お手軽
ふあああ〜日曜の朝はゆっくりできるから良いよなあ〜
時計を見たら十一時、お腹空いたから何か食べようかな。
家には僕しかいない、ミサトさんとアスカは朝から出かけると言っていたんだよね。
食べるものはあったかな?冷蔵庫を見てみよう・・・
・・・
・・・
残念何もなかった。材料は多少あるんだけど作るのが面倒だなあ、何か買ってこよう。
顔を洗って服を着替えて、財布にお金は入っているかな?・・・うん、1000円あれば足りるな。
戸締り良し!玄関に鍵をかけて出発だ。
愛車はマウンテンバイク、ちょっとしたお出かけに便利なんだよね。隣にいつも停めてあるアスカのは無かった、自転車で出かけたんだな。
近くのコンビニへ行ってオニギリでも買ってこよう。
う〜〜ん、今日もいい天気だなあ。ご飯買ったら外で食べようかな。
近くのコンビニまでは五分で着くから便利だよね。
コンビニに入ったら結構混んでいるなあ、お昼前だからかな。
僕はカゴを取ってオニギリ売り場へ向かった。
おおっ!オニギリが前種類30円引きじゃないか、沢山食べるぞ〜
定番の梅干に明太子、おかか、昆布、チキンマヨネーズも買おう、それと鮭かな。
オニギリを選んだら次は飲み物だ、お茶が100円かこれを買おうっと。
他に買うものは無いからレジへ直行だ、モチロン合計値段は1000円以下だ。
コンビニを出たら、オニギリを食べる為に公園へ向かおう、天気がいい日は外で食べるに限るね。
公園に着いた、人は誰も居ない。こんないい天気なのに誰も居ないなんて寂しいなあ〜僕は見つけたベンチへ向かい腰をかけてコンビニの袋を開けた。
さあてどれから食べようかな。沢山あるとどれから食べようか迷っちゃうよね、目をつぶって取ったのから食べよう。
ええと・・・明太子か、ピリっと辛いのが良いんだよね。
いっただきま〜〜す。
パクッ
うん、美味だなあ。
パクパク、パクパク
ごちそうさま〜
お次は・・・鮭か。
パクッ
おっ鮭の切り身が大きいぞ。
コンビニのオニギリって大抵は具が少ないからこれは嬉しいなあ。
「あっシンジ〜」
おっ向こうから自転車に乗ったアスカがやって来た。
「やあ、用は済んだのかい?」
「うん、それより美味しいもの食べているじゃないのよ」
アスカの視線は僕よりオニギリの方に注がれていたよ、食いしん坊だなあ。
「オニギリ、お昼ごはんだよ」
「自分だけずる〜〜い、アタシにもちょうだいよ」
「あっ」
アスカは頬を膨らませると僕が食べていたオニギリを奪い取った、それは僕の食べかけだよ。
「もぐもぐ、やっぱりオニギリは鮭よね〜〜お茶ももらうわよ」
「だから〜それは僕の飲みかけだって〜」
「アタシの分を買ってないのが悪いのよ」
「そんな無茶苦茶な〜」
僕のお茶が〜〜
「チキンマヨネーズいただき〜〜」
「あ〜〜僕のチキマヨが、楽しみにしていたのに」
チキンとマヨネーズとご飯が絶妙にマッチしているオニギリがアスカに取られちゃうよ。
「何泣きそうな顔してんのよ〜アタシだって鬼じゃないんだから全部取るわけないでしょう、半分こよ」
「ほんと?」
「あったりまえでしょう、アタシを誰だと思っているの?優しくて可愛いアスカ様よ」
「鬼かと思ったよ」
「あ〜アタシの事そんな風に思っていたんだ?ムカつくから全部食べてやれ!」
あ、ああ〜マヨチキがアスカの口に入っていく〜〜僕のが〜〜
「ゴ、ゴメンよ〜〜優しくて可愛いアスカ様、僕にも半分ください〜〜」
「フン最初から素直にしてれば良かったのよ、ほら半分」
「あ、ありがとう」
すでにアスカは半分食べていたから残りは僕の分か・・・食べるの早いなあ〜
「残りのオニギリも半分ずつ貰うわよ」
「うん」
食べる分が半分になったけど、アスカと一緒に食べれるから良いかな。
誰も居ない葛城家、遅く起きたシンジ君はちょっと手抜きしてお昼ご飯はコンビニのオニギリ(^^;)
天気が良いので公園で食べていたら、食いしん坊のアスカちゃんがやって来て食べられてしまいました。シンジ君の食べかけをとって食べるアスカちゃんは計算していたのでしょうね(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION お手軽