恋のかけら
また会ったね?今日はスペシャル記念番組!!!
そう!!
jun16のホームページ
40000HIT記念!!!
その名も「恋のかけら」!!
あのスペシャル記念番組「眠れる森のマナ」の続編!!
ある娘の一途な愛を追う青春番組!!!
その娘とは
そう!!
みなまで言うな!
「霧島マナちゃん」!!!
一緒に気絶していた君達のための!!!
スペシャル番組!!!
そう!!
「恋のかけら」!!
さあ、それではいってみよう!!
スペシャル 恋のかけら
ガバッ!
「あ、気がついたんだね」
マナは上半身を勢い良く起こし目が覚めた。ここはシンジの部屋、横にはシンジとアスカ。
シンジは心配で付いていたが、アスカは監視で付いていた。
「シンジ・・・ここは?私どうしたのかしら?」
「ここは僕の部屋だよ。ミサトさんのカレーを食べて気絶したんだよ」
「カレー・・・・」
マナは考えた。先ほどの悪夢がよみがえってくる。
「うっ!」
ドタ!
「マナ!」
マナは思いだし、また倒れた。だが意識を失うほどではなく頭痛がするだけであった。
「大丈夫?」
「え、ええ・・・・死ぬかと思ったわ」
「ミサトさんのカレーは特A級に指定されているんだ」
「特A級?」
「噂では使徒を倒す最終兵器なんだ」
「・・・・」
マナは絶句した。そんな危険なものを食べていたとは、そして神に感謝した、今生きている事を。
「まったく、あれだけ忠告したのに食べたいなんていうからよ。バチが当たったのね」
アスカは『争奪』の時を思い出していた。
「でも前に食べた時は美味しかったのに」
「あの時は偶然に成功したのよ。言ったでしょう0.0000000001%って、これからは絶対に成功しないわよ」
ゴクッ!
マナは生唾を飲んだ。そして誓ったこれからはミサトの手料理を絶対に口にしない事を。
「マナ、起きれるかい?お腹は空いてない?」
シンジは経験者の立場からマナの体を心配する。
「少し空いているみたい」
「それじゃあ、お粥でも作ってこようか?」
「うん」
マナは笑顔で答えた。ミサトの後のシンジの手料理、最高のご馳走である。
「そりゃそうよ。もうすぐお昼なんだから」
「えっ?」
マナは聞き返した。
「だからもうすぐ昼なの。帰るんでしょ?」
ガーン!
マナの頭に100tが落ちたような衝撃、そう昼にはここを発たなくてはならないのだ。
「え、マナ帰るの?」
「う、うん・・・」
「もっと居られないの?」
「ごめんなさい、無理なの・・・」
マナはタオルケットを握り締めうつむいた。シンジもせっかく会えたのにろくに話もできずに悲しかった。
「もう帰らなきゃ・・・・お粥食べれない・・・」
バックを引き寄せ帰る準備を始めた。
「・・・ま、待っててお弁当作るから」
シンジは急いで台所に駆け込み作り始めた。
「シンジ・・・・」
「アンタも災難だったわね。まあいい体験だったけど」
「・・・」
アスカの悪態にも反論する気にはなれなかった。
(な、なによ。この雰囲気はこれじゃあまるで私がイヂメているみたいじゃない)
マナは気が抜けたようにバックを見つめていた。アスカは場が悪くなりコソコソとリビングに逃げた。
「できたよマナ」
シンジは完成した弁当をバックに入れた。マナはゆっくりと立ちあがると玄関に向かった。
「送るよ」
「・・・うん」
(2人にしてはまずいわ)
「しょうがないわね、私も送ってあげるわ」
3人は駅に向かって歩き出した。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
無言。照りつける太陽の下、ただ黙々と駅に向かって歩いた。そして3人は駅についた。切符を買い汽車をまつ。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
待つ間も無言であった。出る言葉が無い。ただじっとしているだけで時間は過ぎていく、アナウンスが流れ遠くから汽車の姿が見える。
シンジはふと言葉を発した。
「マナ・・・・今度はいつ会える?」
「・・・・わからない」
「・・・でも会えるよね?」
「うん・・・・」
汽車は駅に止りドアが開く。マナはバックを持つとゆっくりとドアに向かった。
「マナ、絶対に会えるよね」
「うん」
ガバ!
「シンジ!」
マナはシンジに抱きついた、シンジも優しくマナの背中に肩を回す。アスカはただ怒りを込めて2人を見ていた。
「マナ・・・・」
「また会いに来るから、絶対に会いに来るから」
瞳から涙が流れる、ずっとこうしていたいのだが無情にも発車の合図。汽車に乗りこむ。
「シンジ」
「マナ」
窓越しに2人は見詰め合い、そのまま汽車は流れていった。シンジはマナの姿を最後まで見たいと一緒に走り出す。
「マナ!絶対に絶対に会いにきてよ!」
「シンジ!」
汽車はホームを離れだんだんと小さくなっていった。シンジは今度の再会を誓い見えなくなるまで見ていた。
マナは席に座ると涙をハンカチで拭いた。そしてシンジ手作りの弁当を開ける。
「・・・・これは」
弁当箱を包んであるハンカチを開くと、そこには1枚の折りたたまれた紙が入っていた。
「手紙?」
マナは開いて読んでみた。
マナへ
せっかく会いにきてくれたのに、ろくに話もできずにごめん
僕の方から会いに行きたいけど離れる事ができないんだ
今度、会いに来てくれた時沢山沢山話をしよう、遊びにも行こう。
お弁当で味気ないけど、一生懸命作りました。
僕の料理は今度ご馳走します。
体に気をつけて
シンジ
「う、うう・・・シンジ」
瞳からは涙があふれ手紙を濡らした。そして弁当に箸を伸ばす。
「・・・美味しい・・・・」
涙を流しながら、シンジの弁当を食べた。今までより1番美味しい。
「また会いに来るから・・・・」
シンジはホームで汽車が見えなくなっても立っていた。
「・・・・・」
「シンジ!何ボケッとしてんの、帰るわよ」
「・・・うん」
「シャキッとしなさい!鋼鉄女はまた来るって言っているんでしょ!まったく」
「・・・・うん」
シンジはまだ別れから立ち直れない。アスカは怒りがこみ上げる。
バシッ!
「バカシンジ!」
頬に1発強烈なビンタをお見舞いすると、スタスタとシンジを置いて帰っていった。
(人の気も知らないで!)
それから1週間シンジは、暗いままで過ごした。
学校、朝のホームルーム、老教師が教壇に立つ。
「えー、今日は転校生を紹介します」
どっとクラス中がざわめきたつ、シンジはそんな事は気にもとめていない。
「入ってきなさい」
転校生が入ってきた。
「!」
アスカは転校生に興味はなかったが、一応入ってくるのを見ていた。
「ア、アンタッ!」
「霧島マナです!」
おしまい!
主演
霧島マナ
撮影
jun16
提供
jun16
40000HIT記念委員会
マナスマイル何時でも見たいよファンクラブ
名前で呼んでくれファンクラブ
コレクターズディスクよかったファンクラブ
マナグッズひとすじファンクラブ
マナクラブ
鋼鉄倶楽部
やまびこクラブ
マナレム睡眠倶楽部
kizetu kurabu
マナちゃん!
シンジ君と同じクラスに!
嬉しい!
楽しい学園生活の始まりだ!
シンジ君と学園生活を楽しんでくれ!
でも
アスカちゃんがいるし!
レイちゃんがいるし!
波乱!
起きそう!
これからは
マナちゃんパワー
40000%
そして短い間だったけど記念番組を読んでくれた
全ての人にありがとう!
40000HIT突破。鋼鉄編マナその後の生活スペシャル番組、其の九!
と言うわけでスペシャル番組、しゅーりょー!
こんなHPに40000HIT!嬉しいです(^o^)
終了したという事で今度からは普通のSSにもマナを出します(今までは記念番組でしか描いていませんでした。エヴァ学園は別です)
1000HIT,5000HITときて、それから5000HIT区切りに鋼鉄のGFの後のストーリを自分なりに考えて出してきました。
遠くに離れていてもシンジの事を思っているマナ、その気持ちが少女を動かす原動力になっています。ゲームのエンディングはどれも悲しく感じたので、jun16のSSでは、楽しくしました。
今回のSSでマナとシンジは一時の別れでしたが、最後にマナが転校してきてこの後の学園生活は楽しいものになると思います。
毎回、鋼鉄編マナその後の生活スペシャル番組を楽しみに待っていて楽しく読んでくれた皆さん、今回で完結という事になりました。
応援してくれた方々に本当にありがとうございました。まだまだ執筆力不足ですがこれからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
うーん、ちょっと真面目でしたね(^^)感想のメール、掲示板へのカキコ待っています!返信率は40000%です!
Messengers’Rhymeはいいねえ、Funkyは好意に値するよ(好きってことさ)
クボジャー好きのjun16でした。
それではこのへんでー!!
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 恋のかけら