EVA小説掲載850本目記念小説

EVA CHANGING AFTER STORY

 大地を潤す恵の雨、アタシ達の生活を潤す恵の雨

 だけど・・・

 今日は朝から雨、ここ最近降っていなかったから良いんだけど

 だけど・・・



 アタシにはよくないの〜〜〜!

 本当にもうっ!せっかくシンジ君とピクニックに行く予定だったのに〜〜

 雨のバカ〜〜!

 どうして今日降るのよ、明日まで待てなかったの?降るの早すぎよ

 あ〜あ、がっかりだわ

 今日は大人しくゆっくりしていようっと





 リビングではシンジ君がテレビゲームをしていたわ。シンジ君も楽しみにしていたからガッカリよね

「アスカもやるかい?」

 シンジ君は落ちゲーをしているわ。誘ってくれたのは嬉しいんだけど、ゲームする気分じゃないわ

アタシはいいわ、見てる

「そうかい、今日は残念だったね、来週晴れたら行こうね」

うん

 来週は晴れるようにテルテル坊主を沢山作っておこうっと

「おやおや〜〜アスカちゃ〜〜ん、元気がないわね〜〜もしかしてウンウン出てないのかな〜〜?」

ミサトさんじゃないです、ちゃんと毎日出てます!

 あっ!シ、シンジ君が居るのに恥ずかしい・・・ってシンジ君はゲームに夢中で聞いてないわ、よかった〜〜

「健康はいいわね〜〜私なんてもう・・・モゴモゴ」

下品な事言わないでください

 アタシはミサトさんの口を両手で塞いだわ、まったく朝から酔っ払って呆れちゃうわ。

「お通じはとお〜〜〜っても大事よん、特に乙女にとってはね」

 乙女・・・ミサトさんにはその言葉はもう通用しないんじゃないかしら

朝から飲まないでください

「い〜〜じゃない、折角の休みは朝からビール!これにかぎるわ〜〜プハ〜〜うまうま」

 ・・・呆れるわ

休みくらいはお酒も休みにしていいんじゃないんですか

「ビールに休みはいらないわ、むしろ増やして良いくらいよ。どうアスカも飲む?」

飲みません!

 未成年に進める保護者って・・・

「んじゃあ、シンちゃん飲も〜〜ぜ〜〜〜」

「あわわ、いりませんよ〜〜」

 あ〜〜!ミサトさんがシンジ君の背中に抱きついちゃった、そうなると必然的にミサトさんの豊満なバストがシンジ君の背中に・・・あっシンジ君が真っ赤になって、鼻から血が・・・そして頭から湯気が!

ミサトさん!

 本気で怒りますよ

「いやんいやん怒っちゃいやん〜〜もしかして二日目かしら」

 プッチン!

 アタシの中で何かが切れたわ。シンジ君が居るのに〜〜

 シュッ!

「はうう・・・」

 シンジ君に気づかれないようミサトさんに永遠の眠りのツボをついたわ、これで目覚めることはないわ

「あれ、ミサトさん寝ちゃったの?」

うん、疲れているみたい。寝かしておきましょう

 邪魔者は消えたわ、これでシンジ君と二人っきり・・・

「シンジ君オヤツ食べよう」

 ピクニックの為に買っておいたオヤツ、また買えばいいわ

「そうだね、食べようか」

「私も食べる〜〜」

 えっ?ミサトさん起きちゃったの、ツボをついたのに

「ビスケットにはビールがあうのよね」

「ミサトさんには何でもあうじゃないですか」

「そうだったかしら〜〜」

 ・・・来週は絶対に晴れになるようにテルテル坊主を沢山作らないといけないわ


 このSS(リレー小説&投稿SS&CGに付けたSSを除く)で850本目です(^▽^)

 アスカちゃん、せっかくのピクニックが雨でお流れ。ラヴラヴも自然には勝てないですね。

 アンニュイなアスカちゃんにちょっかいを出すミサトさん、恐いもの知らずですね(笑)


 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION EVA CHANGING AFTER STORY 雨