エヴァンゲリオン学園外伝
REBIRTH
うわあああっ!
ネルフに到着してわけもわからずに乗せられたエヴァ、敵は正体不明の使徒。僕は操縦方法も状態もわからないまま乗せられ使徒に頭を貫かれた。
そして目覚めたのは病院、ベッドの上だった。
ダメだ!こんな結果じゃいけない。僕はやり直したい、戻ってやり直したいんだ〜〜!
「シンジ君、今は歩く事だけ考えて」
「あ、はい」
リツコさんの指示が聞えた、そして前方には使徒がいる。僕は戻ったんだ、よし行くぞ!
操縦方法は覚えた。使徒めがけて走り攻撃してきたところをジャンプで避けて蹴りを食らわせる。
怯んだところでパンチの連打、この後自爆するのも知っている。だが自爆する前にプログレッシブナイフを弱点であるコアに突き立てた。
「使徒活動停止、沈黙しました」
オペレータであるマヤさんの声が聞えた、使徒をやっつけた。街を爆発させずに守ったぞ。
うわあああっ!
第五使徒による攻撃によって初号機の装甲が貫かれた。僕へのダメージも凄い、このままでは死んでしまう・・・う、うおおおお!!
「発進!」
ミサトさんの声が響いた。まずいこのままでは先ほどの二の舞だ。
「ミサトさんちょっと待ってください」
「どうしたのシンジ君?」
「使徒が攻撃を仕掛けてきます、発進は待って下さい」
「わかったわ」
多分、初号機が出てくるのを待っているんだ。
「レイを反対方向から出撃させるわ」
零号機を出撃させるんだ、綾波に攻撃をさせて使徒を引き付けているうちに初号機を出すんだな。
「きゃあ!」
「綾波!」
綾波の乗った零号機は使徒の攻撃をかわしきれずに腕をやられた、でもその隙を突いて使徒を倒す事ができたぞ。
「綾波!綾波〜〜」
使徒の攻撃を受けて地面に横たわる零号機、僕は初号機を降りて零号機に向かうとエントリープラグから綾波を助け出した。
「綾波大丈夫?」
「い、碇クン・・・だ、大丈夫よ」
痛々しい姿だけど、健気に笑ってくれた綾波可愛いなあ。
「ぬゎんてインチキ!!」
ドイツからやって来たセカンドチルドレン、アスカと出撃。敵は第七使徒、アスカのソニックグレイブで一刀両断と思いきや・・・真っ二つになった使徒は半身で再生し二体になった。
これではダメだ、戻ってやり直しだ。
「でええええ!」
アスカがソニックグレイブで使徒を一刀両断にしようとしている、僕も急いで使徒に近づきナイフを突き立てた。
どおおおお〜〜ん!
よ〜〜し、使徒を撃退この調子で行くぞ〜〜
失敗したら戻ってやり直せばいい、やり直せば良いんだ〜〜
「はっはっはっは、楽勝楽勝〜〜」
「ねえシンちゃん、失敗する度にロードするのやめたら?」
「い、いいじゃないか」
ビックリした〜ゲームをしていたらアスカが後ろにいたよ。いつから居たんだ?
「やり直していたらゲーム面白くなくなっちゃうわよ、はいアイス」
「良いんだよ、もう何回もプレーしたから今度はベストルートでクリアしたいんだよ」
「ふ〜〜ん、そうなの。アタシはもうベストルートでクリアしちゃったわよ」
「うそ?」
早すぎじゃないのか。
「本当よ、エンディングもかなり良かったわよ。教えてあげましょうか?」
「い、いいよ」
「ええとね〜〜もがもぐ」
「言わないの!」
僕はとっさにアスカの口を手で塞いだ、イヂワルな事するなあ〜
悪い結果になっても戻ってやり直すシンジ君、プチ逆行です(笑)
ずっとやり直していたら後ろからアスカちゃんに突っ込まれましたね(^^;)アスカちゃんはすでにクリアしておりイヂワルしてエンディングを教えようとしました、ゲームをクリアしたアスカちゃんだけのイヂワルですね。
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 REBIRTH