リツコおかあさんシリーズ

あいす

 あ〜〜あっついわね。

 十月に入ったのになんて暑さなの、、汗がダラダラでちゃうわ。

 早く帰ってアイスを食べようっと。




「たっだいま〜〜」

 って、誰も居ないわね。シンジはどこへ行ったのかしら?まあいいわ、アイスアイス〜〜

 すぐに台所へ直行よ、そして冷凍庫を開けると・・・

 アタシ専用の二リットルアイス!特売で買ったから安かったのよね〜これをそのままスプーンで食べるのが幸せなのよね。

 特大スプーンですくって・・・

 パクッ!

「ん〜〜〜美味しい」

 冷たくて甘くて、デリシャス!暑さが吹っ飛ぶわ。





「「ただいま〜〜」」

 むっ玄関から聞える声はシンジとレイだわ。早くアイスを隠さないと食べられちゃうわ。

「あ〜〜アスカお姉ちゃんがあいす食べてる〜〜」

 早っ、レイ〜来るのが早すぎよ、隠す暇も無かったわ。

「美味しそ〜ちょうだいちょうだいちょうだ〜〜い」

 もう〜抱きつかないでよ〜〜目輝かせないでよ〜〜

「ちょうだいちょうだいちょうだ〜〜い」

 あ〜〜もうっ可愛いわね!

「ちょっとだけよ」

「うん、あ〜〜〜ん」

 可愛い笑顔を見せられたらあげないわけにはいけないわ。スプーンでアイスをすくって。

「ほら、あ〜〜ん」

「パクッん〜〜ちゅべたくて美味しい〜〜」

 満足しているわね、あげてよかったわ。

「おっレイちゃん美味しそうだね」

 遅れてシンジがやって来たわ、買い物してきたのかしら。

「うん、あいすがちゅべたくて美味しいの、シンジお兄ちゃんもあーんして」

「そのアイスはアスカのだから僕はいいよ」

「え〜〜食べないの?すっごく美味しいよ」

 しょ、しょうがないわね・・・

「ほらシンジ、あ〜んしなさい。特別にあげるわよ」

「えっいいの?」

「アンタが食べたそうだから特別にあげるのよ、感謝しなさい」

 な、なんでアタシが緊張しているのかしら、ただアイスをあげるだけなのに。

「じゃあもらおうかな、ありがとう」

「ど、どうしたしました」

 だ〜か〜ら〜どうしてシンジ相手にかしこまっているのよ!

「うん、美味しいね、ありがとうアスカ」

「あ、当たり前でしょう。アタシが買ってきたアイスなんだから美味しいに決まっているわよ」

 レイ、シンジが食べたら次は当然アタシが食べなきゃいけないわよね。アタシが・・・

 キャ〜〜〜!アタシったら顔が真っ赤だわ、ただアイスを食べるだけなのに〜〜

「シンジお兄ちゃん、アスカお姉ちゃんの顔が真っ赤だよどうしたのかな?」

「さあ〜暑いのかな?そうそう外から帰ってきたから手を洗おうね」

「うん」

 シンジとレイが手を洗うために洗面所に行ったわ。そしてアタシはアイスを食べる・・・

 キャ〜〜考えただけでアイスが溶けちゃうわ。


 アスカちゃんの楽しみは一人でこっそりとアイスを食べる事、でもレイちゃんに見つかってしまいました(^^;)

 アスカちゃんが使っていたスプーンで食べるレイちゃん、そしてシンジ君・・・の次は当然アスカちゃんの番、ドキドキですね。

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


リツコおかあさんシリーズ あいす