リツコおかあさんシリーズ

マシュマロ

「うひ〜〜疲れたわ〜〜」

「みっともないわね、だらしない声だして」

 キャリアウーマンリツコさんの部屋に同じくキャリアウーマンのミサトさん(中身は親父化)がやって来ました。

「だってきついんだもん、書類整理やらなんやらやっていたら肩が凝っちゃったわ」

 首を回して自分で肩を叩き疲れをほぐすミサトさんにリツコさんは呆れています。

「それがあなたの仕事でしょう、それにまだ勤務中でしょう戻りなさい」

「大丈夫よん♪今から休憩時間だから」

 ウインクしてポケットからさり気無くビールを取り出した。

「ミサト!勤務中よ」

「今は休憩中、したがって勤務時間外よ♪」

「・・・」

 勢い良くビールを飲み干すミサトさんにリツコさんは呆れて何も言えませんでした。

「う・・・ぷは〜〜〜〜〜〜〜〜!最高!!!」

「・・・最高でしょうね」

 リツコさんはミサトさんがクビにならないのが不思議でしょうがありません。

「さあてっとレイは居る?」

「レイ?奥で寝ているわよ」

「あっそ」

 レイちゃんは奥の部屋でお昼寝中、ミサトさんはスキップして奥の部屋に行きました。

「あ、ちょっと起こさないでよ」

「大丈夫起こさないわよ」

 軽やかに手を振るミサトさんにリツコさんは気になってしまいます、こっそり見に行きました。








「はああ〜〜〜〜気持ち良いわ〜〜〜」

「ミサトッ!何やっているの」

 こっそり見に来たリツコさんは驚きました。ミサトさんは眠っているレイちゃんの頬に頬擦りをしていました。

「何って頬擦りよ、レイのほっぺたってマシュマロみたいで気持ち良いんですもの〜〜幸せ〜〜〜」

 ウットリしているミサトさんですが寝ているレイちゃんはうなされて汗をかいています。

「ちょ、ちょっとレイが苦しんでいるでしょう」

 リツコさんはたまらずミサトさんを引き剥がしました。

「ありゃ〜ケチねえ」

「当然よ!」

「う・・・う〜〜ん・・・」

 今の騒ぎでレイちゃん起きてしまいました。

「あっレイ」

「おかあさ〜〜ん、恐い夢見ちゃった。私牛さんに潰されちゃうの」

「そう、もう大丈夫よ」

 リツコさんはレイちゃんを抱きしめると頭を撫でました。

「牛ねえ〜それって私の事かな」

「当然でしょ!」

 またも怒られるミサトさんでした。


 レイちゃんお昼寝中なのにミサトさんに邪魔されてしまいましたね。ミサトさんを夢中にさせるレイちゃんの頬、気持ち良いんでしょうね。でもレイちゃんは迷惑ですね。

 リツコさんはミサトさんをレイちゃんに近づけたくないでしょうね(^^)

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


リツコおかあさんシリーズ マシュマロ