リツコおかあさんシリーズ

レイちゃん、元気

 元気なレイちゃん(五歳)はネルフのマスコットキャラ、今日も元気にネルフ内を走り回ります。





「ふんふんふんふ〜〜〜ん♪」

 レイちゃん(五歳)は鼻歌を歌いながらネルフの通路をスキップしていきました、何か良いことがあったのでしょうか。

「ふんふんふんふ〜〜〜〜〜〜ん♪」

 レイちゃん(五歳)満面な笑みは仕事で疲れたネルフ職員を癒してくれます。

「あ、あれは・・・」

 レイちゃん(五歳)前方に何かを発見したようです。角に隠れてこっそり覗います。

(アスカお姉ちゃんだ)

 前方の自販機のベンチにプラグスーツを着たアスカちゃん(十四歳)が座って何かを飲んでいました。

(実験サボっていけないなあ)

 サボっている?アスカちゃん(十四歳)に忍び足で近づいていきます。まだアスカちゃん(十四歳)は気づいていません。

(おどかしちゃえ)

 レイちゃん(五歳)はくすくす笑いながらアスカちゃん(十四歳)に近づいていきましたが・・・

「レイ、何やってんのよ?」

「あっ、べ、別に何もおどかそうと思ってないもん」

 SALの第六感でしょうか?アスカちゃん(十四歳)は気がつきました。レイちゃん(五歳)は気づかれた事に驚いて自分がやろうと思ったことを喋ってしまいました。

「はあ?おどかすってアタシがおどかされるわけないでしょうが、もしおどかしたらここを生きて出られないわよ」

「な、何言っているの?アスカお姉ちゃんがへっぽこだなんて、これっぽっちも思ってないもん」

 レイちゃん(五歳)はアスカちゃん(十四歳)の異様な迫力に余計なことまで喋ってしまいました。

「レ〜〜〜イ」

「はうう〜〜〜」

 レイちゃん(五歳)泥沼、アスカちゃん(十四歳)の背中に炎が見え出しました。

「ご、ごめんなさい〜〜〜綺麗で美しくて優しいアスカお姉ちゃん許して〜〜〜」

 レイちゃん(五歳)はアスカちゃん(十四歳)に抱きつくとお世辞?を言いました。

「な、何本当の事を言っているのよ、しょうがないわね。今回は許してあげるわよ」

「ありがとう〜〜〜だからアスカお姉ちゃん、だ〜〜〜い好き」

「こら、いつまでも抱きついていないの、甘えん坊なんだから」

「ふふ、アスカお姉〜〜〜ちゃん」

 背中の炎はすっかり鎮火、お世辞で上機嫌。アスカちゃん(十四歳)はへっぽこでした。


 レイちゃんは今日も元気ですね。

 アスカちゃんをおどかそうとしましたが・・・残念ながら失敗、本音を喋ってしまいましたね。それを聞いたアスカちゃんは当然修羅の如くご立腹、でもレイちゃんの抱きつき&お世辞攻撃で血を見なくてすみましたね。

 アスカちゃんは怒らせてもおだてれば、殴られはしない(笑)へっぽこです。

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


リツコおかあさんシリーズ レイちゃん、元気