エヴァンゲリオン学園外伝
使徒、襲来
「ちえっ・・・」
「電話もだめかあ、電車もとまっちまったし」
少年は繋がらない電話を切るとため息をついた。
「まいったナよりによってこんな時に待ち合わせなんて」
少年は階段に腰をおろすと胸ポケットから自分宛の封筒を取り出した。
シンジ君へ
わたしが代わりに迎えに行くから待っててネ
胸の谷間に注目
中身は女性の写真だった、カメラ目線胸を強調する姿勢、サービスである。
「へんな女」
少年シンジの感想である。
ゴゴゴゴーーン!
突如爆発ミサイル、煙が晴れると見たことも無い巨大な物体が現れた。
「なんだよ、あれ・・・」
「あっこらアスカ人のパソコン勝手に開くんじゃない」
「いいじゃない、これってエヴァンゲリオンの小説でしょ、続きはどうなるの」
シンジの部屋、アスカは勝手にシンジのパソコンを開いて書きかけの小説を読んでいた。
「このあと、知りたい?」
「うん、これって原作通りに進まないんでしょう」
今まで読んだ内容は原作と同じであった。
「ふっふっふっふ、先の内容を知ったら驚くよ、今まで読んだ事が無い展開だよ」
「へ〜〜どんなになるの?」
「知りたい?」
「うん知りたい」
アスカはインターネットで色々な小説を読んできたので期待がふくらむ。
「主人公が壱話で死ぬんだよ」
「え?」
「だから死ぬんだよ」
「死ぬって死んじゃったら終わっちゃうよ、間違いじゃないの」
主人公が死んだら話は終わりである。
「間違いじゃないよ、そこで話はお終い。壱話で最終回なんだ」
「・・・」
「うん、面白くなるぞ」
執筆に力は入るシンジ、だがアスカは・・・
(シンちゃんそれって絶対面白くないよ・・・)
口に出して言えないアスカであった。
突拍子な話を考えるシンジ君に読者アスカちゃんの冷静な評価。
アスカちゃんの思うとおりですね。アスカちゃん言ったほうがいいと思うけどシンジ君には言えませんね(笑)
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 使徒、襲来