リツコおかあさんシリーズ

プレゼント

ふんふんふ〜〜ん」

 今日はアタシの誕生日、帰ったらみんながパーティーを開いてくれるのよね。シンジからのプレゼントは何かしら?

 ちゃんと欲しい品をリクエストしているから知っているんだけどね。実験ももうすぐ終わりだから、そろそろ帰る準備をしよう。

「アスカお姉ちゃん!」

「ちょっと、ビックリするじゃない」

 通路を歩いてたらレイがいきなり後ろから飛びついてきたわ。

「アスカお姉ちゃん、誕生日おめでとう〜〜ちゅっ」

 ホッペにキスをされたわ。

「ふふ、ありがとう。ちゅ」

 アタシもレイのホッペにキスをしたわ、相変わらずプニプニした頬っぺただわ。

「こっちにちょっと来て〜」

「どこに連れて行くの?」

 手を引っ張られると、どんどんと通路の奥へ連れて行かれたわ。

「どこまで行くのよ?」

「もうちょっと〜アスカお姉ちゃんに誕生日プレゼントがあるの」

「アタシに?」

「うん、ここを曲がって〜到着〜〜」

「あれアスカ」

「シンジじゃない」

 着いた場所にシンジがいたわ、まだ帰ってなかったのね。

「アスカお姉ちゃんへのプレゼントはシンジお兄ちゃんです!」

「「ええっ!?」」

 アタシとシンジは思わずユニゾンしたわ。

「手を繋いで〜」

 あっ、シンジの手がアタシの手に・・・

「シンジお兄ちゃん、ギュって握って」

「レ、レイちゃん」

「なあに?」

 レイったら満面の笑みだわ。

「な、何でもないけど」

「何よシンジ、アタシと繋ぐのは嫌なの?」

「い、嫌じゃないけど・・・」

「じゃあ、良いじゃない」

「じゃあ帰りましょう、アタシのパーティーをしてくれるんでしょう」

「うん」

「レイも帰りましょうか」

「うん!」

 シンジは右手、レイは左手に繋いで・・・ふふふ、こういうプレゼントも悪くないわね。


 アスカちゃんの誕生日、レイちゃんのプレゼントはシンジ君?

 シンジ君がプレゼントなら毎日手を繋げますね。

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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