エヴァンゲリオン学園外伝

セーラー服

「シンジ、アスカちゃん見て見て〜〜」

 シンちゃんちでシンちゃんとゲームをしていたらおば様が嬉しそうな声で呼んだわ、何かしら?と振り向いてみると。

「じゃ〜〜〜ん」

 おば様はセーラー服を持っていたわ、まさか着るつもり??

「なっ・・・母さんなんだよそれ?まさか着るつもりなの」

 シンちゃんが代弁してくれたわ。

「まさか着ないわよ、これは母さんが高校の時の制服よ」

「へ〜〜セーラー服だったんですか」

「そうなのよ、タンスを片付けていたら出てきたの、懐かしいわ」

 ふ〜〜ん、そうなんだ。おば様ニコニコしている思い出がよみがえっているのね。

 それに大事にしていたみたいでまだ綺麗だわ。

「ふふ、今でも着れそうね、着ちゃおうかな」

「やめなよ、着たって似合わないよ。あっ着れないんじゃない?」

 ピキッ!

 ひっ室内の温度が五度は下がったわ、シンちゃん何言っているの。ってゲームしてる〜〜〜

「シンジ〜〜そんなことないわよ、母さん着れちゃうわよ〜〜」

「無理無理、スカートが入らないんじゃないの?」

 ピキピキッ!!

 ひいいい〜〜また温度が五度下がったわ。お、おば様ニッコリしているけど変なオーラ発しているわ。

「シンジはあんな事言っているけど、アスカちゃんはどう思うかしら?」

「ア、アタシは今でも着れると思います。まだ現役で通用しますよ」

「本当?お世辞でも嬉しいわ〜」

「お世辞じゃありません、本当です」

 お世辞じゃない、お世辞じゃない、お世辞じゃない。

「アスカ〜〜冗談もほどほどにしときなよ」

 シ、シンちゃん!全然雰囲気よんでいな〜〜い。

「コーヒーでも入れましょうね」

 あっおばさま台所へ行っちゃった・・・ま、まさか毒入りコーヒーを?






「は〜〜いお待ちどうさま」

 ドキドキ、ドキドキ、まさか毒は入ってないわよね?

「あらアスカちゃん飲まないの?」

「あ、の、飲みます」

 ええ〜〜〜い、飲んじゃえ〜〜〜

 ゴクゴク・・・

 ・・・普通のコーヒーだったわ。

 ほっ、良かった。

「うげぇ、これなんだよ?凄く苦いよ」

「あらそう?苦かったかしら」

「もの凄く苦いよ、砂糖は?」

 シンちゃんのが苦い?

「無いわよ」

「じゃあいらないよ」

 アタシのは甘かったけど、どうしてかしら?

「残すのはいけませんよ、ちゃんと飲みなさい」

 ・・・はっ!これがおばさまのお仕置き・・・

「残すよ〜〜」

「残したら来月のお小遣いは無しですよ♪〜〜」

「えっええ?」

 おばさま微笑んでいるけどやることが怖いわ。シンちゃんちょっと可哀想・・・かな?


 ユイさんのセーラー服、今となっては懐かしい思い出ですね。それを知ってか知らずかシンジ君は恐ろしい発言をしましたね(^^;)

 アスカちゃんは場の雰囲気を悟ってお世辞?お仕置きを受けなくて良かったです。
 
 こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。


エヴァンゲリオン学園外伝 セーラー服