リツコおかあさんシリーズ
五月びょー
「あ〜〜だるだる」
「あのねミサト・・・」
「な〜〜に〜〜?あ〜〜だるいわ」
研究室、ミサトは椅子に座り机に頬をついてうつろな目でボケ−としている。その姿にリツコのこぶしは震えていた。
「だるいじゃないわよ!仕事しなさい」
「だって〜〜だるいんだもん」
「ミサトお姉ちゃん、仕事しなきゃいけないよ」
レイはミサトの肩を揉みながら励ました。
「ん〜〜〜病気だから仕事できないわ〜〜」
「病気?ミサトお姉ちゃん病気なの?」
「そうよ〜〜五月病って言う凄い病気なのよ」
「へ〜〜」
まだ五月病をしらないレイはミサトの姿を見て重症と思った。
「レイ、五月病はね、五月になると仕事をしたくなくなるのよ。特にミサトのようなだらけた人間に発病するのよ。だから五月病にならないようにするにはミサトのような大人になったらダメよ」
「は〜〜い」
大きく手を上げ返事するレイであった。
「をいをい、私はだらけた人間なの?」
「そうよ、シンジ君やアスカが可哀想だわ、だらけた保護者で苦労しているわ」
思わず眼鏡を取り目元をハンカチで拭った。
「可哀想じゃないわよ。私は大きな愛で二人を包んでいるわよ」
「包んでいる?ミサトお姉ちゃんはビールを大きな愛で包んでいると思うよ」
「レイ上手ね」
リツコは思わず吹き出した。
「あ〜〜レイ〜〜そんな事を言うのはこの口か〜〜?」
「ふ、ふぎゃぎゃ」
ミサトはレイの体を足で挟み動きを封じるとホッペをつねるのであった。
ミサトさんが毎年かかる五月病、やっかいな病気です(^^;)
だらけたミサトさんがちゃんと仕事をしているリツコさんの所に来たら迷惑ですよね。レイちゃんも呆れています。
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ 五月びょー