

 そんな時レイちゃんのアドバイスが(^^)早速シンジ君に聞きに行ったアスカちゃんですが、恥ずかしくなって聞かずに帰ってきてしまいました(^^;)

 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


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