「シンちゃ〜〜〜ん、レイ〜〜〜、明日セカンドチルドレンを紹介するわね」
ミサトさんの話だと明日ドイツからエヴァ弐号機のパイロット、セカンドチルドレンが来るらしい。
「ミサトさん、その人どんな人なんですか?」
「あら気になる?シンちゃん」
「そりゃあ・・・仲間としてこれから一緒に戦うわけだし・・・」
気にならないほうが不思議だよね。
「綾波も気になるよね」
「・・・おなかすいた」
・・・興味ないんだね。僕は興味あるけどね、明日楽しみだなあ。
そして次の日、ネルフに向かった僕と綾波を出迎えたミサトさんと一緒にセカンドチルドレンの居る場所へ行ってみると・・・
「紹介するわ、惣流・アスカ・ラングレーさん。今日から弐号機で参戦してくれます」
「よろしくお願いします」
可愛い女の子だ、でも・・・
EVA小説掲載450本目記念小説
アスカ、五歳
僕の目の錯覚だろうか、おもいっきり背が小さいんだけど。
「あの〜〜ミサトさん、この子がセカンドチルドレンなんですか?」
紹介されたけどあえて聞いてみる、聞き間違えてたかもしれないからね。
「そうよん、アスカよ、歳は五歳!私と並んだら姉妹に見えるでしょう」
・・・見えません!と口に出して言いたかったけどやめとこう。
「ミサトお姉ちゃん、それ無理があるよ〜〜。よろしくお願いします・・・ええと・・・」
「あ、僕は碇シンジだよ宜しくアスカちゃん」
「シンジお兄ちゃん、宜しくお願いします」
「うん、よろしくね」
うん、礼儀正しい子だぞ、でも五歳でエヴァのパイロットなのか・・・こんな小さいのに戦うなんて・・・
「ええと、こっちのお姉ちゃんは・・・」
「綾波レイ・・・」
「レイお姉ちゃん、宜しくお願いします」
「よろしく・・・」
うん、笑顔が可愛い子だぞ、綾波もちゃんと挨拶をしたし良かった良かった。
「でもミサトさん、どうしてアスカちゃんがパイロットなんですか?」
戦闘は危険なのに怪我したらどうするんだろう。
「ふっふっふっふ、シンちゃん舐めてもらっちゃ困るわね。アスカはとっても優秀でそこら辺の一般ピープルな五歳児と比べてもらっちゃダメよ」
「へえ〜〜優秀なんですか」
頭が良いのかな、IQが500ぐらいあったりして。
「なんとアスカは自分の名前が書けるのよ!」
「それは凄い!」
僕が五歳の時は自分の名前は書けなかったよ。
「ほらアスカ、書いてみてちょうだい」
「はい」
アスカちゃんが自分の名前を書いていく。
そう流・アスカ・ラングレ〜
「はい書けました」
「ほら、流が漢字なのよ。五歳で書けるなんてアスカくらいよね〜」
「本当だ、アスカちゃん凄いね〜〜」
なでなで
おもわず頭をなでなでしちゃったよ。
「ありがとうございます」
僕なんて碇は漢字で書けなかったし、シンジのンはソになってシソジって書いていたからね。
「綾波凄いよね」
「・・・私も書けるわ」
「え?」
「私も自分の名前書けるわ」
そ、それは書けなきゃ当然なんだけど、あっペンを持って・・・
綾彼レイ
「綾波・・・波の字が彼になっているよ」
「え?」
「ほらさんずいじゃなくてぎょうにんべんになっているよ」
これじゃあ、あやかれレイだね。
「をいをいレ〜〜イ、名前くらいちゃんと書かなきゃアスカに笑われちゃうわよ」
「レイお姉ちゃん調子が悪いの?」
あ〜〜あ二人にからかわれちゃったよ。
「・・・私三人目だからわからないわ。もう行かなきゃ呼んでいる」
あ、逃げた。ちょっと耳が真っ赤だぞ、そりゃあ恥ずかしいよね。
「レイったら困ったものねえ〜〜、じゃあ行きましょうか」
「はい」
「どこに行くんですか?」
「アスカの住まいよ、私達と一緒に住むわよ」
アスカちゃんと一緒に住むのか、一人で住ませるのは可哀想だし家が明るくなるね。
「はい、アスカちゃん行こう」
「うんっ」
アスカちゃんと手を繋いで家へGO〜だ。
「さあてアスカ、今からここがあなたの家よ」
「はいお邪魔します」
「ちょっと待った〜〜〜アスカ、自分の家だからお邪魔しますじゃないでしょ?」
「あ、ただいま」
「よろしい!おかえりなさい」
うんうん、アスカちゃんもこれで家族の一員だ。
「おかえりアスカちゃん」
「ええとアスカの部屋は・・・」
部屋っていったら僕の部屋の隣の物置くらいしか・・・でもそこは可哀想だよな。ミサトさんと一緒は・・・部屋の中で遭難する危険があるぞ。じゃあ僕と一緒かな。
「シンちゃんと一緒の部屋で良いかしら?」
「はい」
必然的にそうなるんだろうな、なんだか妹ができたみたいで嬉しいなあ。
「アスカちゃん部屋はこっちだよ」
「うん」
アスカちゃんを部屋に案内だ。
「クエクエ〜〜〜」
「あ〜〜ペンギンだ、可愛い〜」
「クエクワ」
「ペンペン、アスカちゃんだよ、今日から一緒に住むんだ仲良くするんだぞ」
「クエクエ」
「よろしくねペンペン」
うんうん、すぐに仲良くなったぞ、いい遊び相手だな。
「ここが僕の部屋、アスカちゃんの部屋でもあるね」
「うん、わ〜〜広〜〜い」
あまり物を置いてないからね。
「ええとアスカちゃんはベッドが良いのか?」
ドイツ育ちって聞いたからね、僕は床でも良いからね。
「良いの?」
「うん良いよ」
「じゃあベッド〜〜〜」
飛んで乗ったぞ〜こうして見ると普通の五歳児なんだけどパイロットなんだよなあ。
「じゃあ僕は洗濯をするから・・・ってアスカちゃん?」
「zzz〜〜〜」
寝ちゃってる、疲れているんだろうなあ。小さいのにエヴァのパイロット、ネルフは何を考えてんだろう?守ってあげないといけないなあ。
このSS(リレー小説&投稿SS&CGに付けたSSを除く)で450本目です!V(^▽^)V
今回の設定はアスカちゃんを五歳ということで性格は悪くないです。シンジ君は良いお兄さんになるでそしょうね(保父さんでしょうか)
レイちゃんがちょっとおばかさんになってしまいました(^^;)ミサトさんは相変わらずです。
これからも「jun16 Factory」をヨロシク!<_>
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION アスカ、五歳