リツコおかあさんシリーズ
おまんじゅう
「シンジ君、おまんじゅうがあるんだけど食べない?」
「あ、はいいただきます」
シンジがネルフ通路を歩いているとリツコに呼び止められた。
「沢山買いすぎちゃったのよ」
「そうなんですか、まんじゅうなんて久しぶりですよ」
「商店街に美味しいおまんじゅう屋があるのよ」
「へ〜そうなんですか」
主夫と主婦の会話をしながらリツコの研究室に向かった。
「あっシンジお兄ちゃんいらっしゃい」
「こんにちわレイちゃん」
室内にはレイが居りおまんじゅうを食べていた。
「あらあらあんこが口の周りに付いているわよ」
リツコはティッシュを取るとレイの口の周りを拭った。
「お茶を入れるわね」
「はいいただきます」
シンジはおまんじゅうを受け取ると一口食べた。
「美味しい!美味しいですね」
「国産の小豆を使っているからまろやかなのよ」
「そうなんですか、美味しいねレイちゃん」
「うん、美味しい〜〜ねえアスカお姉ちゃんは?」
「ああアスカはどこかに行っちゃったけど、おまんじゅうの匂いでやってくるよ」
「匂いでわかるの?アスカお姉ちゃんお犬さんみたい」
笑う三人、アスカが聞いたら怒るであろう。
「やっほ〜〜」
それから一分もしないうちにアスカがやって来た。三人がおまんじゅうの匂いで来たことを疑わない。
「わあおまんじゅうじゃない、アタシにもちょうだい」
「ダイエットしているんじゃないの?」
シンジは先日、アスカが『ダイエット!』と叫んでいたのを思い出した。
「うっ・・・そ、それは・・・」
おもわず身を引くアスカ、しかし目の前のおまんじゅうに喉がゴクリと鳴った。
「ダイエットは食べたあとあと!いっただきま〜〜す!!」
大きな口を開けて頬張るアスカ。
「意志が弱いなあ、これじゃあ続かないね」
「五月蝿い!」
ボクッ!
「イタッ!」
殴られるとわかっていても口に出すシンジであった。
あんこがギッシリつまったおまんじゅう、美味しいですね。レイちゃんも大好物。
アスカちゃんは匂いでやって来ました、食べ物には鋭いですね(笑)ダイエット中ですけど我慢できなくて食べてしまいました。シンジ君が言うとおり続きませんね。
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ おまんじゅう