リツコおかあさんシリーズ

張り合うアスカちゃん、その15

 惣流・アスカ・ラングレー(十四歳)自称天才美少女アスカちゃん、常にNo.1になることを義務付けられた彼女は誰であろうと容赦はしない・・・






「あ〜〜〜いい汗かいたわ〜」

 ネルフ内にあるスポーツ室で遊んでいた、アスカちゃん(十四歳)達は喉の渇きを潤す為にやって来ました。

「アタシはこれを飲もうっと、シンジ〜お金ちょうだい」

「うん」

 アスカちゃん(十四歳)はシンジ君(十四歳にして主夫)にお金を貰う為に手を出しました。

「あ〜〜これじゃ足り無いわよ」

「え?」

「アタシが飲みたいのはこれなのよ!」

 アスカちゃん(十四歳)が指さしたのは1.5lのコーラでした。

「1.5?いくらなんでも飲めないだろ」

「ふっアタシを誰だと思っているの?天才美少女アスカ様よ。さあお金を入れなさい」

「はいはい」

 シンジ君(十四歳にして主夫)は溜め息をつき呆れると、自販機にお金を入れました。

「ゴクゴクゴク、ぷは〜〜〜やっぱりコーラの一気飲みは良いわよね」

「はしたないなあ〜レイちゃんは何が良いかな?」

「ええとね〜〜私はこれにする〜」

 レイちゃん(五歳)は背伸びをして自分が飲みたいジュースを指さしました。

「これかい?500だからレイちゃんには飲みきれないんじゃないかな」

 レイちゃん(五歳)が指さしたのは500mlのコーラでした。

「アスカお姉ちゃんが飲んでいるから、私も挑戦するの」

「アスカは異常だから飲めるんだよ。レイちゃんは無理だよ」

「誰が異常ですって!?」

「き、聞いていたの?」

「あったりまえでしょ、アンタ血の海に沈みたいわけね?」

「じょ、冗談だよ。レ、レイちゃんはこれが飲みたいんだね」

「うん」

 シンジ君(十四歳にして主夫)は背中に冷や汗をかきながら、自販機にお金を入れました。

「ごきゅごきゅごきゅ、ぷはぁ〜〜喉がしゅあ〜〜ってする〜〜」

 レイちゃん(五歳)にちょっとコーラは大人の味です。

「レイちゃん、大丈夫かい?」

「うん、平気だよ」

 シンジ君(十四歳にして主夫)はポカリを飲みながらレイちゃん(五歳)を心配しました。

「ごきゅごきゅ、ぷは〜〜・・・お腹いっぱいになっちゃった」

「あらら、レイちゃんにはちょっと無理だったね」

「飲んで〜」

 レイちゃん(五歳)はシンジ君(十四歳に主夫)に飲みかけを渡しました。それを見たアスカちゃん(十四歳)は・・・

(なっ・・・飲みかけをシンジに渡したですって!それをそのまま飲んだら、間接・・・飲みきれないコーラをシンジに渡して飲ませる、計算された作戦だわ。レイ、恐ろしい子)

 アスカちゃん(十四歳)の米神に冷や汗が流れました。

(あっシンジがコーラを飲みだしたわ。くう〜〜〜こうなったらアタシだって)

「ふうう〜〜なんだかアタシもお腹いっぱいだわ。飲みきれなくなっちゃったわ。シンジ〜〜」

「あら、飲まないなら貰うわよ」

「あっ」

 子猫のように甘えた声を出したアスカちゃん(十四歳)の後方から通りかかったミサトさん(自称十三歳)が飲みかけのコーラを取りました。

「ゴクゴクゴクゴク!ぷは〜〜〜この一杯の為に生きているのよね!」

 ミサトさん(自称十三歳)は口を拭うとそのまま通り過ぎていきました。

「そ、そんな〜〜」

 計画が失敗したアスカちゃん(十四歳)はガックリと肩を落としました。


 アスカちゃんのへっぽこお話し第十五弾です(笑)

 汗をかいた後の水分補給、アスカちゃんは飲みすぎですね(^^;)レイちゃんも真似して飲みましたが飲みきれませんでした。

 シンジ君は体のことを考えて補給はスポーツドリンク、流石主夫?

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


リツコおかあさんシリーズ 張り合うアスカちゃん、その15