リツコおかあさんシリーズ
カーペット改
へっくちゅんっ!へっくちゅんっ!へっくちゅ〜〜〜ん!
「あ〜〜こんちきしょ〜〜う!」
バカシンジを廊下へ捨てたら余計寒くなっちゃったじゃないのよ。
「アスカお姉ちゃん、そんなに寒いの?」
「ええ寒いわよ、超寒すぎよ。アンタは元気よね」
「うん、体ポッカポカだよ」
「どれどれ」
アタシはレイの頬に手を当ててみたわ。
「あら本当、ぬくぬくじゃない」
「うひゃあ〜アスカお姉ちゃんの手がちべたい」
そんなに冷たいのかしら?冷え性だわ。
「腕も温いじゃないのよ」
「だってお部屋が熱かったんだもん」
「アタシの抱き枕になりなさいよ」
「ひゃああ〜ちべた〜〜い」
リビングでレイを抱きしめて転がったわ、あ〜〜暖かくて気持ちいいわね。
「苦しいよ〜〜」
「あ、ごめんごめん。気持ち良いから抱きしめすぎちゃった」
「一人で包まってってよ〜」
「あ〜〜レイ待ってよ〜」
腕の力を緩めた瞬間にレイが逃げ出したわ、あああ台所に行っちゃった。掴まえたいけど台所は寒いのよね。
仕方ないわ、カーペットに包まっておこう・・・
う〜〜寒いわね。台所からレイとペンペンの声が聞えるわ、遊んでいるのね。
寒い台所で遊ぶなんて子供は風の子ねえ〜
「あいたたたた、なんで廊下で寝ていたんだろう」
「シンジが復活してきたわ、脳を潰したから記憶が飛んでいるわね」
「なんか頭というか、脳が痛いんだよ。どうしてかな?」
「しらないわよ、バカ」
「さっさとドアを閉めなさいよ」
気が利かないわね。
「あ、ごめん。寒くないから気がつかなかったよ」
ムカつくわね〜今度は心臓を潰してやろうかしら。
「そんなに寒いんなら火の中に入ったらどうだい?火山なんか良いんじゃないかな」
「そんな事したら死んじゃうじゃないのよ」
「あ、そうだったね。ははは」
き〜〜〜バカシンジのくせにアタシをバカにするなんて許せないわ。今すぐ天国へ逝かせてあげるわ。
「このバカシンジ〜〜」
アタシの右コブシをシンジの顔面へ叩き込むわよ。
「おっと」
「あ!?」
シンジのくせにアタシのコブシを避けるなんて・・・
「寒いから動きが鈍っているね」
ぴと
「冷た〜〜」
シンジの手、冷たいじゃないのよ。頬に当てんじゃないのよ!
「廊下に居たから冷たくなっていたんだよ」
「や、やめなさいよ」
「はっはっは〜やめようかな〜どうしようかな〜?」
こ、コイツは・・・ううう、ちべたい。
「ほ〜れ、ほれほれ」
「やめてよ〜〜」
こうなったら最後の力を振り絞って・・・
「おら〜〜〜〜!!」
ドゴ〜〜ン!!
「ぐえっ・・・」
シンジ殲滅、永遠の眠りについたわ。
「大きな音がしたけどどうしたの?あっシンジお兄ちゃんが寝ている」
違うわ、息絶えているのよ。
「あのね〜さっき思い出したんだけど、おかあさんが冬月おじいちゃんの為に作ったカーペットがまだ残っていたよ」
「え、リツコが作ったの?」
「うん、冬月おじいちゃんも寒がりだから売っているカーペットじゃ暖かくないから特別に作ってもらったんだって」
へえ〜市販のよりもパワーが強いんだ、よし残っているならアタシが貰おうっと。
「レイ、今からネルフに行くわよ」
「今から?」
「ええ、リツコにカーペットを貰いに行くわ」
「うん、じゃあシンジお兄ちゃんも一緒に」
シンジは起きないから無駄よ。さあ猛ダッシュで行くわよ。アタシはレイを抱きかかえると寝転がっているシンジを蹴飛ばしてネルフへ向かったわ。
「と、いうわけでカーペットちょうだ〜〜〜い」
「いいけどアスカには熱すぎると思うわよ」
「大丈夫よ、アタシも寒がりだから丁度いいと思うわ」
熱すぎが丁度いいのよ。
「奥の部屋に置いてあるわよ、ダイヤル調整で最強にはしないでおきなさい」
「どうして?」
「最強は副司令専用だからよ」
副司令専用?温度が高いのかしら、まあいいわ。
「ありがと」
アタシはリツコに礼を言うと奥の部屋へ向かったわ。
「おっ、あったわ、それじゃあ早速・・・」
スイッチを最強に・・・
どれくらい熱いのかしら、気になるわ。
ジュウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あつ〜〜〜〜〜〜あつあつあつあつあつ〜〜!!」
何よこれは?熱すぎ、火傷しちゃうじゃないのよ。
「最強にしたらダメっていったでしょう」
「一体何度あるのよ」
「目玉焼きが焼ける温度よ」
「め、目玉焼き〜〜?」
「だから副司令専用なのよ」
「納得・・・」
こんがり焼けるじゃないのよ。あ〜〜腕を火傷しちゃったわ、う〜〜ヒリヒリしちゃう〜〜
寒さに耐えるアスカちゃん、寒いお陰で動きが鈍いです(^^;)そんなアスカちゃんに朗報が、リツコさんが作ったカーペットを貰いにネルフへ。
リツコさん印のカーペットは最強のカーペットでした(笑)
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ カーペット改