リツコおかあさんシリーズ

張り合うアスカちゃん

 惣流・アスカ・ラングレー(十四歳)自称天才美少女アスカちゃん、常にNo.1になることを義務付けられた彼女は誰であろうと容赦はしない・・・






「おっいし〜〜〜〜」

 葛城家、レイちゃん(五歳)はおやつのアイスクリーム(ストロベリー)を口いっぱいに頬張りご機嫌、甘いアイスが口いっぱいに広がりました。

「おいしいねレイちゃん」

 主夫シンジ君(十四歳にして主夫)はレイちゃんの笑顔を見て大満足、おやつを出した甲斐がありました。

「うん、もうほっぺた落ちそ〜〜〜」

「はは、大げさだなあ〜〜ほら口の周りがアイスだらけだよ」

 食べる事に夢中のレイちゃん(五歳)の口の周りはアイスだらけ、シンジ君(十四歳)はタオルで優しくレイちゃん(五歳)の口を拭いてあげました。

「ありがとうシンジお兄ちゃん!」

「ふふ、アイスは逃げないからゆっくり食べるんだよ」

 仲良し二人を見つめる二つの瞳、アスカちゃん(十四歳)はアイスを食べながら思いました・・・

(むむむむ〜〜〜レイのやつ、わざとアイスをつけて拭いてもらうなんて、計算しているわね)

 スプーンを握り締めちょっと勘違いのアスカちゃん(十四歳)

(そっちがその気ならアタシだって)

 瞳をキラリと光らせて早速行動に移すアスカちゃん(十四歳)

「シンジ〜このアイス美味しいわね」

「スーパーで半額だったけどなかなかいけるだろってアスカ」

 レイちゃん(五歳)と話していたシンジ君(十四歳にして主夫)はアスカちゃん(十四歳)を見ると言葉が出なくなりました。

「なに?」

「口の周りがアイスだらけだよ」

「そう?」

 アスカちゃん(十四歳)の口の周りは先ほどのレイちゃん(五歳)と同じようにアイスだらけでした。

「はい、タオルだよ拭いて」

「ん〜〜〜〜」

 アスカちゃん(十四歳)はタオルを渡されましたが受け取りません、顔をシンジ君(十四歳にして主夫)に突き出しました。

「なにやってるの?早く拭かないと服に付いちゃうよ」

「ん〜〜〜ん〜〜〜〜」

 アスカちゃん(十四歳)タオルを受け取りません、更に顔を近づけました。

「アスカお姉ちゃん、自分で拭かないとダメでしょ、ふきふきふきふき」

 先ほどからずっと見ていたレイちゃん(五歳)は呆れてアスカちゃん(十四歳)の口の周りを拭いてあげました。

「はい綺麗になりました」

「レイちゃん偉いね、いい子いい子」

 なでなでなでなで

「えへへ」

 シンジ君(十四歳にして主夫)はレイちゃん(五歳)の行動に心をうたれ頭をなでなでしてあげました。そしてアスカちゃん(十四歳)は・・・

 ガ〜〜〜ン!!

(ア、アタシの計画が・・・くううレイのやつぅ〜〜〜〜)

 ガックリ肩を落とすアスカちゃん(十四歳)でした。果たして何を計画していたのでしょうか?握りこぶしを震わせてレイちゃん(五歳)に闘争本能を燃やすのでした。


 自称天才美少女アスカちゃんの戦いは続く(笑)通称へっぽこアスカちゃんです。

 レイちゃん(五歳)が口を拭いてもらったのに何故か対抗意識を燃やすアスカちゃん(十四歳)これは不条理と同じように実行しますが・・・う〜〜んへっぽこです(^^)

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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