エヴァンゲリオン学園外伝

ぬくもり

 寒い時のお布団って大好き、ヌクヌクだから気持ち良いのよね。

 学校がある時は起きなきゃいけないけど休みの時は天国だわ、もう幸せ〜〜

 ごろごろ、ごろごろ・・・

 お布団の中で転がるの大好き、ダラダラだけどゆったりとした時間が過ぎでいくわ。

 これでシンちゃんが居れば大満足なんだけどね・・・



 アスカ〜まだ寝てるの?

 うん、お布団気持ちいいの

 でも起きないといけないぞ

 あと五分

 五分って言ってずっと寝ているんだろう?

 ダメなの?

 どうしようかな〜?僕も一緒に寝ようかな?

 えっシンちゃんも?

 入っちゃえ

 きゃっ


 はは、ビックリしたかい?

 うん、でもシンちゃんあたたかい


 そうかい?アスカもあたたかいよ


 シンちゃん・・・





 ってな事にならないかな〜ってあれ?

 何か気配を感じるわ、もしかして・・・?

 耳をすますと息づかいが聞こえるわ。

 そして体温を感じる。まさか?

 ドキドキ、ドキドキ

 シンちゃんが居る?

 ドキドキ、ドキドキ

 目を開けて見ちゃおう、ドキドキ、ドキドキ

 シンちゃ〜ん・・・あ・・・

「おはようアスカちゃん」

「レ、レイお姉ちゃん」

 ビックリした〜〜どうしてレイお姉ちゃんがお布団に入っているの?

「お布団はぬくいから良いわよね」

「あ、うん。レイお姉ちゃんはどうしてここに居るの?」

「おば様にお茶にお呼ばれしたの」

 ふ〜んママが誘ったんだ。

「シンジじゃなくてごめんなさいね、今度シンジに入るように言っておくから」

「ええっ!?」

 アタシ口に出していたかしら?

「アスカちゃんの考える事はお見通しよ、フフ」

 レ、レイお姉ちゃんこわい・・・

「それじゃあさよなら」

 あっ、行っちゃった。レイお姉ちゃんって相変わらずわけわからないわ。でも今度はシンちゃんが入ってくるのかしら?ちょっと楽しみだわ。


 寒い時はあたたかい布団が天国ですね、アスカちゃんも布団から出たくありません。

 シンジ君が一緒に居ればずっと入っていたいでしょうね。それにしてもレイちゃんの行動が読めませんね(^^;)
 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


エヴァンゲリオン学園外伝 ぬくもり