リツコおかあさんシリーズ

おかえし

 今日は何の日〜〜ってホワイトデー。ふっふっふシンジから愛が貰えるのよね〜〜



「アスカ、これを受け取ってくれないか?」



「これ?」



「うん、君に貰ってほしいんだよ」



「開けていい?あっ指輪・・・」



「アスカ僕と・・・」




 なんて事にはならないわね、第一お金持ってないし・・・シンジにそんな度胸はないし・・・チョコのお返しの品はもう知っているのよね。

「はいレイちゃん、ホワイトデーだよ」

「わあ〜〜い、シンジお兄ちゃんありがとう」

「はいアスカ」

「ん、ありがとう」

 シンジから渡されたリボンが付いた紙袋、中身はクッキー、昨日作っていたやつ。

「わあ〜〜クッキー、美味しそう〜〜」

 レイったら喜んでいるわね、アタシも嬉しいけどね。ふふ紙袋の大きさが違うわ、1.5倍アタシの方が大きいわ。これも愛の違いかしら。って体が大きいだけだからよね。

「もぐもぐ、おいし〜〜シンジお兄ちゃん美味しいよ〜」

「嬉しいなあ〜〜」

「アスカお姉ちゃんも食べてみてよ、美味しいよ」

「あ、うん」

 レイに言われて一口・・・うん、美味しい。流石シンジね。





 あっ袋の中に何か光っているわ、何かしら?

 ・・・あ・・・指輪。

「ア、アスカ」

「えっ?」

「受け取ってくれる?」

 ・・・うそ?夢かしら?

「・・・うん」






 って、そんな事無いわよね。昨日漫画読みすぎちゃったわ。

「アスカ、味はどうかな?」

「美味しいわよ、ありがとう」

 ふふ、不安げな顔しちゃって、アンタの作るものは何でも美味しいわよ。


 バレンタインデーと対をなすイベント、お菓子会社の陰謀のホワイトデーです。

 そしてアスカちゃんの妄想が爆発する日でもあります(笑)

 クッキーを貰ったレイちゃんとアスカちゃん、良いですね。

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


リツコおかあさんシリーズ おかえし