エヴァンゲリオン学園外伝

そろそろ

　夏休みもあと一週間で終わりなのね、早かったわね。

　あと一週間のお休み、どうやって有意義に過ごそうかしら？やっぱりシンちゃんと遊ぶ事が有意義かな。

　・・・でもシンちゃん宿題やったのかしら？アタシは全部やったから問題無いけど、シンちゃんはやってないような気がするわ。そろそろやらないと終らないと思うわ。


「シ〜ンちゃん」

「ん〜〜なに？」

　またプラモ作ってる、窓閉めっぱなしでシンナーくさいわ。

「プラモを作るときは窓開けなきゃダメでしょ、シンナー中毒になるわよ」

「窓開けたら暑いじゃん」

　窓開けたらクーラーが効かなくなるけどそれじゃあ身体に悪いわ。

「ダメ、開けなさい。それより宿題はやったの？」

「まだだよ」

　・・・やっぱり。

「まだって余裕があるわね」

「余裕？余裕も全然ないよ」

「まさか全然やってないの？」

「うん」

　・・・予想したとおりだわ、あと一週間なのに少しくらいは慌ててよね。

「じゃあ今からやらないと間に合わないわよ」

「そうだね、じゃあ明日からするよ」

　ま、またシンちゃんの悪い癖だわ。明日しようとするけど結局はしないのよね。

「ダメ！今からやるの！」

「え〜〜？今から〜」

「今からなの？これ作ってからね」

「ダメなの！今からする！」

「は、はいっ」

　もうっ怒んないとしないんだから。



「しょうがない、やるとするか」

「しょうがない？宿題はやらないとダメでしょう」

「今日は凄く怒っているね。太ったの？」

「バカッ！」

　太ってなんかないもん！シンちゃんのバカ。

「怒る事ないだろ〜」

「怒ってなんかな〜〜い！早くやりなさい！」

「はいはい、わかったよ。やりますよ」

　もうだらけているんだから、そんなにだらけていたら遊べなくなるでしょ。

「わからないところがあったら教えてくれよな」

「うん、終ったら遊ぼうね」

　全部教えたらシンちゃんの為にならないからヒントは教えるけど・・・でも早く遊びたいから答えを教えそうだわ。

　夏休みも残りあとわずか、アスカちゃんはすでに宿題を終えていますがシンジ君は・・・余裕ですね(^^;)

　シンジ君に宿題をやらせようとするアスカちゃん、遊びたいから必死ですね。シンジ君は頑張ってくれるでしょうか。

　こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。

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