リツコおかあさんシリーズ

お布団

「暖かくて気持ちい〜〜」

 葛城家、干したばかりの布団がリビングに置いてあった、レイは布団に顔を埋め暖かさを感じ取っていた。

「レイちゃんお布団しまうけど言いかい?」

「え〜〜?もうちょっと〜〜」

「もうちょっとかい?しょうがないなあ」

 レイに布団を占領されなかなか片付けが進まないシンジは苦笑いした。

「何がもうちょっとよ、楽しみを取るなんてシンジッ!アンタ何様のつもり」

「えっ?」

 背中から聞こえるアスカの声、振り向いてみると姿は無かった。

「う〜〜〜ん、気持ちい〜〜」

「早っ」

 再び振り向くとすでにアスカが布団に顔を埋めていたのであった。

「アスカお姉ちゃん気持ちいいね」

「ええ、気持ちいいわ、まったくシンジはこの気持ちいい布団を取るなんて極悪ね」

「極悪って・・・」

「ほらほら極悪人はあっち行ってお風呂掃除でもしてきなさい」

 顔を埋めたまま手をヒラヒラさせるアスカ、意識は極楽に行っている。

「酷いなあ・・・」

「シンジお兄ちゃんも来る?」

「えっ?」

「一緒に抱きつこう気持ちいいよ」

「ぼ、僕はいいよ」

「どうして?」

 微妙に頬が赤くなるシンジ、しかしレイにはその理由がわからない。

「ま、まだお風呂掃除があるからね。ア、アスカ布団はしまっておいてね」

「ん・・・」

 シンジはアスカの返事を聞かずに風呂場に早足で向かった。

(・・・つまんないわね)

 布団から半分顔をあげ洗面台の方を見るアスカはつまらなそうであった。


 干した布団は気持ち良いですね。レイちゃんとアスカちゃんはそのまま布団へダイブ。

 レイちゃんがシンジ君を誘いましたが断っちゃいましたね。アスカちゃんはちょっと残念そうでした。

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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