朝ごはん

 ふあああ〜〜休日は遅くまで寝ていられるけど、シンジが朝ごはんができているから起きろって五月蝿いのよね〜

 あ〜髪の毛ボサボサだわ、寝癖だらけ。学校がある日は速攻で寝癖を直すんだけど休日は出かける予定が無いから直さなくていいわ。

「アスカ〜味噌汁冷めちゃうよ」

「今行くわ」

 味噌汁くらい冷めて良いじゃない。って冷めるとしょっぱくなるから早く食べようっと。




「おはよ」

「おはよう、髪の毛が相変わらず凄いね〜」

「そうかしら?」

「重力に逆らっているね」

 寝癖で逆立っているからだわ、一体どういう寝方をしたらこうなるのかしら?ちょっと疑問だわ。




「いっただきま〜〜す」

 今日の朝ごはんは目玉焼きに味噌汁、焼鮭とデザートのリンゴ。ご飯には海苔が美味しいのよね。シンジは納豆だけどアタシは苦手だから食べるのは遠慮しているのよね。

 今日の味噌汁の具は豆腐だわ、うんうん美味しいわ。

 焼鮭もいい具合に焼けているわね、これも美味しいわ。

 続いて目玉焼き、アタシは目玉焼きにはソースをかけるんだけどシンジは醤油。ソースの方が断然美味しいと思うんだけどなあ。

「あれソースがないわ」

 ソースが入っているビンを見たら空っぽだわ。

「シンジ、ソースが無いわよ」

「あっごめん、買うの忘れてた」

「え〜〜?」

 せっかくの目玉焼きが〜

「醤油で我慢して」

「醤油〜?ブ〜〜ブ〜〜」

 ブーイングしてやるわよ。

「そんな事いわないで、醤油も美味しいよ」

「ブ〜〜ブ〜〜」

 ブーイング、ブーイング!

「オヤツはプリンにするから醤油で我慢して」

「プリンですって?」

 アタシがプリンで誤魔化されるわけないでしょう・・・

「しょうがないわね、醤油で我慢してあげるわよ」

 アタシってプリンに弱いわよね・・・





「どう?目玉焼きに醤油もいいだろう」

「うん、醤油も結構いけるわね」

 サッパリした味になったわ、たまには目玉焼きに醤油もいいわね。

「おっは〜〜」

「おはようございます」

 ミサトが起きてきたわ、アタシよりも寝癖がひどいしパジャマもだらしなく着崩しているわ。

「今日のご飯も美味しそうね〜いっただきま〜〜す」

 ミサトも目玉焼きはアタシと同じくソースをかけるんだけどどうするのかしら?

「ありゃ?シンちゃんソースがないわよ」

「すいません、切らしているんですよ。醤油で我慢してください」

「ありゃ〜切らしちゃっているの、残念だわ。今日は特別なソースで我慢しちゃおうかしら」

 特別ソース?ミサトは席を立って冷蔵庫を開けたわ。

「ミ、ミサトさん朝から麦酒はダメですよ」

「違うわ、これが特別ソースよん」

 ミサトはそう言うとビールを目玉焼きにかけはじめたわ。

「う〜〜〜ん、目玉焼きと特別ソースが絶妙にマッチして最高だわ」

 どこが最高なものですか、気持ち悪いわ。


 休日の朝もしっかりと朝ごはんを用意するシンジ君、主夫の鏡です(笑)

 アスカちゃんは目玉焼きにはソースをかけますが、残念ながら切らしていました。ミサトさんもソース派ですが特別ソースがお気に入りです。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 朝ごはん