日差し

 今日は憲法記念日でお休み〜天気も晴れて気持ちいいわ〜

「アスカ〜寝転がっているなら布団くらい干しなよ」

 も〜五月蝿いわね、人が折角太陽の日差しを浴びてくつろいでるのに気分台無しだわ。

「布団が湿ったままじゃ寝心地悪いだろ」

「ミサトじゃあるまいし湿ってなんかないわよ!」

 このまえ見たミサトの布団はキノコが生えていたわ、よくあんな布団で寝れるわね。

「湿ってないの?」

「当ったり前でしょ、このアタシが寝ている布団よ、湿るどころか逆にホカホカしているわよ」

「はいはい、自分で干さないんなら僕が干すよ」

「こら無視しないの、ちゃんと人の話くらい聞きなさいよ」

「はいはい」

「もうっ」

 最近はアタシの話を聞き流すようになったわね、ちょっとムカつく。

「あっこら!人の部屋に勝手に入らないでよ!」

「入らないと布団が出せないだろ」

「もう〜アタシも手伝う」

「ありがと」

 アタシが文句を言っても入るんだから〜もう少し教育をした方がいいわね。

「よいしょ、よいしょ・・・ふう〜布団も結構重いわね」

「重い?軽いじゃないか」

「アンタバカ〜か弱き乙女のアスカ様が持っているのよ、重いに決まっているじゃないのよ」

「か弱き乙女?どこに」

 バスッ!

 ムカツク〜枕を顔面に投げつけてやったわ。

「アンタね〜枕を押し付けて窒息死させてあげるわよ」

「お〜〜か弱き乙女は怖いなあ」

「む〜〜アタシを馬鹿にしているわね」

「してないよ、やっぱりアスカも女の子なんだね」

「な、何がよ」

「僕は重くないけど、アスカは重いんだよね」

「あ、当たり前でしょ」

 ド、ドキってするじゃないのよ、バカ!

「それじゃあ干しに行こうか、ミサトさんも干しているはずだよ」

「ミサトが布団を干しているの?珍しいわね」

「うん、干さないとビール抜きって言ったら慌てていたよ」

 ふふ、ミサトらしいわね。それじゃあベランダに行きますか。







「ふんふんふ〜ん、二人とも遅いわよ」

 ベランダではミサトが自分の布団を干し終えていたわ。

「ちょっとミサト〜アタシの布団を干す場所が無いじゃないのよ、場所とりすぎなんじゃないの」

「あら〜ごめんごめん、端に寄せるわね。はいシンちゃんの隣にどうぞ」

「な、なんでシンジの隣なのよ」

「じゃあ、私がシンちゃんの隣にしていいかしら〜」

「な・・・い、今からまた布団を動かすのは面倒と思うから、アタシがそこに干すわよ」

「あら〜シンちゃん良かったわね」

「はは、そうですね」

 もう〜二人で笑って、どうしてアタシが照れなきゃなんないのよ。でも布団干しでもシンジの隣だと何故かドキドキしちゃうわね。


 休みの天気が良い日はお布団干し、主夫シンジ君はこまめです。

 三人の布団が干されたベランダ、アスカちゃんの布団はシンジ君の隣、それでもアスカちゃんはドキドキしてしまいます(^^)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 日差し