リツコおかあさんシリーズ
おひるね
「レイちゃん、お昼寝の時間だよ」
「やだ〜眠くない〜〜」
「ダメだよ、ちゃんと寝ないと大きくならないよ」
「や〜」
「寝ようね〜よいしょっと」
「きゃっ」
主夫兼保父シンジは眠くないレイを抱きかかえるとリビングに敷いた布団に寝かした。
「どうして眠たくないのにお昼寝しなきゃならないの?もっと遊びたい〜」
「もうたくさん遊んだでしょ、だからたくさん寝なきゃいけないんだよ」
「そう〜?でもまだお目目パッチリなの、何かお話して?」
「お話?そうだな〜」
「あっアタシも聞く〜」
シンジが何を話そうか考えている時、アスカがヘッドスライディングでレイの隣に横たわった。
「おわっビックリしたなあ」
「ふふアスカお姉ちゃんセーフだね」
「仲間はずれにしようなんてそうはいかないわよ。さあ話なさい」
「それじゃあ話そうかな」
左からシンジ、レイ、アスカの順で横たわっており川になっている。
「昔僕がMSパイロットだった頃の話なんだけど・・・」
「またまたシンジお兄ちゃん冗談言っちゃって」
レイには通用しそうにない、しかしアスカには・・・
「うそっシンジってパイロットだったの?何に乗ってたの、ザク?ドム?ゲルググ?」
通用していた。
「ア、アスカお姉ちゃん」
「早く話しなさいよ」
すでに興奮している。
「う、うん。僕はザクに乗っていたんだよ、シャアも乗っていたS型なんだ」
「S型?凄いじゃないの」
「まあね、エースパイロットだったんだよ」
「エース?アタシがエースよ!」
夢中になっているアスカ、レイは呆れ半分面白がっていた。
「連邦の白い新型、ガンダムだね。戦ったことがあるんだよ」
「えっガンダムと。それでどうなったの?」
「惨敗だよ、命からがら逃げたね。とにかく力の差が違うんだよ。ニュータイプを肌で実感したね」
「そうなんだ・・・」
「そうして一年戦争が終ったんだよ。これで僕のお話はお終い」
「面白かったよ」
「zzz」
「アスカ寝ちゃったね」
レイは最後まで聞いていたがアスカは夢中になりすぎ疲れて寝てしまっていた。
「アスカお姉ちゃんどんな夢見ているのかな?」
「そうだね、ガンダムに乗っているんじゃないか」
「ふふそうかもね。またお話聞かせてね」
「いいよ、それじゃあちゃんと寝るんだよ」
「うん、お休みなさい」
「おやすみ」
リビングには可愛い吐息二つが静かに聞こえるのであった。
シンジ君のお話にアスカちゃん騙され?ています、純粋なんですね、それともへっぽこ(^^;)
シンジ君のお話ならずっと聞いていたいでしょうね。
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ おひるね