K-XX
ピーンポーン!
いつもと変わりない日常、お昼ご飯を食べてゆっくりしようと思っていたら呼び鈴がなったから玄関に行ったんだよね。
「は〜い、今開けますよ」
宅配便だと思い玄関を開けた先にはなんと驚くべき人が立っていた。
「こんにちはシンジ君」
「え、あの・・・すいませんけどどちら様?」
僕の目の前には可愛い女の子が立っていた、それも何も履いていなくてワイシャツだけを着ていたんだよ。
「ふふ、わからないかい?僕だよ、カヲルだよ」
「カヲル?」
僕の知っている人に同じ名前の人はいるけど、そのカヲル君は男の子だ。
「そうだよ、渚カヲルだよ」
「ええっ?あのカヲル君?」
あのカヲル君って目の前に居るカヲル君はどう見たって女の子じゃないか。
「容姿が変わっているから驚いたかい、カヲルはカヲルでもカヲル-XXなんだよ」
カヲル-XX?
「それは女の子になったからXXなの?」
「ああ、XXは女の子なんだよ。シンジ君これで僕達は純粋に愛し合えるね」
「カ、カヲル君・・・ちょ、ちょっと」
カヲル君が抱きついてきた、柔らかい肌にふくらみがある胸、本当に女の子になっちゃたんだ。
「何を恥ずかしがっているんだい?一緒にお風呂に入った仲じゃないか。さあ今からお風呂に入ろうよ」
「そ、それは」
嬉しいけど、僕が暴走しそう・・・
「うふふ、今夜は寝かさないよ」
「カ、カヲル君」
女の子のなってなんだか大胆になってきているよ、ああっ鼻血が出そう。
「シンジー五月蝿いわよ、何騒いで!!アンタ何やってんのよ!」
げげっアスカがやってきた、この状況はまずい、場合によっては殺される。
「な、なにって・・・あの」
「この変態!」
ばっち〜〜〜ん!
「うぎゃ〜〜〜〜!」
アスカの強烈なビンタが僕の頬に炸裂した、僕は天井まで飛ばされてしまったよ。
「その子、何も履いていないじゃないのよ、アンタまさか犯罪に走ったんじゃないでしょうね?」
「ち、違うよ〜」
「やれやら、アスカ君は強暴だね。僕が介護してあげるよ」
「何でアンタがアタシの名前をしっているのよ」
何か嫌な予感がするぞ。
「ふふ、僕の事がわからないかい?」
「だからアンタは誰よ?」
「渚カヲルだよ」
「はあ〜?カヲル?」
アスカも首を傾げているぞ。
「そうだよ、カヲルだよ。今は女の子だけどね」
「今は女の子だけど?そういえば喋り方といい、目の辺りが似ている・・・本当にカヲルなの?」
「ああ、カヲルだよ。これからシンジ君と愛を確かめるからお風呂をかりるよ」
あ〜あ、言っちゃった。
「お、お風呂ですって〜〜?何をする気なのよ」
「モチロン、裸の付き合いさ。さあシンジ君!二人で天国に昇ろうじゃないか」
「何が二人で昇ろうよですって〜〜そんな事アタシが許さないわよ」
「ふふ、熱くなっているね。シンジ君を取られるのが嫌なんだね」
「な、なんでシンジを」
「ふっ可愛いねえ〜今日はひとまず帰るとするよ。それじゃあシンジ君、アスカ君と僕の胸どちらが大きかったかな?」
「あっカヲル君」
しまった!
「ふふありがとう、それじゃあ」
つ、つい言ってしまった。カヲル君待ってよ〜〜
「シ〜〜ンジ〜〜〜」
「は、はい」
「アイツの胸のほうが大きいですって〜〜?」
「い、いや・・・そのあの・・・」
「この変態〜〜〜〜!」
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
アスカの強烈なコブシが僕の顔面に決まった、このまま天国に昇って・・・いく・・・よ・・・
見知らぬ女の子の訪問、その正体はカヲル-XX
女の子になった事でシンジ君をゲットできる確率が高くなりましたね、アスカちゃんもピンチ(^^;)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION K-XX