エヴァンゲリオン学園外伝
お散歩
う〜〜〜ん風が気持ち良いわ、寒い寒いと思っていたけど今日は暖かいわ絶好のお散歩日和ね。公園にお散歩に行こうかな。
「シ〜ンちゃん、公園にお散歩に行こう」
一人で行くのはつまんないからシンちゃんと行くの。
「え〜?イヤだよ」
まだ出しているコタツに入っていたシンちゃんめんどくさそうに返事をしたわ。
「どうして?晴れているから気持ち良いよ」
「歩くのイヤだもん」
イヤって・・・行きたいなあ。
「シンジ」
「何?」
同じくコタツに入っていたレイお姉ちゃん何だろう?
「アスカちゃんが可哀想でしょ、行きなさい」
「え〜〜?」
流石レイお姉ちゃん助けてくれるわ、そうだ!
「ねえレイお姉ちゃんも一緒にお散歩に行こう〜〜」
三人で行った方が楽しいもんね。
「イヤ」
「えっ?」
「寒いからコタツに入っているわ」
・・・レ、レイお姉ちゃん・・・
「レイ姉ちゃん僕には行けって言ったのに」
「子供は風の子よ、アタシは大人だから良いの」
凄い言い分けだわ。
「何だよそれ、しょうがない行こうアスカ」
「うんっ!」
渋々だけどシンちゃん行ってくれるんだ嬉しい〜
う〜〜ん、暖かい風が気持ち良いわ。って同じ台詞を言っているわね。
「どうシンちゃん暖かいでしょう?」
「まあね、でもちょっと肌寒いかな」
そうかな〜?確かにちょっと肌寒いけどその肌寒さが気持ち良いわ。
「それでどこに行くの?」
「もうっ行ったでしょ公園って」
「そうなんだ」
「そう」
公園へお散歩・・・本当は別の目的があるんだけどね。
「到着〜〜〜」
う〜〜〜ん歩くのって気持ち良いわ、隣にシンちゃんが居るから嬉しいしね。
「そんなに人いないね」
「うん、あそこのベンチで休憩しようよ」
「良いよ」
今日は来ているかな?あっ!
「ねえシンちゃんあそこのお店のタイヤキ食べない?」
カラフルな車で食べ物を売りに来ているのよねクレープやタイヤキやら、アタシのお散歩の本当の目的はこれ、一人で来るのもつまらないからシンちゃんを誘ったの。
「タイヤキ?へ〜〜久しぶりだなあ。食べようか」
「うん」
ここのタイヤキってちょっと変わっているのよねえ、普通のあんこの他にクリームにイチゴを入れたクリームイチゴタイヤキ、食べてみたらくせになる味ね。
「シンちゃんはどれを食べる?アタシはねクリームイチゴ」
「クリームイチゴ?何それ?」
驚いているわ、そうよねえ〜アタシも最初見たとき驚いたけど美味しいのよ。
「騙されたと思って食べてみて」
「うん、じゃあそれ」
クリームタイヤキ二つね、アタシが誘ったんだからおごってあげるね。
う〜〜〜ん甘〜い香りが食欲をそそるわ、ベンチに座っていただきま〜〜す。
パク
パクッ
「シンちゃんどう?美味しいでしょう」
クリームの甘さとイチゴの甘酸っぱさが良いわ。
「・・・ちょっと騙されたかな」
「口に合わなかった?」
好みがあるのね、ヒカリも合わなかったしね。好みが合うアタシって変なの?
「そんな事ないよ、一口目はイチゴの甘酸っぱさに驚いたけど美味しいよ」
「本当?」
「うん、また散歩に来た時食べようね」
シンちゃんも美味しいんだ〜アタシと一緒だね。これでシンちゃんといつでもお散歩に来れるわ嬉しい〜
暖かい日はお散歩日和、アスカちゃんはシンジ君を誘いますが行きたくないようですね。レイちゃんに行くように言われ渋々行きましたね(レイちゃんは姉の特権で行かなくて良いんですね)
お散歩の本当の目的はタイヤキ、ちょっと変わったタイヤキにアスカちゃんはトリコ。
シンジ君も美味しいって言ってくれましたし良いデートコースになりました。
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 お散歩