エヴァンゲリオン学園外伝
残暑
楽しい夏休みが終わって九月、気温も下がり過ごし易くなってきたわ、でもまだまだ暑いわね。
「シンちゃん、あそぼ〜〜〜」
暇だからシンちゃんと遊ぶことに決めたわ、今日は何をして遊ぼうかな?
「あらアスカちゃんいらっしゃい」
おばさまが出迎えてくれたわ、いつもニコニコのおばさま素敵だわ。
「シンちゃん居ますか?」
多分居ると思うわ、アタシの感ね。
「ええ居るわよ、あがってね」
「はい、お邪魔します」
さてシンちゃんはどこに居るのかな?自分の部屋かな?
「あ、アスカちゃんシンジは台所よ」
え、台所?何をしているのかしら、台所に行ってみましょう。
「あっ」
「やあアスカ」
シャリシャリシャリシャリ
シンちゃんカキ氷を作って食べていたわ、もう九月なのにまだ食べてるなんて。
「どうアスカも食べる?」
「食べるにもそんなに暑くないし、どうしようかな」
別に食べたいっ!ってほどじゃないけど、う〜〜〜ん迷うわ。
シャリシャリシャリシャリ〜〜〜
「をを〜〜〜うっ、頭に響く〜〜〜」
シンちゃん、頭をおさえて頭痛を我慢しているわ。まさにカキ氷の醍醐味ね。
シャリシャリシャリシャリ〜〜
「くわ〜〜〜この頭痛、まさに文化の極みだね」
シンちゃんなに言っているの?でもなんだか・・・
「アスカ食べないの?大好きなイチゴもあるよ」
アタシの好きなイチゴだわ、どうしよう・・・食べようかな。
・・・
・・・
「うん、食べる」
九月でも夏は夏よね、頂きま〜〜〜す。
しゃりしゃりしゃりしゃり〜〜〜〜〜
「くう〜〜〜響く〜〜〜〜」
この冷たさ、この美味しさ、この頭痛、これこそカキ氷ね。
「アスカ、もう一杯食べる?」
「うんっ」
シンちゃんが作ってくれる、嬉しいわ。頂きま〜〜〜す。
しゃりしゃりしゃりしゃり〜〜〜〜〜
「う、う、う〜〜〜〜〜〜」
響く〜〜〜頭をおさえて我慢するけど、この痛みちょっと癖になるわね。
「練乳もあるけどかける?」
わおっ練乳もあるの?イチゴとミックスするとまた甘く美味しくなるのよね。
「うんっ!」
しゃりしゃりしゃりしゃり〜〜〜〜
う〜〜〜ん、美味しい〜〜〜天国〜〜〜〜
「う〜〜〜ん、う〜〜〜〜ん・・・・」
「アスカ大丈夫?」
「お腹痛いよ〜〜〜」
調子にのって食べ過ぎちゃった、お腹が痛い〜〜〜」
「十杯も食べるからだよ」
「十杯ってそんなに食べてないもん、ほんの三杯だけだもん」
そう三杯、三杯しか食べていないよね。
「僕に十杯に見えたけど錯覚かな」
うん、そうよ錯覚、シンちゃん幻を見たんだわ。
「シンちゃん、お腹痛いから帰るね」
「うん、お大事にね」
とほほ、カキ氷とイチゴの誘惑に負けちゃった、う〜〜んお腹いた〜〜〜〜い!!
カキ氷の誘惑に負けたアスカちゃん、シンジ君が幻を見るほどの食べっぷりお腹を壊すでしょう(^^;)
まだ暑いからといってアスカちゃんのようになるとお腹を壊します(笑)
こんな小説でも飽きずに読んでくれた方々に感謝します。
エヴァンゲリオン学園外伝 残暑