リツコおかあさんシリーズ
はろういん
「がおーがおーお菓子ちょうだい〜お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ」
葛城家、カボチャのお面をかぶったレイが台所で料理をしているシンジに後から抱きついた。
「おっとっと、元気が良いお化けさんだなあ」
「がおーお菓子ちょうだい」
ハロウィンの意味は知らないがお菓子が貰えるイベントだと理解している。
「もうすぐご飯だからお菓子はあとだよ」
「今欲しいよ、がお〜〜〜」
ご飯は関係ない、今はお菓子が欲しいのである。
「今あげたら食べちゃうでしょ?お腹いっぱいになってご飯が食べれないよ」
「食べないもん、だからちょうだい〜〜」
手をブンブン上下に動かしてねだるレイだが。
「今はこれで我慢してね、はいア〜〜ン」
シンジはお面を外すとミートボールを一つレイの口に入れた。
「もぐもぐ、もぐもぐ・・・おいし〜〜」
「はい、もうすぐご飯だからテレビでも見ておいで」
「は〜〜〜い」
お菓子が貰えなくてもミートボールが貰えて満足である。
ダッダッダッダ!
「シンジッ!アタシのも!」
アスカがリビングから猛ダッシュでやって来た。
「うわっビックリした〜〜何が?」
「何がってミートボールよ、アタシにもア〜〜〜〜ン」
食べ物の事となると聞き逃さない、頬を少し赤らめて口を開けた。
「もうすぐご飯だから待ってってよ」
「待てないから来たのよ!はいア〜〜ン」
「わかったよ、はいア〜〜ン」
シンジは呆れるとミートボールをアスカの口に入れた。
「ん〜〜美味しい!」
アスカ大満足である。
「いいな〜〜アスカお姉ちゃん。シンジお兄ちゃんもう一個ちょうだい」
「さっきのでお終いだよ。あとはご飯でね」
「そうよレイ、できるのが遅くなるから戻るわよ」
「え〜〜?」
アスカはレイを抱えあげるとリビングに戻るのであった。
レイちゃんお菓子を貰えなくてもミートボールでご満悦(^^)
アスカちゃんも対抗?してやって来ましたね。さり気無くシンジ君に食べさせてもらってご満悦です(^^)
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ はろういん