リツコおかあさんシリーズ
しゃぼん玉
「ぷうう〜〜」
レイは葛城家のベランダでシンジに作ってもらった石鹸水でしゃぼん玉を作って遊んでいた。
「ぷう〜〜・・・う〜〜んなかなか大きいのができない」
「ゆっくり息をはけばいいのよ」
アスカはテレビを見ながらアイスを食べてアドバイスをおくっている。
「難しいね〜アスカお姉ちゃんやってみて〜」
「アタシはテレビで忙しいのよ、頑張ってやってみなさい」
要は面倒なだけである。
「ぷう〜けちぃ」
レイは頬をふくらませた、当のアスカは知らん顔。
「頑張りなさ〜〜い、一人でできるようにならないと一人前じゃないわよ」
「もうっ」
レイはしょうがないので一人でまたしゃぼん玉を始めた。
「ぷう〜〜〜ちょっと大きくなった〜〜」
先ほどより少し大きいしゃぼん玉が空に舞い上がった。
「レイちゃんやってるね」
「うん、でも大きいのがなかなかできないの」
そこへ洗濯物を干しにシンジがやってきた。
「どれかしてごらん」
「うん」
レイからストローを受け取ると石鹸水につけてゆっくり吹き始めた。
「ぷうううううう〜〜〜」
「あ〜〜すご〜〜〜い」
レイが作ったしゃぼん玉より数倍大きいのが空に舞い上がった。
「どうだい?ゆっくりゆっくり吹くんだよ」
「うん」
その光景を見ていたアスカは・・・
(なっ・・・か、間接きっすぅ〜〜じゃないのよ!レイのくせに生意気だわ!!)
歯を噛み締めて悔しがっていた。
「ぷうううう〜〜〜」
「その調子その調子」
(ぬおっシンジが使ったストローをレイが〜〜〜!)
「やった〜〜大きい」
「上手上手」
(くう〜〜〜羨ましいじゃない)
二人の光景を見て自分も混じりたかったが、先ほど拒否したので入るに入れないアスカであった。
ベランダでしゃぼん玉を楽しむレイちゃん、おこちゃまの遊びに見向きしないアスカちゃんでしたが・・・
シンジ君が加わると別ですね。後悔しまくりです(笑)
「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
リツコおかあさんシリーズ しゃぼん玉