リツコおかあさんシリーズ
アスカちゃんとレイちゃんの入浴TIME
「レイ〜お風呂に入るわよ」
「は〜〜い」
夕食を終え一段落終えた葛城家、アスカはレイとお風呂に入る時間である。今日リツコは泊まりの仕事の為にレイは葛城家でお泊りである。
「シンジお兄ちゃんも一緒に入ろう」
「ぶっ!」
レイの言葉にお茶を飲んでいたシンジはおもわず噴き出した。
「レ、レイちゃん何を言うんだい」
「入ろう、みんなで入ると楽しいよ」
「レイ、ダメよシンジと一緒に入ったら何されるかわからないわ」
当然アスカは拒否。
「は、はいるわけないじゃないか、さっさと入ってきてよ」
「そんな事言って入りたいんでしょ?」
真っ赤になって拒否するシンジにミサトが間髪入れずに口を挟み込む、からかい大好きの保護者である。
「そ、そそんな事ないですよ、さあレイちゃん早くアスカと入っておいで」
シンジはレイのお泊りセットバックから着替えを出すとレイに渡した。
「は〜〜〜い」
「いいことシンジ、覗いたら殺すわよ」
「わかっているよ、命をかけてまで見たいもんじゃないしね」
呟くがこういう事は小さくても良く聞こえるのである。
「んまっ何よそれどういうイミ?」
「うるさいな〜〜〜いいから早く入れよ!」
聞こえた事に小さく舌打ちするとピンタされなくて良かったと思うシンジであった。
「ふん!べ〜〜〜だ!」
アスカは大きくあかんべ〜〜をするとレイをつれてお風呂場に向かった。
「ふう〜〜〜」
静かになったリビング、シンジはお茶を入れなおし飲むと一息ついた。
「シンちゃん」
「なんですか?」
「覗いてきて良いわよ、許すから」
「ぶっ!」
親指を立ててウインクするミサトにまたもやお茶を噴出すシンジであった。
「な、なななな何を言っているんですか!覗けるわけないじゃないですか」
「年頃の男の子はそう言うのよ、本当は一緒に入りたかったんでしょ」
「は、はははは入りたいわけないでしょ」
耳まで真っ赤になって否定をするが通用しそうにない」
「そう〜〜〜?ほら耳を澄ましてごらんなさい」
「え?」
ミサトは耳に手を当てお風呂場の方に向けると目を閉じた。
「ほら、アスカとレイの楽しそうな声が聞こえるでしょ?」
「え?」
確かにお風呂場は騒がしい、シンジもついつい聞き耳を立ててしまう。
「さあて体を洗うわよ背中を向きなさい」
「うん」
アスカはスポンジにボディーシャンプーをたっぷり付けて泡立てると、レイの背中を洗っていく。
「相変わらず白いわね、日に当たらないから白いのよ」
「うん、でも一人お外で遊ぶのつまらないもん」
「そうね、でも外にでないとモヤシになっちゃうわよ、せめて加持さんのスイカ畑で日光浴をすると良いわ」
「うん、スイカ食べ放題だね」
「ふふそうね」
アスカとレイは時々、加持のスイカ畑に忍び込むとスイカを失敬しておやつにするのだ。
「はい、お終い」
「んきゃっ」
勢いよくお湯をレイの体にかけると泡は全て洗い落とされた。
「今度は私が洗ってあげるね」
「ありがと、しっかり洗いなさいよ」
「は〜〜〜い」
レイはスポンジを受け取るとボディーシャンプーをたっぷり付け泡立てると、アスカの背中を洗っていく。
「アスカお姉ちゃん、肌すべすべ」
「ふっふっふっふ、当然でしょ、すべすべお肌はアタシの代名詞なんだからね」
「へ〜〜〜、ほら私もすべすべ〜〜」
レイもアスカに負けず劣らず肌はすべすべである、アスカに自分の肌を見せるとニッコリ笑う。
「うん、なかなかすべすべ度は高いわよ」
「本当?やった〜〜」
「ほらほら手が止まっているわよ、洗って洗って」
「うん」
再び洗っていくレイ、背中を洗い終えると今度は前に回る。
「前は良いわよ自分で洗うから」
流石に前を洗ってもらうのは恥ずかしい。
「そう〜?洗ってあげるのに、いつも思うけどアスカお姉ちゃんのお胸胸大きい〜〜〜」
洗い終えてちょっと残念のレイ、アスカの胸をじっと見つめると感心した。
「ふふ、そりゃそうよ。なんてったってアタシの胸なんですからね」
背筋を伸ばすと胸を強調して自慢する、五歳児のレイに自慢してもなんてことは無いのだが自慢せずにはいられないアスカである。
「でもミサトお姉ちゃんよりは小さい〜〜」
「こら、あんな牛と比較しないのミサトは異常なのよ。このくらいがベストなのよ」
「ふ〜〜〜ん、私もそんなになれるかな?」
まだ自分のぺたんこの胸を触り首を傾げる。
「なれるわよ、このアタシが保障するから間違いないわよ」
「本当?」
「ええ本当よ」
ニッコリ微笑むとレイの頭をなでるレイであった。
ぷにぷに
「きゃ、こらなにするのよ」
突然レイに胸を触られ驚くアスカ。
「お胸胸やわらかいね」
「柔らかくて当然、でも突然触るのは反則よ」
ぐりぐり〜〜〜
「はううう〜〜〜」
米神をグーでぐりぐりされるレイであった。
「うう、やったな〜〜えい」
ぷにぷにぷに〜〜〜
「きゃっまた触って〜〜もうっ」
再び胸に触り仕返しするレイであった。
「二人とも楽しそうね〜〜〜」
「え、ええ」
リビングで聞き耳を立てていた二人、シンジはアスカの声におもわず生唾をごくりと飲んだ。
「アスカのお胸胸柔らかいんだって」
「そ、そそそそそそそのようですね」
「触ってみたいわね」
「そ、そそそそそそそそのようですね」
「そう〜シンちゃん触ってみたいんだ」
「そ、そそそそそそそそのようですね」
返事をするシンジだがミサトの声は一切聞こえていない、耳に全神経を集中させている。
「・・・つまんないわね」
リアクションが同じなのでつまらない、これ以上からかっても無意味と思ったのかTVのチャンネルを足で変えると放送を見始めた。
「ふ〜〜〜さっぱりしたわね」
「うん、ぽっかぽか」
入浴を終えた二人、脱衣所で全身の水分をバスタオルで肌を傷つけないように優しく拭いていく。
「ふい〜〜〜喉渇いちゃった」
「あっレイ、まだ拭き終わってないでしょ」
「平気平気〜〜〜ジュース飲んだら拭くから〜〜〜」
「拭かないと風邪引くわよ」
まだ全身拭き終えていないレイは裸のままで台所に走っていた。アスカはバスタオルを体に巻くとレイを追いかけて脱衣所を飛び出した。
「・・・」
台所、シンジはボンヤリと夕食の後片付けをしていた、先ほどの会話が耳にこびりついて離れない。
タッタッタッタ
「シンジお兄ちゃん、ジュ〜〜〜ス」
走ってやってきたレイの声にシンジは気が付くと後ろを向いた。
「わあ、レイちゃん裸じゃあ風邪引くよ」
「大丈夫大丈夫、ほっかほっかだもん」
「こらレイ、体を拭きなさ、あっ・・・」
「あっ・・・」
バスタオル一枚でレイを追いかけてきたアスカはちょうどシンジを目が合い固まった。
「・・・」
「・・・」
「きゃ〜〜〜〜!」
「うぎゃ!」
レイ用のバスタオルをシンジに投げつけると顔を真っ赤にさせて脱衣所に走り去っていった。
「アスカお姉ちゃんどうしたんだろう?ジュ〜ス飲めば良いのに、ねえシンジお兄ちゃん」
「それはねレイちゃん・・・大きくなればわかるよ」
顔面に当たったバスタオルで鼻が赤い、悟りを開いた修行僧のように黙々と語るとバスタオルでレイの体を拭いてあげた。
「ふ〜〜〜ん、わかんないや。そうそうアスカお姉ちゃんのお胸胸ねえとってもやわらかったの〜〜」
「ええっ!ど、どのくらい?」
主夫をしていても中学生の男の子、鼻息が荒くなる。
「ええとね、私のほっぺたくらい、こうぷにぷに〜〜〜って」
自分の頬を人差し指でつんつんすると無邪気な顔で笑うが、目の前には中学生の男の子がいる。
「ね、ねえレイちゃん、触っていい?」
「うん良いよ」
ごくっ!
頬を触るだけなのに生唾を飲むシンジ、震える指でレイの頬に触れる。
プニプニ
(や、柔らかい、これがアスカの胸の感触なのか!)
プニプニプニプニ〜〜〜
「ふいい〜〜〜シンジお兄ちゃん、ジュ〜ス飲めないよ〜〜〜」
プニプニプニプニ〜〜〜
「シンジお兄ちゃん」
だがシンジは頬を触るのに夢中である。
「こ、これがこれが・・・」
ボカッ!
「うぎゃっ!」
「こら〜〜〜何想像してんのよこの変態が!!」
着替え終えたアスカはシンジの恍惚の表情を見て一瞬で何を想像しているのかを見抜いた。アスカはシンジをスクリューパンチで床に沈める。
「あ、アスカお姉ちゃん助かった〜〜シンジお兄ちゃん頬を触ってジュ〜スが飲めなかったの」
「まったく馬鹿シンジは、いい事今度からは絶対に頬を触られたらダメよ」
「え?どうして?」
「どうしても、これを守らないと胸が大きくならないわよ」
「ええ?そうなの、わかった絶対に触らせないようにする」
頬を触らせても胸は関係ない。
「そうよ、さあ着替えないと湯冷めするわよ」
「は〜〜〜い」
「ふんっ」
ボクッ!
レイをつれて脱衣所に戻るアスカ、気絶しているシンジに蹴りを入れるのを忘れない。その日を境にレイはアスカのいい付けを守りシンジに頬を触らせないのであった。
今回リツコさんは出てきませんが「リツコおかあさん」なのです。十四歳のアスカちゃんと五歳のレイちゃんのやりとりはここでしか書けませんからね、リツコおかあさんが出てくるのを期待していた方ごめんなさいね(^^;)
アスカちゃんとレイちゃんの心温まる?入浴にシンジ君はドッキドキ(笑)もうたまりませんね(爆)シンジ君レイちゃんの頬を夢中で触るなんて危ないぞ。
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ アスカちゃんとレイちゃんの入浴TIME