ファイト
あ〜〜お腹空いたわね、今日の夕食は何かしら?
台所ではシンジがご飯を作っているわ。クンクンいいにおいね。
「うええええ〜〜〜ん!!」
きゃっ、急に五月蝿い泣き声が玄関から聞えてきたわ。ミサトが帰ってきたのね。
「うわあ〜〜〜ん」
「ミサトどうしたのよ?」
リビングに来たミサトはアタシに泣いたまま抱きついてきた。
「ミサトさんどうしたんですか?アスカ一体どうしたの」
「アタシにもわからないわよ」
泣き声に驚いたシンジがやって来たわ。
「ミサト、なんで泣いているのよ。訳を話してみなさいよ」
「うう、ひっくひっく・・・あんなところ・・・ネルフなんかやめてやるわ」
「「ええっ?!」」
驚いたわ、どうやら仕事でヘマをやらかして司令に怒られたらしいわ。それで辞めるって言うんだからこっぴどく怒られたみたいね。
「ミサト〜怒られたくらいでクヨクヨしないの」
「そうですよ、もうご飯ですから食べましょう。麦酒も今日は一本多くつけますよ」
「ううっシンちゃんにアスカ、あんがと嬉しいわ」
ふふ、元気が戻ってきたわ。
「アスカ、ミサトさんが辞めなくて良かったね」
「どうして?」
「だってミサトさんが辞めたら収入が途絶えるんだよ。三人で一杯のかけそばを食べなきゃいけないところだったよ」
「うそっ!?」
確かに収入が途絶えたら・・・
「ううっシンちゃんアスカ、ゴメンネ。私がネルフを辞めたから収入が無くなって・・・」
「ごほごほっ良いんですよミサトさん。ごほごほっ」
「シンジ〜お腹空いたよ〜〜」
「ごほっごほっうん、お金が少ないからかけそば一杯を三人で分けるけど我慢して」
きゃ〜〜それは大問題だわ、アタシは嫌よ。かけそば一杯を三人で分けたくないわ。
「アスカどうしたの?顔が真っ青だよ」
「ミサト〜〜!」
「なに?」
「今日は麦酒をサービスしてあげるから絶対にネルフを辞めるなて言うんじゃ無いわよ」
「ええ、頑張るわよ」
「ミサトさん頑張ってくださいね」
そうよ頑張ってもらわなくちゃアタシ達の生活が出来なくなっちゃうじゃない、今度辞めるって言ったら鉄拳制裁をしてでも引き止めるわよ。
仕事で失敗をしたミサトさん、泣いてしまいました(^^;)
励ますシンジ君とアスカちゃん、ミサトさんが辞めてしまったら収入が無くなりますかね。二人もお給料を貰っていますけど、やはり頼りはミサトさんです。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION ファイト