HP更新1300回記念小説

リツコおかあさんシリーズ

9 years after

訪問

 うっふっふ〜今日は久しぶりにおかあさんとお出かけ。

 お出かけって言っても買い物に行くわけじゃなくて、ミサトお姉ちゃんちへ遊びに行くのよね。

 加持お兄ちゃんが出張で暇だから遊びに来いって言うの、主婦するとそんなに暇なのかなあ?おかあさんは忙しいけど、その差は何だろう?





 ピーンポーン

 加持お兄ちゃんとミサトお姉ちゃんの愛の巣へ着いたわ。呼び鈴を押したら中からミサトお姉ちゃんの声が聞えた。

「いらっしゃーーい」

「ミサトだらしないわよ」

 おかあさんがミサトお姉ちゃんを見た瞬間出た言葉は私も同感に思ったわ。

「い〜〜のよ、誰も見てやしないんだから」

「でもTシャツくらい着たほうがいいよ」

 ミサトお姉ちゃんは短パンに上はブラ一枚だけ、見ているこっちが恥ずかしくなってきちゃう。

「この格好が涼しいのよ、レイも脱いだら?」

「私はいや〜女の子だもん」

 乙女はハシタナイ格好しないもん。

「ミサト、何か着なさいよ」

「しょうがないわね〜着てあげるわよ。さああがって」

 ミサトお姉ちゃん、おっきな胸を揺らしながらリビングへ向かったわ。私とおかあさんも一緒にお邪魔しま〜〜す。










「はい、おみやげよ」

「わお〜〜さんきゅ〜さんきゅ〜〜」

 お土産はケーキ。お土産って言ってもミサトお姉ちゃんの要求なんだよね、来るならケーキを持ってきてって。普通はミサトお姉ちゃんが用意するべきなんだけどね。






「んふんふんふ〜〜二人とも麦酒でいいかしら?」

 麦酒って私は未成年なんだけど。

「良くないわよ!まっ昼間から麦酒はやめなさい、紅茶を持ってきたから入れてあげるわよ」

 おかあさんの予感が的中したわ、飲み物は麦酒しか無いってね。

「え〜〜ダメなの?ケーキに麦酒は凄く合うのよ」

「ダメ!台所かりるわよ」

「ちぇ〜」

 ふふふ、ミサトお姉ちゃん麦酒取り上げられて拗ねちゃった。

 おかあさんが紅茶を用意している間に私はケーキの準備、お皿とフォークを準備しよう。

「ごろごろ〜ごろごろ〜〜」

 ミサトお姉ちゃんは何も手伝わなくて転がっているだけ。








「それじゃあいただきましょうか」

 紅茶も用意できて目の前には美味しそうなケーキ、いっただきま〜〜す。

「おおう、デリシャス」

 ミサトお姉ちゃんも満足している、チーズケーキうまうま〜

 紅茶も美味しい、おかあさんは入れ方が上手なのよね。

「こまめに掃除しているわね」

「当然!」

 ミサトお姉ちゃんが結婚して変わった事と言えば、部屋の綺麗さ!独身の頃は足の踏み場も無いほど散らかっていたけど、今は寝転がれるくらい綺麗なのよね。

 それもこれも、加持お兄ちゃん、おかあさん、アスカお姉ちゃん、シンジお兄ちゃん達の努力の賜物。掃除機の使い方を覚えさせるのに半年かかったのよね。

「ミサトお姉ちゃん偉い偉い」

「あら〜褒めてくれるの、ありがとう」

 ミサトお姉ちゃんが変わった事は掃除ができるようになった事と、もう一つは・・・










 料理ができるようになった事!

 これも新婚の頃はすんごく酷かったのよね。

 加持お兄ちゃんはよく死ななかったと感心しちゃうわ。

「あっクッキー焼いていたんだけ食べる〜?」

「うん、食べる食べる〜〜」

 クッキーの焼き方はアスカお姉ちゃん直伝、私も教えてもらったけど美味しいのよね。

「ほいほ〜〜い、お待たせ〜」

「あら上手に焼けているじゃない」

「あったりまえよ〜〜」

 ミサトお姉ちゃんガッツポーズしたわ、以前と考えられないくらい美味しいのよね。初めて作った時はクッキーじゃなくて別の物体だったわ、確か〜〜放射能が漏れていたわね。どうしてクッキーを作っていたのに放射能が漏れるのか不思議に思ったわ、それがミサトお姉ちゃんマジック!

「美味しい〜〜」

 歯ごたえバッチリ、アスカお姉ちゃんも太鼓判押していたわ。










 料理も上手になったミサトお姉ちゃんなんだけどたまに暴走する時があるのよね。

 以前、遊びに来たとき・・・







  「カレーできたわよ」


  シンジお兄ちゃん、アスカお姉ちゃんと一緒に夕食に御呼ばれして、カレーが出てきたの。


  「昔を懐かしく思って作ったのよ」


  昔のカレーはひどくても今のカレーは美味しいから、私達は何の疑いも無くカレーを口に入れたの、そしたら・・・


  「「「!!!」」」


  シンジお兄ちゃんが白目を向いて倒れて・・・


  アスカお姉ちゃんが口から泡を吹いて倒れて・・・


  私が全身が痺れて倒れちゃったの・・・


  「どう〜〜?昔作っていたカレーを再現したわよ〜死ぬほど美味しいでしょう〜」


  危うく死に掛けちゃった。それから私達はミサトお姉ちゃんに独身の頃に作った料理を再現するのは禁止にしたの。


  それを守らないと次は加持お兄ちゃんが危険にさらされるからね、頑張って主婦しているミサトお姉ちゃんでした。


 HP更新1300回目です(^^)

 リツコさんとレイちゃんはミサトさん宅へおでかけ、主婦になって少しマトモ?になったミサトさん、掃除も料理もできます(笑)

 でも服のだらしなさは以前と同じ、リツコさん達は呆れ顔(^^;)

 以前の事を思い出したレイちゃん、嫌な思い出です(笑)

 「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION リツコおかあさんシリーズ 9 years afrer 訪問