HP更新1200回記念小説
EVA CHANGING AFTER STORY
お買い物
ふんふんふ〜〜ん、今日も今から夕食のためのお買い物。
いつもは献立を考えるのに頭を悩ますんだけど、今はそれも楽しいのよね。
「シンジ君、買い物に行こう」
「うん、いいよ」
シンジ君が着いてきてくれるから楽しいのよね、買い物なんだけどデートかしら。
買い物先はいつものスーパー、今日は何を作ろうかな。
「シンジ君は何を食べたい?」
「アスカの作ったものなら何でもいいよ」
「それじゃあわからないでしょ、何がいいの?」
アタシの作ったものは何でも美味しいって言ってくれるから嬉しいわ。
「それじゃあ〜〜」
「ビール料理フルコースといこうかしら」
「わっ」
「きゃっ」
「「ミサトさん」」
ビックリしたわ、急に後ろから声がしたと思ったらミサトさんが立っていたわ。
「献立考えるの大変でしょう、だからリクしてあげたわよん」
「そんな料理は作れません」
「え〜〜いいじゃん、作ってよ」
「ダダをこねてもダメです」
「う〜〜ん、アスカちゃんのいけずぅ〜〜」
「ところでミサトさんはどうしてここにいるんですか?」
本当、珍しいわね。
「しいて言えば・・・」
「「しいて言えば?」」
「ビールを買いに来ただけよ」
「「・・・」」
ミサトさんらしいわね。
「と、言うわけで私も買い物に付き合うわよ。あらアスカ、不満そうね」
「え、そんな事ないですよ」
「ゴメンネ〜デートの邪魔しちゃって」
「デ、デートじゃないです!」
「むきにならなくていいわよ」
「アスカ、これってデートなの?」
「知らない!」
シンジ君、ちょっと鈍すぎ。
「さあ、今日は何を買うの?」
「まだ決めてないんですよ」
「そう、なら麻婆豆腐が食べたいわ」
「麻婆豆腐ですか?」
「そ、テレビでやっていたから食べたくなったのよ」
ミサトさんらしいわ。
「シンジ君も麻婆豆腐でいい?」
「うん、いいよ」
それじゃあ豆腐とひき肉を買わなくちゃいけないわね。
店内を歩く、アタシ達三人。シンジ君が買い物カゴを持っているの、重いだろうからって持ってくれるのよね嬉しいわ。
「あら?ミサトさんは」
「いないね、どこに行ったのかな」
さっきまでミサトさんも居たのにいなくなったわ、どこに行ったのかしら?
「これこれ〜」
ミサトさんが何かを抱えて戻ってきたわ、おつまみ?
「ミサトさん、おつまみ買いすぎですよ」
「いいじゃん、これくらい買わないと買った気にならないわよ」
「ダメですよ、三百円までです」
「三百円?ちょっとしか買えないじゃない、せめて千円までにしてよ〜」
ミサトさん、涙目になっているわ。まあおつまみは高いからしょうがないかしら。
「じゃあ千円までですよ」
「それじゃあバナナはおつまみに入るかしら?」
「はいりません」
どうせバナナは食べないでしょう。
「やった〜じゃあ戻してくるわね」
ミサトさんは金額がオーバーしたものを戻しに行ったわ。
「シンジ君」
「ん、なに?」
「手、繋いでいい?」
「うん、いいよ」
ミサトさんがいない間にシンジ君と手を繋いだわ、うふふシンジ君の手暖かい。
「アスカ、豆腐だよ」
「うん」
シンジ君が選んでカゴに入れる、アタシはそれを見てる。何だか新婚さんみたい。
「次はひき肉だね」
「うん」
お肉コーナーへ向かうわよ。
「お〜〜お二人さん仲がいいですな〜〜」
「か、からかわないでくださいよ」
ミサトさんが戻ってきたわ、シンジ君は頬が赤くなっている。でもアタシは・・・
「恋人同士だからいいでしょ」
「お〜〜言うわね〜」
「ミサトさんも早く男の人とこれると良いですね」
「は・・・はう・・・そ、そんな事言うの?お姉さんは悲しいわ〜〜」
ちょっと悪かったかしら、ミサトさん涙目。
「ミサトさん、ごめんなさい」
「ううん、いいのよ。でも・・・」
「でも?」
「おつまみ二千円で許してあげる」
「え〜?」
ミサトさんが走っておつまみコーナーに行ったわ、嘘泣きしたのね。
「ミサトさんコロコロ感情が変わるね」
「本当、困った保護者ね」
ミサトさんが来る前にお買い物済ませちゃえばいいんだわ。
「シンジ君」
「なに?」
「早くレジを済ませて帰ろう」
「ミサトさんはいいの?」
「うん、いいの。二人で帰りたいし」
「そうだね」
シンジ君も同意してくれたわ、ミサトさんには悪いけど二人で早く帰っちゃうわよ。
HP更新1111回目です(^^)
アスカちゃん、お買い物もシンジ君となら楽しいですね。
でも余計なお荷物が来ちゃいましたね(^^;)ミサトさん
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
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