リツコおかあさんシリーズ

仕事納め

「んしょんしょんしょっと、おかあさ〜ん綺麗になったよ」

「ありがとうレイ、綺麗になったわね」

 リツコの研究室、今日で仕事納め、親娘二人で大掃除をしていた。

「じゃあ一休みしましょう」

「うん」

 リツコは三角頭巾とマスクを外すと
お茶とお菓子を用意し始めた。

「はろはろはろ〜〜お仕事ご苦労さ〜〜ん」

 いいタイミングでミサトがやって来た、まるで室内を監視していたみたいにいいタイミングである。

「ミサト・・・アナタって本当にいつもいいタイミングでくるわね」

「女の感ってやつからしらね」

 呆れるリツコに笑うミサトであった。

「ミサトお姉ちゃんはお掃除しなくていいの?」

 レイとリツコはミサトの部屋のもの凄い散らかりを知っている、休憩していたら片付かない散らかりである。

「あ〜〜今しているから大丈夫よん」

「今?休憩の間違いでしょう」

「今しているわよ、私にはシンちゃんという心強い味方がいるからね」

「味方ってシンジ君が掃除するわけないでしょう。まさか弱みを握ったの?」

 現在ミサトの部屋ではシンジがせっせと掃除をしていた。

「ミサトお姉ちゃんひど〜〜〜い」

「違うわよ、アルバイト代だすって言ったら快く引き受けてくれたわ」

「アルバイト代・・・お金じゃないわね」

 ミサトのビール代が家計を圧迫していてもアルバイトするほどではない。リツコは他のものがアルバイト代と思った。

「あったり〜〜なんだと思う?」

「・・・アスカの生写真」

「ピ〜〜ンポ〜〜ン!!」

「はあ〜・・・」

 リツコは呆れた、二人のやり取りが想像できる。




「シンちゃ〜〜ん悪いんだけど私の部屋を掃除してん」


「え〜〜?イヤですよ、自分でしてください」


「色々忙しいのよ、アルバイト代だすから」


「結構です、お小遣いがありますから」


「いいからいいからこれを見てごらん♪」


「あっこ、これは!!」


「はいここまで、掃除してくれたら大奮発して20枚あげるわ」


「わかりましたミサトさん、僕に任せてください!」


「ありがと〜〜お姉さんは嬉しいわ〜〜」





「さっすがシンちゃんよね、部屋が綺麗になっていっているのよ」

「まったく本当に保護者かしら」

「保護者よ、大奮発したんだから水着のアスカに入浴中の・・・おっとっとこれ以上は企業秘密よん、じゃ〜〜に〜〜」

 ミサトはお菓子を頬張ると研究室を出て行った。


 仕事納めは仕事場の大掃除、レイちゃん偉いですね、リツコさんの手伝いをして親孝行です(^^)

 でもミサトさんはシンジ君を使って掃除、報酬はアスカちゃんの生写真。シンジ君も張り切っているから良いのでしょうか(^^;)

「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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